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【中高年の性告白】第187回「友人の母に誘惑された思い出」神奈川県在住Y・Tさん(55歳)

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【中高年の性告白】第187回「友人の母に誘惑された思い出」神奈川県在住Y・Tさん(55歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【友人の母に誘惑された思い出】神奈川県在住Y・Tさん(55歳)

 25年前、親父が死んで店を引き継いだ。場末にある小さなスナックだ。それまでは今にも潰れそうな工場で働いていたが、人間関係に嫌気が差しはじめていたし、いつ倒産してもおかしくなかったので、ちょうどいいと思って引き受けた。

 もともと朝が苦手だし、客の相手は母親と女の子がやってくれるので気楽だし、仕事といっても氷や水の用意をしたり、カラオケにあわせて手拍子したりするくらいのもの。ややこしい客も来ないし、オレにとってはうってつけの仕事だった。

 そんなある日、母親が急用で休みの日、友だちの母親がふらっと立ち寄った。その友だちというのは中学時代からのワル仲間で、一緒に暴走族に入っていたこともある。20歳を過ぎて足を洗ったが、そのあともクルマで夜の街を流し、ナンパに励んだ間柄だった。

「お久しぶりね、お元気?」

「ええ、おかげさまで」

 店の女の子は、奥のボックスに陣取った団体客の相手をしている。彼女――T子さんはカウンターに座ってビールを注文した。

「けど、なんでこの店に」

「Aがね、結婚するっていうの」

 Aというのは友だちの名前。長距離トラックの運転手をしていることもあって、ここしばらくは顔も合わせていない。

「へえ、よかったじゃないですか」

「まあね、でも、なんだか寂しくて」

 Aは父親の顔を知らなかった。T子さんがAを身ごもったとき、父親は姿をくらましたらしい。

 それから、母一人子一人の生活を送ってきた。T子さんは、ウチの店とは比べものにならないほどの高級クラブのナンバーワンホステスだったこともあり、いまでもその面影は残っている。ただ歳は50を超えていたけれど。

「あの子のおかげで、わたしもホステスを辞めることができたでしょ。でも、家族ができるとなったら、わたしのことなんか……」

「Aはどういってるんです?」

「一緒に住もうって。でもねぇ、新婚さんのところには……」

「いいじゃないですか、A、オレと違って親孝行だし」

「でもね、それだけじゃないの。働こうと思えば、今のわたしだって。ただね、なんていうのかなぁ、恋人を取られちゃったって感じ?」

「そんなもんですかねぇ」

「そんなものよ」

 T子さんはオレにもビールをすすめながら、何本も空にする。やがて、目はうつろになり、それと同時に若い子にはない色気が漂いはじめる。

「ねえ、店が終わったらどうするの?」

「え、帰って寝るだけです」

「ふ~ん、よかったらつき合ってくれない?」

「え?」

「きょうAは彼女のとこにいって留守なの。一人でいるのは寂しくて」

「でも、今までだって、あいつ仕事とかで家は留守にするほうだったし、それに、これからは……」

「イヤなの?」

 T子さんは潤んだ目でオレを見る。その妖しい視線に、オレの身体はムズムズしはじめる。

「ま、まあ、いいですけど……」

 ちょうどそのとき、団体客が席を立った。時間は午前1時。少し早いが店じまいすることにする。

「きょうはもう帰っていいよ」

 女の子にオレはいう。そして残されたのはT子さん一人。

 オレはT子さんを待たせて片づけを終え、二人で夜の街へくり出した。

 二人で深夜営業の居酒屋で飲んで、ラーメンを食べて、さて、どこへ行こうかと話になる。

「もう、帰りましょうよ」

 そういうオレをT子さんは許さない。

「もう1軒、もう1軒」

「こんな時間まで開いてる店は、もうないですよ」

「じゃあ」

 T子さんは夜空に浮かぶホテルの看板を指差した。

「あそこで飲もう」

「え?」

「それとも、わたしとじゃ、イヤ?」

 オレに腕を絡ませ、ぶら下がるような姿勢でささやくT子さん。ひじが彼女の胸に当たり、やわらかい感触が伝わり、甘い匂いが鼻をくすぐる。

「い、いや、イヤってことは……」

「じゃあ、レッツゴー!」

 T子さんはオレを引きずるようにしてホテルに向かった。

 長らくラブホテルに足を踏み入れたことはなかった。ラブホテルどころか、夜の仕事をはじめてから、遊びに行く暇もなく、彼女も嫁もいないオレにとっては久しぶりのチャンスだった。

「じゃあ、飲もう!」

 T子さんはそなえつけの冷蔵庫からビールを取り出す。そしてふたつのグラスにそそぐと、ひとつをオレに手わたしてベッドに腰かける。

「そんなところに突っ立ってないで、こっちへいらっしゃい」

 黒のロングドレスを着たT子さんはオレを誘う。オレはいくぶん緊張しながら、T子さんの横に座る。

「かんぱーい」

 グラスとグラスが合わさり、チンとかすかな音が鳴る。オレはグラスを口に運びながらT子さんを見る。彼女もグラスを手にしたまま、じっとオレを見つめている。

「どうしたんですか?」

 オレがたずねると、T子さんはいきなり抱きついてきた。

 ビールがこぼれ、グラスが手から離れ、床に転がる。そんなことを気にもとめず、T子さんはオレに唇を重ねてくる。

「ちょ、ちょっと……」

「お願い、寂しいの、慰めて」

「でも……」

 T子さんのやわらかい感触に、オレの一物はグングンふくらんでくる。それを知ったT子さんは、オレのズボンを脱がして下着も取る。

「ちょっと、そんな、いきなり……」

「あああん、ステキ、大きい……」

 T子さんはうっとりした目で一物をながめると、いきなり口を開けてほお張ってきた。

 頭を激しく揺らし、舌を絡めてオレを呑み込む。その感触に、オレは友だちの母親であることを忘れ、逆におおいかぶさっていった。

「うん、いいのよ、好きなようにして」

 オレはT子さんのドレスを脱がし、自分も裸になる。50を超えているといっても肌に艶があり、それに乳房のハリも失われていない。

 色づいた乳首に吸いつき、乳房をわしづかみにしながら、オレはT子さんのショーツも脱がす。そして、熱く濡れたクレバスに指をはわせ、中に忍ばせる。

「やああん、そこ、あうん!」

 T子さんは叫び声にも似た声を上げた。オレはT子さんの内部をかき混ぜる。

「うん、ステキ、すごくいい!」

「そんなにいいんですか」

「うん、だって若い子は久しぶり」

「オレ、そんなに若くないですよ」

「ううん、若い、だって……」

 Aの名前が出たら興ざめする。そう思ったオレは、T子さんの口を唇でふさぐ。T子さんは舌を伸ばして絡ませ、オレの顔面を舐める。

「ね、ねえ、はやく、はやくぅ」

 ねだるT子さん。

「じゃあ、ゴムを」

「いいの、そんなのつけなくていい」

 T子さんはオレに指をそえ、挿入させようとする。オレはその強引さに負け、生でT子さんの中に突き入れた。

「あ、く……!」

 奥までねじ込んだとき、T子さんは眉間にしわを寄せ、唇をかんだ。

「いい、すごくいい、届くの、わかる」

 オレは夢中になって腰を振る。T子さんもそれに合わせて身体を揺らす。

 圧力は弱いものの蜜の量は多く、T子さんの粘膜とオレの皮膚が密着し、ぢゅるぢゅるとこすれ合う。

「ああああん、いい、すごくいい」

「お、オレも」

「いやん、イッちゃう、あああん、イク!」

 よほど飢えていたのか、T子さんは簡単に達した。酒の入っているオレは、久しぶりといえども長持ちしている。

 すると、オレがまだなのを知ったT子さんは身体を起こし、自分の蜜で濡れた一物を握る。

「お口に出してね」

 髪をかき上げながら、ときおりオレを見つめ、チュパチュパとほお張るT子さん。舌が全体をはいずりまわり、カリやサオを探り、吸い込みを強めてオレの興奮を導き出そうとする。

 オレはそんなT子さんのテクニックに身をゆだね、ドクドクと口の中に吐き出してしまった。

 1発目が終わり、それでもT子さんは貪欲にオレを求めてきた。口で受け止めたザーメンを飲み込んでも、ふたたび咥え込んで頭を振る。そしてオレがよみがえったのを知ると、今度は馬乗りになって舞い躍る。

「いやん、いい、あん、ステキ」

 もはやオレが慰めるというよりも、T子さんが自分のために悶え、喘いでいる形になる。もちろん、コンドームはつけないままだ。

 オレは2度目の射精を感じた。けれどT子さんが乗っかっているので、抜き取ることができない。

 オレはそれを訴える。するとT子さんは言う。

「いいの、そのまま出して!」

「いや、いくらなんでもそれは……」

「いいの、ちょうだい、濃いのいっぱいちょうだい!」

 T子さんの動きが激しくなる。オレは我慢の限界をおぼえ、そのままT子さんの中に吐き出してしまったのだった。

 セックスのあと、T子さんはいった。

「すごくよかった、これからもお願いね」

 そして、毎晩のように店に来ては、オレを誘うようになる。そんな関係がしばらく続いたが、Aに子どもができるとT子さんはこなくなった。

「孫に手がかかっちゃって。ごめんなさいね」

 最期の夜、T子さんはそういった。少し寂しい気もしたが、孫には勝てない。しかも孫がいるということはおばあちゃんだ。

「さすがにバアさんとはできないな」

 オレはそう思ってあきらめたのだった。

  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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  • 【中高年の性告白】第187回「友人の母に誘惑された思い出」神奈川県在住Y・Tさん(55歳)

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