1位は映画『彼女がその名を知らない鳥たち』（17年）で、松坂桃李を相手に、夜の路上で即尺してみせた蒼井優（38）。

　彼女のことを一途に愛する土木作業員（阿部サダヲ）と、経済的な理由から同居しているヒロインの性悪女にふんした蒼井は、彼のことは邪険にするくせに、松坂演じる百貨店のイケメン販売員にはベタボレ。

　松坂の歓心を買うために、路上で、いきなり彼のズボンのチャックを下ろした彼女は、取り出したチ○コをおクチに含むのだ。

「蒼井の“奇襲口撃”に、松坂はものの数秒で撃沈。この作品に限らず、彼女の濡れ場の上手さは特筆モノ。　バストトップこそNGですが、全裸も辞さずに濡れ場に挑む女優魂はアッパレです」（前出の秋本氏）

　女優の切ない喘ぎ声も濡れ場には欠かせない。

　喘ぎ声部門の3位は映画『female　夜の舌先』（05年）で、真に迫った喘ぎ声と淫らなセリフで、見る者をチンボーたまらなくさせた高岡早紀（50）。

　彼女ふんする女子工員が、南の島の土産に買って帰ったお香を焚くたびに、夜ごと男とヤリまくる淫らな夢を見る、という物語で、

「奔放に男とまぐわう高岡の痴態は圧巻。立ちバックでハメられたまま部屋を練り歩き、つながったまま階段を下りてくるという、難度の高い荒業も見せてくれます」（秋本氏）

　ベッドでハミ乳や深い胸の谷間を披露するのも眼福だが、行為の最中の「アァ～ン、アァ～ン」という喘ぎ声もエロい。さらに、

「あぁ～ん、こんなの初めて。いろんなところがこすれて、気持ちいい～ッ」

「もどかしくて、どんどん欲しくなる……」

「ね、キスして！」

　などと淫らなセリフをつぶやくのだから、もう、たまらない。

　2位は映画『生きちゃった』（20年）で、大声を上げながら騎乗位ファックを披露した大島優子（35）。

　彼女が演じる人妻は、夫がいながら別の男を自宅に連れ込み、白昼堂々、騎乗位でまぐわう大胆な女。

　そこに夫が帰って来て……という修羅場必至の展開になるのだが、

「着衣のまま夫の目の前で男にまたがった彼女は、“アア～ッ、アアア～ッ”と絶叫しながら、腰を振るんですよ。目を開いたり、閉じたりしながらセックスに没頭する大島の艶技は、AKB48時代には想像もできなかったですね」（織田氏）

　喘ぎ声部門の1位は映画『ベロニカは死ぬことにした』（06年）で、全裸のオナニーシーンを披露した真木よう子（41）。

　自殺未遂をして人里離れた療養所に入所しているヒロインにふんした彼女は、月明かりの差し込む部屋で、Gカップ乳を揉みしだき、股間に指を這わせるのだ。

「静脈が青く透けた真木のデカパイは見応えアリ。最初は白いシャツを羽織っていたのに、声を上げながらオナニーするうちに全裸になってしまうという演出もエロかったです」（織田氏）

　映画でオナニーが描かれることは珍しくないが、

「オナニーは小さな声で息を殺しながら、でも、息が漏れちゃうような感じでするのが普通だと思うけど、これは全然違うパターン。　男性が目の前にいて、彼を挑発しているようなオナニーですよね。だからこその大声だし、真木さんも自分の喘ぎ声を聞きながら、どんどん感じているんじゃないかな」（川上さん）

　お次はイキ顔＆エロ感度部門。ランキングの3位に入ったのは映画『蛇にピアス』（08年）で、全裸のファックシーンに挑んだ吉高由里子（35）だ。

　細身で華奢な彼女が、全身に刺青を入れたスキンヘッドの彫り師（井浦新）に、荒々しく犯されるシーンはド迫力だった。

「革のバンドで後ろ手に拘束された吉高が、小尻をスパンキングされながら髪をつかまれ、バックで犯される場面は見ていて痛々しいほどでした。　でも、最初は女子高生みたいなロリ声で泣き叫んでいた彼女が兆し始めて、最後は“ヒィイ～、ヒィイ～”と手放しで、よがり泣く感度のよさは演技というより天性なのかも」（織田氏）