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中高年の性告白

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【中高年の性告白】第154回「4人を食い尽くした淫乱女子社員」東京都在住S・Nさん(60歳)

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【中高年の性告白】第154回「4人を食い尽くした淫乱女子社員」東京都在住S・Nさん(60歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【4人を食い尽くした淫乱女子社員】東京都在住S・Nさん(60歳)

 いまから十数年前、バブル以降の不景気も少しは持ち直し、とくにIT業界や投資会社が活況を呈していたころ。わたしの勤めているネット関連会社も売り上げが上向きとなり、設立後、初めての社員旅行が企画された。

 期間は3泊4日。だが、会社を空にするわけにもいかず、2組に分かれ順番での出発だった。

 小さな会社だったので、社員数は社長もふくめて30人ほど。部長職にあったわたしの組には男子4人、女子10人の計14名が加わった。

 借り切ったリムジンバスの中は、ラウンジかクラブをほうふつとさせる豪華さ。出発前から、我々は大いに盛りあがる。

 しかしY子だけは違った。

 Y子は当時、37歳。もともとおとなしい性格で、歓送迎会などの宴席でもビールを一口二口舐める程度だ。

 その日も、移動中に酒は飲まない、カラオケも興じない。シートにもたれて腕を組み、閉じたカーテンのすき間から外の風景をながめているだけだった。

 宿であるホテルに着き、温泉に入って宴会となった。先に会場に来ていた女の子たちは全員、浴衣姿。それまでの私服や普段の制服と違い、見違える色気が垣間見える。

 そして、Y子も浴衣に着替え、いつもは束ねている髪を無造作に下ろしている。

「先輩、なんだかいつものY子さんと雰囲気が違いますね」

 入社2年目のWがいう。

「なんか、熟女の色気っていうか」

 5年目のI。

「熟女は失礼やろ、まだ30代やで」

 大阪出身の途中入社、33歳のK。

「まあまあ、そんなことはあとでいいから」

 乾杯を終えると、最初は静かだったがすぐに盛りあがりを見せ、男連中は、それぞれ目当てとする女の子のとなりへ散らばっていった。

 わたしの席にも女子数人が酌に訪れ、それぞれがそれぞれに楽しい時間を過ごしていた。しかし、やはりY子は違った。

 ウーロン茶を飲みながら黙って箸を進め、周りの騒ぎにも我関せずという表情を浮かべている。酔ったWが近づき、ビールを勧めようとするが、がんと断る。

「部長、あれ、なんとかなりまへんか?」

 いってきたのはKだった。

「せっかくの旅行が台なしでっせ」

 たしかにKのいうとおりかもしれない。社員旅行といえば、慰労はもちろん、従業員同士の親睦も大きな目的だ。それなのに、むすっとして一人座っているだけなら参加している意味もない。

 わたしもそのとき、少し酔っていた。普段なら決して無理強いなどしないのだが、Y子の向かいにドシッと座ると、ビール瓶を持って差し出す。

「どうだね、1杯」

 Y子は驚いた表情を浮かべ、それでも固辞する。

「なんだ、飲めないのか」

「いえ、そんなわけでもないんですけど」

「じゃあ、1杯くらい大丈夫だろ」

「けど……」

 そのとき、Kが二人の間に割って入る。

「なんや、なんや、部長直々についでくれるちゅうのに、あんまり失礼とちゃうか」

 普段でも声の大きいK。それが声高に叫ぶのだから、全員の耳に届かぬはずはない。若手社員は全員、わたしたちのほうを見る。

 Y子はいたたまれなくなったのだろう、観念してグラスを差し出した。

「よおし」

 わたしはビールをそそぐ。両手で受け取ったY子は一気に飲み干してしまった。

「うわー、いい飲みっぷり」

「カッコいい!」

 周囲から声があがる。それと同時に、我も我もとY子にビールをつぐ。最初は困惑気味だったY子も、酔いがまわるにつれ機嫌のいい表情に変わった。

 その後、ホテル内のラウンジで二次会。このころになると完全な無礼講状態で、とくにWはY子にべったりとまとわり着く。

「ボクはですねぇ、あんまり若い子ってね、あんまり好きじゃないんスッよ。どっちかというとY子さんみたいなお姉さんが好みだなぁ」

「お姉さんだなんて、もう、おばさんよ」

「そんなことないっスよ、Y子さん、色っぽくてきれいで、あこがれちゃいますよ」

「いいんですか、部長」

 Iがいう。

「Wのヤツ、飲みすぎですよ」

「かめへんがな、Y子さんもまんざらとちゃうみたいやし」

 Kはいう。

「でもショックぅ、わたし、ひそかにWくんのこと狙ってたのにぃ」

 わたしのとなりに座る女子社員がいった。

「なんや、あいつよりオレのほうがよっぽどエエやろ」

「Kさん、スケベなんだもん。すぐにお尻、触ってくるし」

「コミュニケーションちゅうやつやがな、ほれほれ」

「いやん、部長、助けて!」

 みんながひとつになって盛りあがる。

 当時から社員旅行廃止論がささやかれはじめていたが、仕事のときとは違う表情が見られるだけでも有意義だと思う。とくに、普段はしかめっ面をしているY子の楽しげな表情を見られただけでも意義があったと感じた。

 二次会も終わり、わたしたちは部屋に戻った。男4人は同室で、飲みなおそうとも考えたが、いかんせんWが泥酔してしまい、その介抱に追われることとなる。

「たいして飲まれへんのに、エエ気になって!」

 Kはそういいながらも、かいがいしく背中をさすってやったり、水を飲ませたりしている。

 そのとき、部屋の扉のノブがガチャリと鳴り、すっと開く。驚いて訪問者を見るわたしたち。そこにはY子が立っていた。

「あ……」

 Y子はかすかな声をあげる。しかし、その目はうつろで、足もともおぼつかない。

「あれ? お部屋、間違っちゃった?」

 微笑を浮かべてY子はいう。

「い、いや、せっかくやから入っておいでぇや」

 Kはいう。

「そうねぇ、女の子ばかりのとこにいてもつまんないし」

 Y子はフラフラと我々の前まで足を進めてきた。そして、Wがうなり声をあげながら寝転ぶ布団のそばに腰をおろす。

「Wくん、どうしたの?」

「どうしたもこうしたも、Y子さんが飲ませるから」

 Iはいう。

「彼女のせいと違うやろ。コイツが限度も知らんと飲むからやしな」

「かわいそう」

 横座りになり、Wの頬をなぜるY子。

 浴衣の裾が割れ、白いふくらはぎがかいま見える。長く伸ばした黒髪がはらりとたれ落ち、表情の半分を隠す。

 ひろがった襟もとからのぞける乳房の谷間。白い肌が薄い桜色に染まり、妖しい目つきと半開きの唇が男の欲情を駆り立てる。

 いつの間にか男たちは無言になっていた。そして、射るような目線でY子の体躯を注視する。

 その視線にY子は気づいたのだろう。それまでWに向けていたひとみを、わたし、I、Kの順に送る。

「なんだか、みなさんの目、怖い」

 その言葉に、我々は急いで目をそらした。

「でも、悪い気はしないわ。殿方の視線を一斉に浴びるなんて久しぶり」

「あ、浴びたこと、ありますのん?」

 Kが緊張気味にたずねる。

「ふふふ、こう見えてもわたし、若いころはもてたのよ。学生時代なんて……」

 妖艶にほほ笑みながら、Wの頭をなで続けるY子。そのようすを見ながら、男3人は一様にツバを飲み込む。

「あら」

 そのとき、Y子はWの異変に気づいた。WはあこがれのY子に頭をなぜられ、胸もとを間近にしたことで、酔っているにもかかわらず股間をふくらませてしまったのだった。

「若いわね、こんなになってる」

 Y子は手を伸ばし、Wの股間を探る。

「や、やめてください」

「どうして?」

「ど、どうしても」

「贅沢いうなや」

 Kがいった。

「なんやったら、オレが代わっちゃろか」

 冗談かと思った。しかし、Kの目は真剣だ。

「き、Kさん」

 Iが制する。けれど、Y子もまんざらではない表情を浮かべている。

「ふふふ、頼もしいわね。いいですよ、でも、その前に」

 Y子はWの帯をとき、浴衣をひろげ、下着をずらす。

「や、やめてください、やめてください」

 拒絶を示すW。

「そんなこといっても、ほら、ココはピクンピクンって」

 Y子は屹立したWを握り、しごく。Wは苦悶の表情を浮かべ、いまにも泣き出しそうだ。

「も、もう、しんぼうたまらん!」

 KがY子にのしかかった。

「Kさん!」

「K!」

 わたしとIが止めようとする。しかしY子は、逆にわたしたちを押しのける。

「ふふふ、順番でネ。一度にすると壊れちゃうから」

 KはY子にむしゃぶりつき、帯をといて全裸にした。Y子はブラジャーをつけていなかったので、胸もとがすぐにあらわとなった。その豊満な乳房は、色艶といい、乳首の色合いや大きさといい、文句のつけようがなかった。

 KはY子を押し倒し、最後の1枚をはぎ取ると、乳首を吸って股間に手を伸ばす。

「あん、そんな、やん」

 乱暴な愛撫にY子は喘ぎ声を漏らす。

 部屋の中の空気が淫靡に染まる。Kを押しとどめようとしていたIも、目をらんらんと輝かせている。

 Wは股間をさらけ出したまま。Y子はKのまさぐりを受けながら、ふたたびWの股間に手を伸ばした。

「ここまできたら、一緒ですよね」

 Iがぽつりという。

「しても、しなくても、一緒ですよね」

 わたしは目を見張ってしまう。

 歳の割にはいつも冷静で、酒の席でも乱れたことのないIが、Kと同じことを考えている。

「部長、気取っていても仕方ありませんよ。これは同意の上ですよ。いや、Y子さんが誘ってきたんだ」

「部長、お先です」

 Kはいつの間にかY子の両脚をひろげ、腰を押しつけていた。そして、そそり立った一物をY子にあてがい、根元まで埋没させる。

「くう、ああん!」

 ひろがった口もとに、Iが一物を押しつける。Y子は、それを簡単にふくんでしまう。

「ああ、ああ!」

 Y子にしごかれていたWが達した。

「ああ、ええ気持ちや、ええ気持ちや」

「Y子さん、じょうずですよ、舌が絡まってくる」

 じゅぶじゅぶ、ぐちゅぐちゅと響く唾液と愛液の音。Y子から立ちのぼる芳香が、わたしを幻惑させる。

 いつしかわたしも、彼らの輪の中に加わってしまったのであった。

 そのあとのことは、あまりおぼえていない。我々はそれぞれにY子の口と膣内に射精し、満足した。寝ていたWも身体を起こし、思うがままY子を玩弄した。

 次の日、朝食の席で我々は無言だった。酔っていたとはいえ、多人数でY子を凌辱したのだ。万が一、訴えられでもしたら言いのがれはできない。

 少し遅れて女の子連中が姿をあらわした。もちろんY子の姿もある。

 我々は戦々恐々となった。しかしY子は笑顔で挨拶をし、若い子と一緒に朝食を採っていた。

 会社でもY子はなんら変わることがなかった。と、思っていたのはわたしたちだけだったのかもしれない。Y子は社員旅行の1か月後、突然、退社してしまった。

 理由はいまだわからない。あの夜に乱れた自分を恥じたのか、もしくは別の原因があったのか。ただひとつたしかなのは、彼女は酒を飲むと淫乱になる性格だったということだ。

 飲ませてよかったのか、悪かったのか。たぶん同じ思いを、WもIもKもいだいていたことだろう。

    
  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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