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中高年の性告白

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【中高年の性告白】第116回「童貞を奪ってくれた出前先のお姉さん」滋賀県在住H・Tさん(73歳)

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【中高年の性告白】第116回「童貞を奪ってくれた出前先のお姉さん」滋賀県在住H・Tさん(73歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【童貞を奪ってくれた出前先のお姉さん】滋賀県在住H・Tさん(57歳)

 いまから40年前、高校2年の夏休み。バイクを買うためにアルバイトをはじめた。しかし30万以上はする代物だ。ローンを組むとしても頭金がいる。

 当時、時給の相場は400円。10万円貯めようと思っても250時間働かなくてはならない。なんとかして新学期までに手に入れたかったわたしは、遊びに夢中の友人たちを横目に、朝は新聞配達、昼間はそば屋、そして夜はビアガーデンでウエイターの仕事をこなした。

 そば屋の仕事はもっぱら出前だった。そして常連さんの一人がナオミさんだった。

 彼女の仕事はキャバレーかなにかのホステスらしい。わたしが出前に行くのは午後3時ころ。彼女は化粧もしないボサボサ頭で、あくびをしながらアパートのドアを開けてくれた。

 それでも切れ長の目とスッキリ通った鼻筋、肉厚のある唇をした美しい人で、気だるい仕草も色っぽかった。夏のことだったから薄着でいるのは当然かも知れないが、姿を見せるときはいつもシミーズ、もしくはフリルのついたネグリジェ姿だった。

 白い素肌が透けて見え、ムッチリとした太ももや胸のふくらみがあらわになっている彼女の出で立ちは、17歳のわたしに強烈な印象をあたえてくれた。

 何度か出向いているうちに、二言三言言葉を交わすようになった。最初のころは無表情だった彼女も、いつしかほほ笑みを返してくれるようになる。それどころか、わざとノーブラの胸元を誇示するように前かがみになったり、シャワーを浴びたあとなのか、バスタオル1枚だけの姿を披露してくれたりもしてくれた。

 それだけでわたしの股間はムクムクとふくれあがり、胸がドキドキし、身体がかすかに震えはじめるのだった。

 それは雨が降った日のことだった。天気が悪いのでビアガーデンは休みになり、わたしはそば屋で残業していた。

 大将の命令で、わたしはナオミさんのアパートに空いた器を下げに出かけた。扉の横に置かれた器を取りあげようとした瞬間、ドアが開き、彼女が姿をあらわした。

「あら。きょうはまだ仕事なん?」

「はい。夜のバイトが休みになったから」

「夜のバイト? ほかにもなんかしてるん?」

 わたしは朝の新聞配達と夕方からのビアガーデンを説明する。

「そんなに働いて、なんか買うのん?」

「バイクがほしいんです」

 そのときのナオミさんは、ジーンズにTシャツ姿だった。下着姿のようなムンムンする色気はないけれど、薄い化粧をほどこし、髪を束ねた姿には、また違った華麗さがあった。

「バイトは何時まで」

「これを下げて終わりです」

「そうなん」

 そのとき、ナオミさんはのぞき込むような目でわたしを見る。

「わたしも、きょうお店、休みなん。よかったら遊びにけえへん?」

 その一言に、わたしのボルテージは一気に爆発した。

 雨が静かに降る夜、女性一人の部屋に招かれることが何を意味するのか。

 わたしは大急ぎで雨の中を店に走り、帰る準備を整えると、ナオミさんの待つアパートに駆け出したのだった。

 オレンジや黄色に彩られた部屋の中は化粧や香水の匂いが漂っていて、わたしは居場所を見つけられずに立ちつくしていた。

「そんなとこにおらんと、こっちへどうぞ」

 ナオミさんはベッドに腰かけ、わたしにとなりをうながした。

「あなた名前は?」

 ナオミさんはたずねてくる。わたしは名乗り、彼女もナオミという名を教えてくれた。

 部屋の中央に置かれた脚の低いテーブルには、ワインのボトルとグラスが二つ用意されている。

「お酒、飲める?」

「はい」

「よかった。一人で飲んでもつまらんし」

 ワインのコルクを開け、彼女はつぶやく。わたしはそそがれたグラスを口に運び、期待と緊張と不安で身体が硬直しているのを知った。

「バイク、ほしいんや」

「は、はい……」

「大きいの?」

「250㏄です」

「気持ちええんやろうね。走ると」

「はい」

「買うたら、乗せてくれる?」

 わたしはナオミさんの顔を見る。彼女はグラスの端を唇ではさみながら、うわ目づかいでわたしを見た。

「気持ちええこと、好きなん?」

「え?」

「わたしは大好き。ねえ、気持ちええこと、しょうか」

 わたしは思わずグラスを落としてしまいそうになった。ナオミさんはそんなわたしの手を取り、ゆっくりと唇を重ねてくれた。

 ベッドの上にわたしがあお向けになると、ナオミさんは自分で服を脱ぎ、パンティ1枚姿で覆いかぶさってきた。そしてわたしのシャツやズボン、下着をはぐと、額からほほ、そして首筋に舌をはわせる。そのなめらかで、やわらかで、湿った感触に、わたしの身体はビクビクと脈打ちはじめる。

「初めて?」

「はい」

「ふふ、カワイイ」

 乳首が口にふくまれると、くすぐったい感触で筋肉が震える。胸板からみぞおち、そして下腹を伝い、彼女はとうとうわたしの股間に顔をうずめた。

「もうこんなんなってる」

 わたしのペニスはナオミさんの部屋を訪れた時点で力がこもりはじめ、このときには破裂しそうなほどふくれあがっていた。

 彼女はその様子をうっとりとした目で見つめ、やがて指でつまむと、舌を伸ばしてなぞった。

 絡まりつく舌がわたしの全部をぬぐい、まとわりつく。やがて唇を開けたナオミさんは、わたしをほお張り、ヌメヌメした温かい粘膜で覆ってしまう。

 吸い込みながら首を揺り動かし、舌をからめるナオミさん。その感触に、わたしは早くも暴発しそうになる。

「ううんん、うんうんん、ん、ええんよ、このまま出してもええんよ」

 わたしはナオミさんの髪に手を忍ばせ、かすかに腰を振る。そして、そのまま彼女の求めどおり、ほとばしりをドクリと放ってしまったのだった。

 身体中の体液すべてが吐き出されてしまったような快感に、わたしは意識が薄らぐ感動をおぼえていた。彼女は残り汁まで搾り出し、萎えつつある一物を咥えたまま、舐り続けてくれた。

「じゃあ、今度はちゃんとさせてあげる」

 盛りあがった乳房をわたしの顔面に示し、彼女は手を導いてくれた。その乳肉は、力を込めれば指が食い込んでしまうほど柔らかでありながらハリに満ち、両手の平で支えるとずっしりとした重量感がある。

「舐めて」

 押しつけられた乳房に、わたしは吸いついた。小さな桜色の乳首をふくみ、胸乳をわしづかみにする。

「うん、いい、そうよ、そう」

 彼女は乳塊をあたえながら、わたしの股間をまさぐる。しなやかな指でつかみ、握りしめられると、一物は早くもグングンと復活をとげる。

「すごい、若いってステキ」

 彼女はわたしの手を下着の中へいざなった。茂った陰毛の向こうに、口を閉じた陰裂が存在する。

「ここよ、ここにアナタが入るの」

 指を立てるとヌルリと中までめり込む。内部は温かで、すでになめらかに潤っている。

 わたしは2本の指で蜜筒をかきまわしてみる。

「あん、あかん、乱暴にしたらダメ」

 彼女の言葉にしたがい、わたしはゆっくりと出し入れをくり返す。

「うん、そうよ、そう……。うん、気持ちいい」

 やがて彼女は、最後の1枚も脱ぎ捨てた。わたしにじっくりと彼女の裸体を鑑賞する余裕はなかったが、それでもうっとりしてしまうほど官能的だという意識は持つ。

「もうええよね、挿れたいでしょ?」

 わたしは黙ってうなずく。

「挿れたげる。わたしに中に、アナタのオチンチン、挿れたげる」

 わたしの上にまたがり、ペニスを手に取って彼女は部分にあてがった。

「うん……」

 ズニュリという感触とともに、わたしがナオミさんの内部にめり込む。その瞬間、ぬめりのある粘膜に覆われ、柔軟な圧力で締めつけられる。蜜があふれ出して包皮に染みつき、熱いくらいの体温で包まれる。

「あん、固い、大きい」

 彼女はゆっくり、やがて大きく腰を振りはじめた。わたしが彼女の中へ埋没し、ふたたび姿をあらわす様子がよく見える。

「どう? 気持ちいい? わたしのココ、いい? ううん、わたしもイイ、あん、感じちゃう」

 自分で乳房を揉みながら喘ぎ、悶えるナオミさん。髪を振り乱して身をよじる姿は、妖艶で淫靡。

 わたしはそんなナオミさんの姿を見つめながら、2度目の到達をおぼえる。

「ああんああん、いい、すごくいい、刺さるの、奥まで届く」

 グラインドが早まるにつれ、締まりが強まってくる。わたしはせりあがってくる精子の塊をおさえつつ、彼女の感触を味わう。そしてとうとう、そのまま彼女の内部に射精をはたしてしまうのだった。

「うん、わたしはまだやのに。そやけど童貞くんやもんね」

 彼女はわたしの額をなでながら、やさしくつぶやいてくれた。

「これからも、もっともっとシテね。わたしがちゃんとした男にしたげるから」

 けれど、彼女との行為はそれだけだった。

 朝昼晩の過労がたたってか、わたしは夏風邪を引いて寝込んでしまった。1週間ほどしてそば屋のバイトに復帰したとき、彼女から出前の注文はこなくなっていた。

 気になって、帰り際にアパートに出向いては見る。しかし、呼び鈴を押しても、ドアをノックしても返事はない。

 そのまま夏休みは終わり、ビアガーデンは閉店。授業があるのでそば屋のバイトもやめた。

 新聞配達だけは続け、予定よりも遅くなったが9月の終わりにバイクを購入。苦労して買ったバイクで最初に出かけたのは、ナオミさんのアパートだった。けれど、アパートは空き部屋になっていた。

 わたしに初めての経験をあたえてくれた人は姿を消した。甘美で切ない思い出を、わたしに残したまま。

 
  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
  • 【中高年の性告白】第116回「童貞を奪ってくれた出前先のお姉さん」滋賀県在住H・Tさん(73歳)

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