Catch Up
キャッチアップ

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長
【人妻に誘惑された旅館のアルバイト】青森県在住K・Yさん(68歳)
まだ大学生のころ、夏休みにとある温泉旅館でアルバイトをしていた。そこに熟年夫婦が訪れてきた。いや、熟年なのはだんなのほうだけで、婦人は30代半ばの女盛りだった。
偉丈夫そうなだんなへかしずくように、婦人は始終、つつましやかだった。わたしが荷物を持ち、部屋に案内するあいだも、うつむき加減でだんなのあとにしたがっていた。
そのだんなが急用だとかで、突然、宿を出ることになった。自分も帰ると言いはった婦人だが、だんなはせっかくだからしばらく逗留するように、と言い残していった。
その日の晩、急な宴会が入ったとかで、仲居さんたちはみんなそちらのほうに出払った。しかたなくわたしに夜具を整える役目を命じられ、婦人の部屋におもむいた。
「まだお若いのね。学生さん?」
わたしは、そのとき初めて婦人の声を聞いた。まさに鈴を転がすような華麗な声色だった。
「アルバイト?」
「は、はい」
「そう、大変ね」
わたしは部屋中に漂う甘酸っぱい匂いと、座椅子で所在なげに座る婦人の姿に緊張しながら布団を敷いた。
「ご苦労様。はい」
準備を終えたわたしに、婦人は紙包みをわたす。
「いえ、アルバイトは受け取るわけには」
「遠慮しないで。いわなければ、だれにもばれないわ」
固辞するわたしの手を婦人は握りしめる。そのしなやかで冷たい指の感触に、わたしはドキドキしながら受け取った。
人に知られるとまずいので、わたしは便所に入って紙包みを改めた。なんとそこには、1万円札が納められていた。
当時の1万円といえば大金だ。わたしは驚き、やはりこれは受け取ってはいけないと判断した。そして仕事が終わると、すぐに婦人の部屋に行った。
「いいじゃないの。わたしの気持ちよ」
「しかし、布団を敷いただけでこの金額は」
「お高いかしら?」
「はい」
婦人は、布団の脇に座って正座するわたしを見つめる。
「じゃあ、こういうのはどうかしら。わたしが今晩、あなたを買うの」
「買う?」
「そうよ。殿方は温泉に行くと、よくなさるらしいわね。按摩さんとか芸者さんとか」
「え? いえ……」
「夫が帰って一人で寝るのは寂しいの」
婦人はそういってわたしににじり寄る。
「わたしじゃダメ?」
柳のように細い眉、奥二重で切れ長のひとみ。スッキリと通った鼻筋にポッテリとした小さな唇が小さな輪郭に整って納まっている。
わたしは婦人の視線に幻惑をおぼえた。
「ね、いいでしょ」
小さくほほ笑み、婦人はわたしに顔を近づけてきた。
白い素肌に漆黒の髪、結いあげられたうなじからのぞくかすかな後れ毛。
わたしに拒絶する勇気はなかった。
婦人はうっとりとひとみを半開きにし、唇を近づけてきた。わたしは気おくれしながらも受け止める。すると婦人は、わたしの右手を浴衣の襟元から乳房にさそう。なめらかで張りのある感触が、わたしの手のひらに伝わってきた。
「もっと、力を入れていいのよ」
手を押しつけて、まつ毛を濡らした婦人がいう。わたしは、思いきってわしづかみにしてみる。
「あん……」
婦人は横座りになって短い声をあげた。
乱れた裾からくるぶしとふくらはぎが顔をのぞかせ、腰の辺りが艶めかしく揺れる。わたしは我慢の限界をおぼえ、婦人を思いきり抱きしめた。
「うん、あん……」
抱きしめたまま互いの唇を吸い、舌を絡めあう。しばらくして婦人は顔を離し、うれしそうにわたしを見る。
「女の経験は」
「少し」
「残念。でもいい」
婦人は布団の上に座りなおし、首をかしげ、うわ目づかいでわたしを見て手招きする。わたしは、はいつくばりながら近寄り、いきなり覆いかぶさった。
「だめ、あせらないで」
わたしを押しのけ、婦人はいった。そして、束ねていた髪をとくと、浴衣の帯をゆるめる。
「あなたも脱いで」
わたしはあせりながら、身につけていたものをすべて脱いだ。婦人はわたしの裸体を見ると艶然とした笑みを浮かべ、すでに大きく勃起した一物を手に取る。
「すごい、固くて大きい」
うっとりとした目でわたしを見る。そして、握りしめた一物をゆっくりとしごきはじめる。
「ビクンビクンしてる。おいしそう」
婦人は大きく唇を開くと、わたしをいきなり呑み込んだ。
舌が絡まり、口の中の粘膜に覆われる。首をかたむけると先の形がほほに浮かびあがり、根元まで呑み込めば喉のやわらかいところでわたしを包む。
「うん、あん、ふうん」
上品で清楚な顔面に、わたしの醜い一物が出たり入ったり。婦人の赤い唇からよだれがこぼれ、はだけた襟元から乳房がかいま見える。
「ふぅうん、ああ、わたしも気持ちよくして」
婦人は腰をおろしたまま大きく脚をひろげた。
眼前にパックリと口を開けた肉裂がさらけ出される。色づいた部分はグロテスクだったが、わたしはまるで催眠術にでもかかったかのように、いとうことなく婦人の股間に顔をうずめる。
「ああん、そうよ、そう!」
割れ目に舌を忍ばせ、あふれ出てくる愛液をすする。亀裂の真上にある淫豆は大きくふくれあがり、先をなぞると婦人は身をのけ反らせて喘ぎ声をあげる。
「ああん、そうよ、そう。あん、もう、ああん」
夢中になって吸いついていると、婦人はいきなりわたしを押し倒し、そして浴衣を全部脱いだ。あらわれたのは真っ白に光沢を放つ、まるで白磁のような裸体だった。
細くて長い手足に淫靡な腰つき、そして豊満に盛りあがった乳房。桜色の乳首がツンと上を向き、栗色の茂みが恥丘を覆っている。
「これからわたしを、ご馳走してあげる」
あお向けになったわたしにまたがり、婦人は指を股間に導いてくれた。
「濡れてるでしょ。ここにあなたが入るのよ」
わたしをつまみ、腰を浮かせて部分にあてがう。そしてゆっくりと身体を沈めると、わたしの先端が婦人の肉ビラをかき分け、カリのくびれまですっぽりと納まる。
「ああん、ひろがる」
押し込められた陰唇が弾き返すようにもとに戻り、そしてわたしを咥え込みながら呼吸する。わたしはメリメリと音を立てるように婦人の中に埋没していく。そして、根元までうずまると、婦人は大きなため息をついた。
「うん、届く、奥まで届く」
最初はゆっくり、やがて性急に抽送がはじまる。婦人はわたしの手を乳房に押し当て、腰を上下左右に振る。屹立したわたしが婦人の内部をかき混ぜれば、ちゅぷちゅぷといやらしい汁が漏れ出る。
「いやん、いい、ああん!」
わたしは身を起こし、婦人に抱きついた。そして乳房を揉み、乳首を吸いながら突きあげる。
「ああん、ああん、やん、ステキ、ああん、ダメ、あん、もう、あ……!」
膣壁の締めつけがきつくなり、わたしはそのままほとばしりを放った。婦人はのけ反りながら全部を受け止め、そして、ゆっくりと崩れ落ちたのだった。
次の日、だんなが迎えに来て婦人は宿をあとにした。あの淫乱な姿とはまるで別人のようなつつましやかさで。
- 【選者紹介】
- 長月タケオ(ながつきたけお)
- 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
- 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
- 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
- おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
- 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
- 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
- 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
- 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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- 誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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