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中高年の性告白

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【中高年の性告白】第177回「たった一度の浮気で離婚」愛知県在住O・Kさん(57歳)

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【中高年の性告白】第177回「たった一度の浮気で離婚」愛知県在住O・Kさん(57歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【たった一度の浮気で離婚】愛知県在住O・Kさん(57歳)

 高校時代につき合いはじめ、女房の妊娠を機に25歳で結婚した。2年前に銀婚式を迎えたが、恋人時代を含めると35年、一緒にいたことになる。

 お互い高卒だし同じクラスだったので、同窓会も一緒。長い年月のあいだには、別の女に目移りしたことも、ケンカをして何度も別れようと思ったこともあったが、早くに孫までできてしまっては、その気も失せてしまっていた。

 仕事は小さなカレー屋を経営している。じつは、その前に喫茶店をやっていてつぶしたことがある。

 女房はパートで働き、わたしは雇われ店長としてファミリーレストランで働いていた。けれど、どうしても再チャレンジしたくなって独立した。30歳のときだった。

 開業資金のほとんどは借金。女房は泣いて反対したが、なだめすかし、ときには怒鳴りつけてなんとか納得させた。

 だが経営はおもわしくなく、毎月の支払いに追われ、売上が低い日には集金日が怖い。仕入れのカネがないときなどは夜逃げも考えた。保証協会や金融公庫の返済も遅れがちとなり、とうとうサラ金にまで手を出し、借金はふくらむいっぽう。

 けれど、どうにかこうにか、二人で協力しながらここまでやってきた。

 そんな苦労をかけた女房を邪険にあつかえるわけもなく、商売柄、1日中一緒にいるので浮気が出来るわけもなく、わたしたちは友人知人、近所でも有名なおしどり夫婦で、そういわれることにも満足していた。

 だから夜のほうも盛んだった。

 女房は意外と淫乱の性癖があった。たまの休みに二人だけになると、昼間であろうとわたしの求めを拒絶しない。わたしも、どちらかというと好きなほうだし、若さやハリは失われたが、キメ細やかでさわり心地のいい女房の肌や、やせすぎず太りすぎでもない身体、そして子どもを二人産んでも締まりを失わないあの部分が気に入っていた。

 あしたがわからない水商売なので、子どもは二人で十分と考えていた。だから中に出すことはしなかったが、コンドームをつけるということもなかった。

 最後はいつも女房の口の中。女房もいとうことなく、自分の淫蜜で濡れたわたしをほお張り、吐き出される精液を快く飲み干してくれた。

 そんなわたしたちだから、よほどのことがない限り、週に2度は性生活を欠かさなかった。このまま二人仲むつまじく余生を送り、一緒の墓に入る。そう信じて生きていたのだった。

 けれど、そんなわたしたちに破局の訪れる事態が起こった。

 女房が交通事故にあい、しばらく入院することになった。看病は息子たちの嫁が順番でしてくれることになったが、店のほうがままならない。すると下の息子が女房の代わりを見つけてくれた。

 なんでも20歳の女の子で、ついこの前、勤めていたレストランを辞めたという。次の仕事先を見つけるまで暇にしているらしい。

 経験もあることだし、こっちとしても助かるので、早速、手伝ってもらうことにした。

 あらわれたのは、まぶしいばかりにピチピチとした女の子だった。

 細身のスタイルだが胸は大きく、すらりとした長身で、面長の輪郭に端正に整った表情は日本風の美人。髪の毛は素直で長い黒髪で、物腰もやわらかい。

 わたしは緊張をおぼえながら調理にはげんだ。彼女のほうも慣れた客あしらいで、店の常連も大いに気に入ってくれたようだった。

 女房は退院するまで3か月と診断された。そのあいだ、わたしは次男が紹介してくれた20歳の彼女と一緒に仕事をすることになる。

 名前は由希。笑顔がさわやかで言葉づかい丁寧で、しかし厚みのある唇とグラマラスな肢体が扇情的でもある。

 営業時間は11時から夜の7時までだった。つまり、1日8時間は由希と過ごすことになる。彼女の魅力は見た目だけの美しさだけでなく、食事をきれいに平らげるというところにもあった。

 食い物商売をしているから、そう思うのかもしれないが、どんなに着飾った美人でも食事の仕草や食べ終わったあとが汚ければ、台なしになる。わたしはそう思っている。

 美人の条件は、きれいに食べることができる人。由希は、まさにそんな女の子だった。

 まかないに何を出しても、おいしい、おいしいといってくれ、食器に飯粒一つ残さない。もちろん食べる仕草も優雅で華麗だ。

 わたしは年甲斐もなく彼女にほれ込んでしまい、休みの日は彼女に会いたくて身悶えしてしまうほどの衝動に駆られた。

 ある日、女房がいなくなって食生活も不規則になったのが原因か、わたしは風邪をこじらせてしまった。そんなことを知らない由希は、いつもの笑顔で店にやってくる。しかし、わたしは発熱と悪寒で立っているのもやっとの状態だ。

「マスター、きょうは休みにしましょう」

「けど……」

「1日くらいならお客さんもわかってくれます。なんならわたしが看病しますから」

 その言葉を耳にして、わたしは驚きをあらわにした。そして、かすかな邪心をいだきつつ、店の2階にある寝室に向かう。

 由希は、そんなわたしを案じて布団を敷き、おかゆをつくり、熱を測り、薬を用意してくれた。

「すまない。このぶんの給料も払うから」

「なにいってるんですか。そんなつもりじゃありません」

「でも……」

「病人は病人らしく、おとなしくしてください」

 由希は微笑を浮かべていう。

 この日、彼女が身につけていたものは、襟もとが大きく開いたニットシャツとひざ丈のスカート。

 畳に敷かれた布団の横で正座すると、太ももがむっちりと間近に迫り、スカートの奥がかいま見える。前かがみになっておかゆを食べさせてくれるときは、胸の谷間や乳房をおおうブラジャーがはっきりと見える。

 わたしは興奮をおぼえ、風邪どころではなくなった。

「汗、かいてるんじゃないですか?」

「ああ、薬が効いたのかな」

「着替えなきゃ」

 たんすを開けて下着を取り出そうとする由希。そのとき、長い正座で足がしびれたのか、よろけてわたしの布団に倒れこんできた。

「大丈夫」

 彼女の身体を支え、わたしはたずねた。そのとき由希は、潤んだ目でわたしを見る。

「ゆ、由希ちゃん……」

 由希は、視線をそらして立ち上がろうとする。けれど、わたしは腕に力を込めて放そうとしない。

「ダメ、お願い……」

「ダメなのか」

「ダメ……、じゃ、ない……」

 わたしは、そのまま由希に唇を重ねた。最初は身を強張らせていた由希も、次第に力をゆるめ、わたしの舌のこじ開けに応じてくれる。

 わたしはそのまま由希の乳房に手を伸ばした。服の上からでもわかるボリュームに、早くも股間はうずき勃起をはたす。

 シャツをまくりあげ、ブラジャーのすき間から乳房を揉むと、由希は甘い息を吐いた。

「感じるの?」

「わたし、胸が弱いんです」

 背中に手をまわしてホックをはずし、乳首にしゃぶりつく。

 由希は、かすかな喘ぎ声を出してしなだれかかってきた。わたしは由希を布団に倒し、乳房を舐りながら股間に手を忍ばせる。

「やん、ああん……」

 下着の中に手を入れ肉裂をまさぐると、由希の部分はしっとりと濡れている。わたしは肉ビラをかき分け、指を挿入させた。

「やん、だめぇ……」

 身をのけ反らせてしがみついてくる由希。膣圧があがり、指を締めつける。

 わたしは、2本の指で由希の内部を攪拌した。すると、とめどもなく蜜があふれ出す。体温は上昇し、甘酸っぱい匂いが立ちのぼりはじめる。

 わたしは由希の手を握って自分の股間に誘った。一物は血液が充満し、隆々と怒張している。

「いいんだね」

 わたしの問いかけに、由希はうつろに目を開けてうなずいた。

 わたしは急いで服を脱ぎ、由希におおいかぶさった。そして全裸にむくと、完璧に近い体躯を丹念に舐めつくす。

 由希は身悶えしながら、わたしの愛撫を受け入れた。

「あ、お願い、もう」

 その言葉を合図に、わたしは由希の足をひろげ、業物をあてがうと一気に奥までねじ込んだのだった。

 甘美な体験だった。若さというものは、これほどまでに素晴らしいのか、と認識させられた。

 由希は、甘い声をあげながら身をよじってよがる。内部は窮屈なほどの締まりでわたしを包み込み、多量の淫蜜でおおう。抜き差しをくり返すと由希の白い肌は紅潮し、盛りあがった乳房がタプタプとゆれ動く。

 わたしは狂いそうなほどの快感を味わいながら由希を堪能し、そして彼女の腹に濃厚なザーメンを吐き出したのであった。

 一戦が終わり、裸のまま抱き合う私たち。由希は、幼子のようにわたしの胸に顔をうずめていた。

 そのとき、階段を駆けあがってくる音が聞こえた。あたふたするわたしたち。服を着る間もなく部屋の扉が開き、そこには次男が立っていた。

「お、親父……」

 由希は次男に背中を向け、さめざめと泣きはじめた。

「違う、こ、これは」

「あんた、最低だな」

 そういい残し、次男は部屋を出て行く。わたしはうろたえ、そして由希はさっさと衣装を身につけはじめたのだった。

 わたしと由希のことは、当然、妻の耳にも入り、その日のうちに離婚届に判を押された。子どもたちは、とっくに成人しているので養育費の必要はないが、慰謝料はかかる。そして店を手伝う人間もなく、また、うわさがうわさを呼んで客足もぱったり途絶えた。

 家族に見放されたわたしは、孤独のままに生活している。ちょっとした出来心でしでかしてしまった浮気が、大きな災難となって降りかかってきた。これからどうやって生きていこうか。不安にさいなまれる毎日である。

  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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  • 【中高年の性告白】第177回「たった一度の浮気で離婚」愛知県在住O・Kさん(57歳)

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