高嶺の花が、その体で、その声で、その汗で表現した禁断の性の悦び！

「昔から“一盗二婢”と言うように、他人の妻とイタすのは、男が一番興奮するセックスとされています。　濡れ場も同じで、人妻にふんしたスター女優が悶え、乱れる姿ほどソソられるものはありませんよ」

　こう断言するのは、映画評論家の秋本鉄次氏。

　そこで今回は、人妻役を演じた銀幕女優の濡れ場名シーンを届けよう。

　若い頃は“隠れ巨乳”といわれた夏帆（32）が不倫に溺れる若妻を演じたのが、『Red』（2020年）だ。

　エリート商社マンの夫、保育園に通う長女、姑とともに何不自由なく暮らしているセレブ妻の彼女だが、マザコンでモラハラ気味の夫（間宮祥太朗）、口うるさい姑との生活に息苦しさも感じている。

「物語前半、夏帆が彼にフェラして性欲処理。おクチに出された精液をティッシュにペッと吐き出すシーンがあります。マンネリ気味の夫婦生活を生々しく描き、リアリティがありました」（映画ライター）

　そんなある日、かつての恋人だった建築家（妻夫木聡）と10年ぶりに再会した彼女は、戸惑いながらも彼と不倫関係になる。

「2人のセックスは、とにかく粘着質。妻夫木はベロチューから夏帆の背中、首、胸、足、はては足の指まで舐めまくるヘンタイぶり」

　と、2人の濡れ場を絶賛するのは、芸能ライターの織田祐二氏。続けて、

「夏帆のたわわなおっぱいがプルプル揺れるのを体感できます。汗まみれになって“ヒィ～、ヒィィ～”とよがりまくる夏帆のイキっぷりも激エロです」

　熟女AVスターにして、自身も人妻の木下凛々子さんは、次のように言う。

「死ぬ前に、あんなセックスがあったんだ、って思い出しそうな刹那の濃厚さに涙が出ました。秘めた情熱を解放する夏帆さんの切ない顔が素晴らしかった」

『ロマンスドール』（20年）で、高橋一生ふんするラブドール職人の妻を演じたのは、蒼井優（38）。

　ラブドールのモデルに応募してきた彼女と恋に落ち、夫婦になった2人。理想のラブドールを製作するために情熱を燃やす高橋は、全裸の蒼井をスケッチする。

「夫の目の前で、彼女がM字開脚してオマ◯コをクパァッ。濡れ場で騎乗位になり、腰をグラインドさせながら、気持ちよすぎて笑ってしまう蒼井の艶技は、圧巻でした」（前出の織田氏）

　耳舐めから首舐め、そしてフェラと男の体を軽やかに愛撫しながら、騎乗位になると「ふふふっ」と笑いながらキスの嵐……。そんな彼女のテクに注目するのは、前出の木下さんで、

「最後は真剣な表情で“好きよ”とつぶやいてから、体をガクンとのけぞらせてアクメに達し、バタンと倒れ込む。これだけの床上手でありながら、ウブっぽく見えるのが蒼井さんの魅力だし、すごいところ。絶対、男は“沼り”ますよね」

　上戸彩（38）が妻がいる高校教師（斎藤工）と不倫する人妻を演じたのは、劇場版『昼顔』（17年）。

　上戸演じるスーパーのパートで働く平凡な主婦が、店で万引きした高校生の担任だった斎藤と出会い、道ならぬ恋に落ちてしまう連ドラ『昼顔～平日午後3時の恋人たち～』（フジテレビ系）の後日談で、

「ドラマの最終回で別れた2人ですが、数年後に偶然再会。焼けぼっくいに火がついてしまい、貪るように、互いを求め合います」（前出の映画ライター）

　肌の露出は最小限だが、

「斎藤のデカい手で、上戸のデカパイが揉みしだかれるシーンは興奮モノ。　雨に打たれた2人が河原で抱き合い、情熱的なキスを交わす場面でも、濡れた服越しに彼女のおっぱいの量感が伝わってきました」

　と織田氏は絶賛する。

「男に組み敷かれ、正常位で貫かれた上戸がお返しのキスで女の喜びを表現していたのも見事でしたね」

『人間失格　太宰治と3人の女たち』（19年）で、小栗旬ふんする作家・太宰治の妻を演じたのは、宮沢りえ（50）。

　戦後の混乱期を生きた無頼派の作家・太宰と、その妻、最後の愛人（二階堂ふみ）、別の愛人（沢尻エリカ）という3人の女性の愛とセックスが描かれるが、

「小栗と二階堂、沢尻の肉欲セックスとは対照的に、放蕩三昧の太宰を支え続けた妻・宮沢との濡れ場は、しっとりとした艶やかさがありました」（映画ライター）

　2人の幼な子と、生まれたばかりの赤ちゃんの子育てに追われる宮沢は、やつれてはいるが、着物姿がミョ～に色っぽい。

「泥酔して帰宅した小栗は玄関の上がり框で宮沢を押し倒し、着物の裾を割ってズッコン！　小刻みに腰を使う男とは対照的に、彼女の冷めた表情が印象的でしたね」（前同）