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中高年の性告白

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【中高年の性告白】第190回「愛する妻の自慰姿をのぞき見」北海道在住H・Mさん(63歳)

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【中高年の性告白】第190回「愛する妻の自慰姿をのぞき見」北海道在住H・Mさん(63歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【愛する妻の自慰姿をのぞき見】北海道在住H・Mさん(63歳)

 大学から大学院へ進み、助教授から教授へ。学校以外の一般社会をまったく知らずに生涯をすごしたが、学問に捧げた身だと自負している。

 だから長く独身生活を続け、結婚生活をスタートさせたのは40代も半ばを過ぎたころだ。しかも相手はわたしのゼミの学生。つまり20歳以上も離れている。

 周囲からはうらやましがれ、わたしも十分満足だった。そういう意味では、あせって早くに妻帯するより、じっくり待ってよかったとも考える。

 妻の名はK子。色白で豊満な身体つきをしている女だ。けして美人というタイプではないが、愛嬌のある愛らしい面立ちをしている。

 わたしが大学であれこれ研究の手伝いをさせているうちに親しくなり、そして結婚。4人姉妹の3番目というのも幸いしたのか、それともわたしの職業に異論をはさむ余地がなかったのか、義父母の反対もなく、すんなり話はまとまった。

 先に記したように、わたしは研究づけの毎日を送っていた。だから、女性と知り合うきっかけは少なく、また、見てくれにもまったく気を使わなかったので、女子とつき合うことなど夢のまた夢。このまま一生童貞のままかと寂しい思いもしたが、それでも探究心はとどまることを知らなかった。

 そんなわたしのどこが気に入ったのか、とK子にたずねてみると、逆にひとつのことに没頭する姿がいいといってくれた。

 風貌や外見より真摯な姿に好意をいだく。数は少ないだろうが、そういう女性と巡り合えたことを神に感謝した。

 女性と親しくした経験のないわたしは、結婚するまで性交渉を持つこともなかった。新婚初夜、わたしは不安と緊張で動揺をおぼえながらK子を抱き、K子も初めてだったのでコトはスムーズに行えず、初めて挿入を果たしたのは3度目のこと。

 そのとき、この世の中に、これほど甘美で心地いい行為があったのかと感動をおぼえた。

 それからは毎日、毎晩、K子を求め、彼女も応じてくれる。K子のやわらかな肉体とぬめりと締まりのある膣の感触に夢中となる。そのことで研究がおろそかになり、師とあおぐ教授から叱責を受けたこともある。いまとなっては懐かしい思い出だ。

 3年前、還暦を迎えた。それでも探究心は衰えず、遅くまで研究室や書斎にこもることが多い。妻も四十路を超えた。さすがに、結婚当初のような熱い同衾を行うわけではない。

 それでもK子の美しさは、むかしのままだと思う。いや歳を重ねるごとに、脂が乗るというのか、熟するとでもいえばいいのか、匂い立つような色気が増しているようにも思える。色白で豊満なのは同じだが、愛嬌だけの表情に、どことなく艶美な妖艶さが加わったとも感じる。

 女性は若いだけがいいというものではない。そんなことが実感できる。

 不必要と思ったわけではないが、わたしたちに子宝は恵まれなかった。女として生まれ、婚姻もはたしたのに出産できないのは不憫かもしれないが、わたしの勝手を許してもらえるのだとすれば、子どもができなくてよかったと考える。

 理由は単純だ。わたしは子どもがきらいなのだ。

 うるさいし、世話がかかるし、研究や論文執筆の邪魔にもなる。そして、K子の興味が子どもにばかり向いてしまうのも腹立たしい。

 彼女はわたしとだけの生活を楽しんでくれればいいし、わたしも彼女とだけの生活を楽しみたい。経済的な苦労は心配ないが、老後の寂しさやわびしさはあるかもしれない。だが深刻にとらえもしない。

 わたしのK子にそそぐ愛情は、こんなところだ。彼女には彼女のいい分があるかもしれないが、まあ、いまのところはうまく人生を歩んでいる。

 しかし、縮めることのできない年齢差は如何ともしがたい。さすがに60の齢を重ねると、どんなに興奮をおぼえても機能が発揮できない。いたずらにK子を抱いてみても、股間がうずくだけで肝心のものが勃起しない。

 欲情があったとしても、押しとどめることはできる。K子のことに飽きや嫌悪を感じるわけではないが、こうなるとおざなりになるのは仕方のないことだった。

 だが、ある日に目撃した場面がわたしの春情をよみがえらせてくれた。

 わたしの住いは古い一軒家で、戦前からの建物だ。庭にはツバキの古木が植えられている。2月も終わりのころになると花が咲き始め、ぽたんぽたんと庭に落ちる音がひびいてくる。

 朝の掃除が面倒だとK子は時折漏らすが、わたしはこの花が好きだった。濃い緑色をした肉厚のある葉におおい囲まれる真紅の大輪。ハラハラと舞い散るのではなく、花弁をまとったまま散り落ちるいさぎよさも好ましい。

 その夜、わたしは執筆に疲れ、書斎の窓から何気なく庭をながめていた。月の明るい夜だった。ツバキは夜露を受け、きらめきを放ちながら咲き誇っていた。

 ふと寝所の方を見ると、ほのかな明りの向こうに妻の影が見えた。時刻は午前2時。

「こんな時間まで何をしているのか」

 わたしは不審に思い、廊下を渡って部屋の前に立った。

「どうした、まだ、起きているのか?」

 声をかけたが返事はない。しかし、低くくぐもったような声と吐息が聞こえる。

「気分でも悪いのか?」

 わたしはそっとふすまを開けた。そのとき、すき間からのぞき見えた光景に、わたしの手も足も、思考すらも止まってしまったのである。

 妻は自慰を行っていた。下着姿になり、ブラジャーをたくしあげ、陰部と乳房に手をはわせていた。わたしがのぞき見しているのには気づいていない。切ない表情を浮かべ、唇から舌を出し、指をうごめかせて快感に酔っている。

「お、お前……」

 わたしは部屋の中に入って止めようと考えた。しかし、なんら悪いことをしているわけではない。それに、40過ぎといえども、まだまだ女の情は失ってはいないだろう。

 ここ数年、加齢による肉体的な疲労、機能低下を理由に相手をしないわたしのほうに責はある。

 わたしは黙ってふすまを閉めようとした。しかし、淫靡な妻の姿をいつまでもたしかめたくてのぞき続ける。

 豊満な乳房がわしづかみにされ、形がゆがむ。白い肌が紅潮し、汗で光沢を放っている。パンティは脱いでいないが、2本の指が陰部に挿入されているのがわかる。そして、聞こえるか聞こえないくらいのか細い喘ぎ声。

 わたしはそんな妻の姿を見るだけで興奮をおぼえ、手も触れないのに陰茎の勃起を知った。それは数十年来まったくなかったことで、このまま乱入して押し倒してやろうかとも考えた。

 けれども、妻も秘める行為を見られたとあっては羞恥をおぼえるだろう。仕方ないので、いったんその場を離れる。そして、行為が終わったころを見計らって寝間に忍び込んだ。

「ど、どうしたんですか」

「い、いいから」

「そんな、アン……」

 男と違い、発情した女は何度でも可能だ。火照りは簡単にしずまらない。事実、肌に触れると発熱したように温かい。

 わたしも久方ぶりに興奮している。さすがに2度も3度もは無理だが、それ相応に濃厚な交接ができる予感がある。

 陰部に手を伸ばすと、潤いはいままで知る以上に多い。乳首も尖ったままで舌に甘い。執拗な愛撫を加えることもなく、すんなりと挿入を受け止めてくれる。

 彼女は20代に戻ったかのように喘ぎ、悶えた。その姿は淫靡でありながら気品も備わっている。

 互いの情がもつれ合い、重なり合い、ひとつに昇華する。わたしたちは我を忘れて絡み合ったあと、至福の時間を終えるのだった。

 とはいうものの、毎夜毎夜、彼女が淫らな姿を見せてくれるわけではない。生理や排卵と関係があるのか、発情にはサイクルがあるようだ。K子の場合は満月前後に、その兆候が見られる。

 それを知ったわたしは、わざと十三夜辺りから書斎に閉じこもるようになる。いや、ただ閉じこもっているのではなく、頃合いを見計らってK子がひとりでいる寝所をのぞくのだ。

 一人残されたK子はうずきをかき出すように身体をいじる。最近は全裸になって大きく脚を開き、まるでわたしに見せつけるように人差し指と中指で陰唇をひろげ、その深い膣穴の中からにじみ出る液で周囲を濡らす。

 裂け目の頂点にある陰核。尖端をこねくり回せば、背中を反らして歓喜を顔に浮かべる。豊かに実り、少し垂れた乳房を持ちあげ、痛みをおぼえないかと心配になるほど揉み、つかむ。表情は艶然とゆがみ、声も甲高く大きくひびく。

「あああん、いい、気持ちいい、やん、ああん」

 ぴちゃぴちゃという音が耳に聞こえてきそうだ。ようすをのぞいているわたしは、すぐにでも飛びかりたい衝動を必死にこらえる。

 K子は愛液を絡ませながら、2本の指を膣穴に挿入する。内部をかくはんしながら抜き差しをくり返す。

「ああああ、もう、もう、もうダメ、あああん、もう」

 ピクンピクンと身を痙攣させながらK子は果てた。あとには気だるい時間が漂う。わたしはそっとふすまを開け、寝間に忍び込むのであった。

 そんなことがあってから、まず自分で慰め、それからわたしを待つK子に夢中となった。指だけでは満足できない身体を、わたしが存分に愛玩する。

 淫らな妻にピーピングの魅力。このくせは、今後も終わりを迎えそうにない。

  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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