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【山之上彼方プロフィール】
陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。
「浦島太郎に学ぶ?生きるテクニック」
コロナ禍になってから、命について考えることが多いです。でも、テーマが重いので疲れてしまいます。そして思うのです。「健康って本当に面倒臭い。そんなものを考えなくても、永遠に若く楽しく生きていける世界ってないのかな」と――。
よく考えたら、ありましたありました。そう、竜宮城です。浦島太郎が迷いこんだ海の中の楽園。この伝説を辿ると、なにか不老不死のヒントがあるかもしれません。
浦島太郎が初めて日本の文献に出てくるのは「日本書紀」。ただしここでは「浦島子が亀に化けた女性と結婚し、蓬莱山に行った」という簡単な記述のみ。これが平安時代に入り、なぜか「浦島子伝」という「セックス指南書」に進化していくのです。
筋書きは、仙人の浦島太郎が亀に身を変えた姫と出会って結婚。そして浦島は乙姫によって、若返りの仙薬や性愛のテクニックを施されます。そう、浦島太郎の元ネタは「回春」の修行話だったのです。なかなかに具体的なエロ記述があるようで、「日本最古のポルノグラフィ」と評する研究家もいるほど。歌の歌詞にも出てくる「タイやヒラメの舞踊り」のタイは「綢繆(ちゅびゅう)」という体をもつれあわせる意味の言葉。ヒラメの原文「魚比目」もやはり「対面側臥位」という性交の体位を示すものだったといいます。これを幼児たちが無邪気に歌っていると思うと焦ります。
今のように「亀を助けて竜宮城にいき、玉手箱を開けたら年を取った」という内容になったのは明治時代。国定教科書に載せるため、「セックス→宴」に変換したようです。
この「浦島子伝」に登場する男女交合のテクニックは、どれも平安時代に記された医学書「医心方」に登場するもの。平安貴族にとっては、物語というより、若返りをもたらす秘術が書かれたマニュアル本だったようですね。
しかし「浦島子伝」がすごいのはそれだけではありません。なんと夫婦の格差問題についても描かれているのです。
妻の乙姫は仙人の中で位の高い「天仙」。しかし浦島は、天仙になる途中の「地仙」。この格差によるストレスで浦島は痩せ細り、帰郷を決心します。
このように、なかなかリアルで身につまされる浦島太郎伝説。ラストの玉手箱の中身についても、今なお論争が続いています。
江戸時代「南総里見八犬伝」で一世を風靡した滝沢馬琴は「竜宮苦界玉手箱」という作品で、玉手箱の中から出てきたのは、今まで遊びほうけた分の「請求書」だという強烈なオチをつけています。ギャーッ!
どの時代も生きるって大変ですね。いっそ玉手箱を「開けない」という選択肢もアリです! 場合によりますが、現実逃避も時には大事。自分にやさしく過ごしましょう。
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