Catch Up
キャッチアップ

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長
【アナルセックスをせがんだ大女優】奈良県在住H・Sさん(59歳)
父はサラリーマンだったので、その日の飯に困るということはなかったが、高校生といえば遊び盛りだし、本も買いたいし、映画も観たい。そこで奈良という地の利を生かし、観光客相手のガイドで小づかい稼ぎをすることにした。
本来ならばそれなりの資格のような物がいるらしいが、そのころは大人連中もさほど目くじら立てることもなかった。客のほうも本職よりも安くつくのが魅力らしく、とくに4~5人の女性グループにはウケがよかった。
本当は女子大生くらいの女の子相手が一番よかったのだが、彼女たちはカネがない。ところが中年女性だと小づかいもはずんでくれるし、なかには別料金で夜のガイドを頼んでくる客もいた。
つまり、一夜のアバンチュールの相手をさせられるわけである。
旅の恥はかき捨て。しかも、カネと暇を持てあました中年女の性欲はすごく、とくに数人の団体となるとあからさまにモーションをかけてくる。もちろん、一人で太刀打ちできないので、そんなときは友人を呼び集めたりして対処した。
わたしの童貞も、そんなふうにして失った。しかも、まだこの仕事をはじめて間もないころで、本当のことを知らされずに先輩に言いくるめられ、母親と同い年ぐらいのオバサンに迫られ、なかば無理やりに奪い取られた。
苦い思い出だが実入りはよかった。
そんなひどいパターンばかりではなく、なかにはうっとりするほど年若い――といっても三十路を過ぎているが、女性に手ほどきを受けたこともある。そんなときは、童貞を失っていても初めてのふりをすれば、相手もよろこんでチップをはずんでくれる。
慣れてくると、後輩や無知な友人に声をかけ、自分は相手を選び、とてもじゃないがご免こうむるという客は、彼らにまかせた。
そういった話を社会に出てからすると、観光地に育った同年代の連中は、場所を問わずに同じような経験をしているのを知った。
そんな高校時代を過ごしていたある日、わたしは猿沢の池で地図を片手に迷っている女性を見つけた。
「どうしました? よければ案内しましょうか」
わたしは早速、声をかける。
高そうなワンピースドレスに縁の広い帽子、それに大きなサングラスをかけた女は、不審な表情でわたしを見る。
「いえ、あやしいもんと違います。アルバイトでガイドしてるんです」
その言葉に、彼女はサングラスをとった。あらわになった表情を見たとき、わたしは思わず息を呑んでしまったのだった。
彼女は、テレビにもよく出ている女優だった。歳は40代半ばだったろうか、名前を明かすことはできないが、同年代以上の人間ならだれでも、いや、いまの若いものでも耳にしたことがあるはずの大女優だ。
マネージャーや付き人がいるはずなので、わたしは断られると確信し、謝ってその場を離れようとした。
「待って」
彼女は、そんなわたしを呼び止めた。
「ちょうどよかった、道に迷って案内がほしかったところなの」
「え?」
「あなたなら心配なさそうだし、お願いしようかしら」
わたしは耳を疑った。あとで知ることになるのだが、彼女はお忍びの一人旅を楽しんでいたところだったのだ。
わたしは意気揚々と、興福寺、東大寺、春日大社などを案内し、仏像や建築物の説明もした。彼女は子どものようにはしゃぎ、奈良公園ではせんべいに群がってきたシカに脅え、わたしに抱きついてもきた。
そのやわらかな感触と甘い匂いに、わたしはこれまで知ったことのない幸福を感じたのだった。
時間はまたく間に過ぎ、日が暮れはじめた。タクシーに乗って彼女をホテルに送り届けると、わたしは深く礼をして謝礼を要求しようとした。
「待って、もう少しいいでしょ」
「はい?」
「一人で食事だなんて、あまりにも寂しいじゃない。追加料金は払うから、もう少し一緒にいて」
奈良の一高校生にとって、彼女は雲の上の人だ。そんな人から一緒にいたいと誘われる。わたしは有頂天になって承諾した。
顔が差すからという理由で、彼女はルームサービスを頼んだ。部屋は最高級のスィートルーム。いままで食べたことはもちろん、見たこともない料理が並ぶ。
唖然としているわたしを前にして、彼女はようやくサングラスと帽子を取った。
改めて彼女の表情を見たとき、わたしはよけいに魂が抜けたような状態におちいってしまった。
テレビでは何度もお目にかかっている。しかし、やはり実物の魅力にはかなわない。
端正に整った表情、ゆで卵のような肌、真っ赤に染まった魅惑の唇と愁いを帯びたひとみ。
「どうしたの? はやく食べましょ」
わたしは、その言葉で我に返り、慣れないフォークとナイフを駆使し、すすめられるままにワインを飲んで至福の時間を堪能したのだった。
しかし、それだけで終わるものだと思っていた。まさか大女優が田舎の小僧を相手にするはずなどないと思っていた。
けれど彼女はわたしにシャワーをうながし、そのまま寝室へ誘う。バスタオルを腰に巻いたままのわたしを残し、彼女も浴室へ。やがてあらわれた姿を見て、わたしは夢を見ているんじゃないかという気分になった。
タオルで胸もとをおおっただけの姿で、彼女はわたしの前に立った。豊満な乳房は今にもこぼれ落ちそうで、谷間がくっきりと浮かんでいる。
「どう? わたしはきれい?」
妖艶な表情で彼女はたずねる。わたしが素直にうなずくと、うれしそうに最後の1枚も床に落とした。
さすが大女優は大胆だ。そんなことを考える余裕もなく、わたしの身体は硬直してしまった。
彼女はそんなわたしににじり寄り、乳房を支えて口にふくませてくれる。
「ええんですか、ボクで」
「あなた以外に、だれがいるの?」
わたしは夢中になって乳房を吸い、乳首を舐った。彼女は軽い喘ぎ声をあげ、わたしの手を陰部にいざなう。
「ここ、弄くって」
わたしはいわれるままに指を挿入し、かくはんした。蜜があふれ出し、指に絡まる。すると彼女は、わたしの手首を持って今度は後ろの穴に導くのだった。
「こ、ここも……」
それまで何人もの中年観光客を相手にしてきたが、尻穴への愛撫を求められるのは初めてだった。
さすが大女優は違う、と妙なことに感心しながら、わたしはすぼまった菊門を探る。
「やああん、こ、今度は」
彼女はベッドの上で四つんばいになり、わたしの尻を向ける。
「舐めて」
抵抗はあった。なんといっても脱糞する場所だ。いくらシャワーで洗っているとはいえ嫌悪感はぬぐえない。
しかし、ここで機嫌をそこねれば一巻の終わり、と悟ったわたしは、示す肛門に顔を当てて舐った。
「そ、そう、そうよ、あああん、たまんない」
腰をくねらせて彼女はよがる。そして、あろうことか今、度は挿入を命じた。
「こ、ここにですか」
「そうよ、ここなら中に出しても大丈夫でしょ」
ええい、ままよ、と思ったわたしは、いきり立った一物を支え、ツバで濡らして無理やりねじ込んだ。
彼女は、それまでの気品や清楚さをかなぐり捨てて悶え、喘いだ。わたしは窮屈なだけで、まったくのぬめりがない感触に耐え、抜き差しをくり返す。
彼女は気が狂ったように叫び、身をくねらす。わたしは彼女が達したことを見計らって、中に吐き出したのだった。
次の日の朝、驚くような金額を渡され、わたしはホテルをあとにした。
それからしばらくテレビや雑誌で彼女の姿を見るたびに、みょうな感慨に襲われた。そして、40年以上の月日が流れ、あの大女優はもうこの世にいない。
わたしも尻の穴に入れることができるほどの勢いを、いまは持ってはいない。
- 【選者紹介】
- 長月タケオ(ながつきたけお)
- 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
- 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
- 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
- おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
- 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
- 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
- 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
- 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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- 誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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