２月９日（水曜日）、東京・中野区のソフト・オン・デマンド本社で、あの紗倉まなちゃんの「デビュー10周年記念記者会見」が行なわれました。

　取材会場には会見の30分も前から多くのメディアが詰めかけ、異様な熱気。ご時世的にマスクをした取材陣は無駄話など一切せず「いまかいまか」と固唾を飲んで壇上を見守っています。

　その姿は、まるで獲物を待つマタギ。かくいう記者もタマが武者振るいを起こすのを必死に抑えながら「彼女」を待ちます。

チクタクチクタクチクタクチクタク……。

　時計の針が「彼女」の10年という年月を刻んでいるかのように、ゆっくりと重々しくカウントダウンを開始。

　そして……。

「みなさま大変おまさせしました！　ただいまよりSODstar紗倉デビュー10周年記念記者発表会を開始します！」

　総合司会の中嶋美和子さんの号令でいよいよ会見がスタート。

　まずはSODクリエイト代表取締役社長の野本ダイトリ（注：ソフト・オン・デマンドでは社長のことをこう呼ぶ）が登壇し、紗倉まなちゃんの功績を讃えます。

　野本ダイトリによるとソフト・オン・デマンド史上「10年女優」は初めてとのことで、通算出演作品数はなんと106本。その中の１作品には若かりし頃の社長が監督として撮影に臨んだものもあるそうです。

　いやはや、改めて10年という歴史の重さと「紗倉まな」という女優の偉大さを感じます。

　そしてついに純白の衣装に身を包んだ紗倉まなちゃんが登場！

　まなちゃん曰く、この日の衣装は「ビラビラ」を気に入ってセレクトしたのだとか。10年経っても衰えないまなちゃんのセンスと、記者陣への配慮に早くも脱帽。

　司会の中嶋さんから10年という月日はどうだったかと聞かれ「あっという間だった」と答えたまなちゃんでしたが、舞台の背面いっぱいに貼り付けられた過去の作品が登場すると、懐かしい記憶が瞬時に甦ってきたご様子で、ひとつひとつの作品をまるで自分の子供をのように見つめ、目を細めながら当時の思い出を語ってくれました。

　すると、ここでサプライズゲストが花束を持って乱入。なんとマジックミラー号25周年ＰＲ団長でもある人気お笑い芸人の鬼越トマホークが花束を持参して駆けつけてくれたのでありました。

　一気に賑やかになる壇上。そこに司会の中嶋さんと野本ダイトリも参加してまなちゃんへのお祝いムードに花を添えます。

　役者が全員、揃ったところで、いよいよ「紗倉まなデビュー10周年記念プロジェクト」の概要が発表されました。

　まずは10周年記念作品について。

　こちらはすでに2月23日に発売が決定しており、なんと収録時間は15時間。しかもこれまでのまなちゃんの作品の中からファン投票で選ばれた30のセックスが収められているのだというのですから、たまりません。その作品がこちら。

『おかげさまで紗倉まなデビュー10周年　感謝を込めて全国の皆様の投票で選ばれたベスト30SEX15時間　隅から隅までずずずい～っとご覧になっていただけたらと思います。』（SODクリエイト）

https://ec.sod.co.jp/prime/videos/?id=STARS-553

　記者も長いことＡＶ界隈を取材してきましたが、大女優のこれほどの長尺作品は見たことがありません。購入すればその家の男たちに代々伝わる家宝になることは間違いないでしょう。

　また、今回の記者会見では10周年を記念してまなちゃんが、「日本のどこかの県に訪れる」というファン垂涎の計画があることも発表。

　どこの県に訪問するのかを「ダーツ」で決めることにしたのですが、的になっている日本地図が小さいのと、まなちゃんが実は「ダーツがクソ下手だった」という可愛らしすぎるハプニングが勃発して、なかなか訪問する県が決まりません。

　最初は笑いながらその様子を眺めていた取材陣も、あまりにも当たらないので「ひょっとして翌朝までかかるんじゃないのか？」と青ざめ始めます。

　そこで鬼越トマホークが代打を務めることになったのですが、それでも的に当たらずに地獄絵図状態に突入。

　見るに見かねた野本ダイトリがようやく「ある県」にダーツを命中させ、それを機にようやくまなちゃんや鬼越トマホークも命中に成功。最後はまなちゃんが炎の禁じ手を使って投げずにダーツを行きたい県にぶっ刺して、ようやくまなちゃんが訪問する５つの県が決定したのでありました。

　さらにその後、社長である野本ダイトリすら知らされていない極秘の「紗倉まな10周年記念プロジェクト」があることも判明。ここで詳しくはお話できませんが、まなちゃんの話から推察するに、これまでのＡＶ界の常識を覆す驚愕の作品が近々、発表されそうです。

　しかしながら、社長も知らない企画が水面下で進められていたなんてソフト・オン・デマンドとはなんて恐ろしい会社なんでしょう。恐ろしすぎて腰が抜けそうです。

　しかもこのことに触発されたのか、今度は紗倉まなちゃんまでもが、これまたＡＶ界の常識を覆す驚異的な「今後の展望」を発表。

　なんと「80歳までＡＶ女優を続ける」と宣言してくれたのです。

　彼女のＡＶに対する熱い思いを聞いて、百戦錬磨の野本ダイトリも、さすがに感極まったご様子で「その時には自分が監督をしてハメ撮りデートをする」と高らかに宣言。記者たちの大きな拍手で会見は幕を閉じたのでありました。

　紗倉まなちゃん、改めてデビュー10周年、おめでとうございます！

取材＆記事：オヤジ記者Y