演技か本気か、歴代スターが魅せた淫らすぎる艶技の数々。視線、声、指…。細かいしぐさに魔性が宿る！

「神は細部に宿る」という格言があるが、それをもじって言うなら「エロも細部に宿る」。床上手な女優たちが濡れ場で見せた、男殺しなセックステクをジャンル別に検証してみた。

　最初はキス上手部門。たかがキス、されどキス。本誌編集部が選定したキス名人女優ランキングの3位は深田恭子（40）だ。

「ドラマ出演が多いため、肌の露出度が高いとは言えませんが、深キョンのキステクはなかなかのもの。　出世作となった連ドラ『神様、もう少しだけ』（フジテレビ系・1998年）では、金城武を相手に早くも熱っぽい“恋人キス”を披露しています」（テレビ誌記者）

　彼女が演じるヒロインの女子高生は、たった一度の援助交際でHIVウイルスに感染してしまう。

　そんな深田の心の支えとなるのが、金城ふんする音楽プロデューサー。2人はやがて恋に落ち……。

「前年に女優デビューしたばかりの深キョンは当時16歳。まだ初々しさの残る彼女が金城と舌を絡めてみせる大胆さに、大物女優の片鱗が窺えました」（前同）

　彼女がさらに“性長”した姿を見せてくれたのが連ドラ『セカンド・ラブ』（テレビ朝日系・15年）で、

「深キョン演じる高校教師と、亀梨和也ふんする挫折したダンサーの一途で激しい恋が描かれました。　2人のハグ＆キスは完全に本気モード。ドラマ放映後、真剣交際に発展したのも納得のベロチューを披露しています」（芸能記者）

　2位はNHKドラマ『セカンドバージン』（10年）で、年下の妻あるエリート官僚と禁断の恋に落ちる、シングルマザーの出版プロデューサーを演じた鈴木京香（55）。

　相手役を演じた長谷川博己とドラマ後、熱愛関係になったことでも分かるように、2人のカラミにはリアリティがあった。

　翌11年には劇場版『セカンドバージン』も公開。

「映画ではタイを舞台に重傷を負った長谷川を鈴木が看病するんですが、回想シーンで2人のめくるめくようなエッチが描かれます。　黒キャミ姿で“いや、ダメ、許して”と、ベッドの上を逃げ惑う京香を抱きすくめた長谷川が強引に唇を奪うと、彼女は一気に脱力。自分から彼と舌を絡め合うようになるあの艶技は、名人芸でしたね」

　と、映画評論家の秋本鉄次氏も彼女のキスのうまさを絶賛する。

　1位は連ドラ『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』（フジテレビ系・14年）と劇場版『昼顔』（17年）で、斎藤工ふんする妻ある高校教師と不倫する人妻を演じた上戸彩（38）。

　スーパーにパート勤務する平凡な主婦・上戸は、万引きした生徒の担任だった斎藤と出会い、次第に惹かれ合うようになる。

　連ドラでも2人の熱いキスシーンが話題になったが、劇場版のキスは、さらに濃厚なものに。

「最初はぎこちなく、回数を重ねるたびに、どんどん上達していく上戸のキスは“ディープキス講座”さながらでしたね。おぼこいフリして、実はキス名人という」

　と言うのは芸能ライターの織田祐二氏。

　人気美熟AV女優の川上ゆうさんは、上戸のキスについて次のように言う。

「キスの前に2人で手をつなぐんですが、そうすることで愛おしさや、“これから何かが始まる”という雰囲気が出ますよね。　2人ともキスするときは目をつぶっていて。唇を離したときに、お互いの目が合う瞬間がすごくかわいい。2人で同じ空気を感じていたんでしょう。演技を超えた自然な心の交流が感じられて、素晴らしかったです」

　お次は舌のテクニシャンを称える舌技部門。

　ランキング3位は、映画『Red』（20年）で濃厚な濡れ場を演じた夏帆（32）。

　エリート商社マンの夫（間宮祥太朗）、保育園に通う長女、姑とともに、何不自由なく暮らしている若妻にふんした彼女が、かつての恋人だった建築家（妻夫木聡）と10年ぶりに再会。彼との不倫に溺れる物語だ。

「夏帆が隙間風の吹き始めた夫に求められて、ベッドでフェラするシーンは生々しかったですね」

　と前出の織田氏が言う。

「夫の股間にかがみ込み、肉棒をシゴキながら唇をすぼめてパックンした彼女は、ングング喉を鳴らしながらフェラするんですが、夫がイッた後、ティッシュにペッと精液を吐き出す演技が実にリアルだった。　かつて隠れ巨乳といわれた美少女が、ここまでやってくれるのか、と感慨深いものがありましたよ」

　恋人役の妻夫木に乳を揉まれた夏帆が息を荒らげ、泣き顔になりながら、彼の舌と舌を絡ませるシーンもエロさ満点だった。

　2位は映画『モテキ』（11年）で、突然、モテ期を迎えた主人公（森山未來）に口移しでコップの水を飲ませた長澤まさみ（36）。

　清純派だった彼女が森山にTシャツの上から、おっぱいをわしづかみされるシーンとともに、語り継がれている名場面だ。

「水の口移しキスって5～6回セックスした間柄ならアリだけど、初対面でやるのは至難の業。これができる長澤さんは、すごいです。　相手が逃げない男だという自信があるから、できること。森山さんと交わす目線で、口移しするタイミングを図っていたのも見事でしたね」（前出の川上さん）