【山之上彼方プロフィール】

陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。

【宇宙飛行でＺＯＺＯＺＯＺＯッ！？】

　ＺＯＺＯの代表を務める実業家の前沢友作さんが、今年12月からロシアの宇宙船ソユーズに乗り、およそ12日間、国際宇宙ステーションに滞在する計画だそうです。

　日本の民間人が宇宙に行くのは、TBSの社員だった秋山豊寛さん以来、31年ぶりなのだとか。

「いやー、僕も昔よく望遠鏡で星を眺めたもんだよ。羨ましいなあ」。

　そんな風に思っている、「心は今も少年」な方もいらっしゃるかもしれません。

　しかし現実はそんなに美しいものではなく、宇宙旅行は心身共にストレスがものすごいのだとか。微小重力、高い放射線環境にさらされるのはもちろん、振動や音が常にすごく「船酔い」もハンパ無し。約45分ごとに変わる昼夜も体内リズムを崩すもとに。

　なにより、一歩外に出たら命はない閉鎖型環境に置かれるわけです。前沢さんは、会社の社員を同行させるらしいですが、これはある意味心配です。宇宙に飛び立った途端、会社の愚痴や文句をガンガンにぶつけられたらどうするのでしょう。「落ち着けよ……。オレ、ちょっと外の空気吸ってくるわ」もしくは「まあまあ、叙々苑で肉でも食いながら話そうや」と逃げる場所がないのです。恐ろしいですね。

　職務で長期間宇宙に滞在する飛行士たちは、狭い宇宙ステーションに国籍が違う者たちが集まるので、ノイローゼになって帰ってくる人もいるそうです。

「あの星に行きたいなあ」

　と地球から輝く星を見ているので満足するほうが、気楽かもしれません。

　また、過去宇宙に飛び立った宇宙飛行士からは、幾度となく謎の飛行物体の報告もされています。69年に打ち上げられたアポロ11号では、ニール・アームストロング船長と２名の乗員が、まるで監視するかのように宇宙船と並行して飛行する謎の飛行物体を目撃しています。

　前沢社長は12日間の宇宙の旅で、何と遭遇し、どんな風に人生観を変えるのでしょうか。地球を客観的に見て、牧師になった宇宙飛行士さんもいます。もしかしたら神の存在に目覚め、ＺＯＺＯ宗教を開くかもしれません。もしくは、より商魂がたくましくなって宇宙人とのコラボ契約を決めてくるかもしれません。

　彼が持ち帰る「無形のお土産」に注目したいところです。