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『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)は、鈴木亮平主演の医療ドラマ。最新の医療機器とオペ室を搭載したERカーという緊急車両で、危険な重大事故、災害現場、事件現場に駆けつけて、負傷者の命を助ける救命救急のプロフェッショナルチーム『TOKYO MER(東京モバイル・エマージェンシー・ルーム)』の活躍を描く。『TOKYO MER』は、ドラマ上の架空の存在だが、事故現場や災害現場のリアリティが、ドラマを現実以上のものとして視聴者の前に突きつける。
鈴木が演じるのは、チーフドクターの喜多見幸太。「待っているだけじゃ、助けられない命がある」というポリシーを持ち、毎回、危険な環境の現場に乗り込んで救命活動を行っている。この救命活動の描写が半端ではない。的確な判断と迅速な処理能力がなければ、パニックになってしまうような現場で、毎回、驚異的な実力を発揮するのだ。
しかし、この喜多見には明かされていない秘密があった。かつて、テロリストを患者として扱ったことからテロリストの仲間の嫌疑がかけられ、一年間海外の刑務所に収容されていたという過去を持つことが明らかにされたのだ。
このことが公になれば、MERは即解体の危機に陥るはずだが、厚生労働省の若きエリート医系技官・音羽尚(賀来賢人)は、この事実を握りつぶして「一年間デング熱の感染で闘病していた」という虚偽の報告を報告。喜多見の危機はひとまず回避された。
しかし、第9話の最後には、ついに喜多見の「空白の一年」についての「真実」が明らかにされ、喜多見とMERは、最大の危機を迎える。喜多見は、この危機をいかに脱するのかが今後の重大なテーマになっていくことだろう。
正直、鈴木亮平は、NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018)終了以来、しばらく低迷していたように思える。『テセウスの船』(2020 TBS系)で、主人公の父親役のあと、『レンアイ漫画家』(2021 フジテレビ系)で民放連ドラ初主演を果たし、この『TOKYO MER』でようやく本領発揮のハマり役に巡り会えたように思う。
鈴木亮平の新たなる魅力を満喫させてくれる喜多見幸太の今後から目が離せない。
- (文)久慈修人『週刊大衆』専属記者。【Twitter】@SayEach
- (編集)スナイパー神津『週刊大衆』編集部員。【Blog】https://sniperkozu.com/
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