Catch Up
キャッチアップ

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長
【フェラチオでもてあそばれた夏】愛知県在住Y・Yさん(59歳)
大学1年になって下宿をはじめた。親元から離れて暮らすのは初めてのことなので不安もあったが、あこがれていた一人暮らしでもあったので期待のほうが大きかった。
下宿先はまかないつきで、40歳くらいの未亡人が住み込みで管理していた。
下宿生はわたしをふくめて5人。ただし、1年生はわたしだけ。先輩たちにもかわいがられ、わたしは充実した日々を送っていた。
ただ、ある夜の出来事が、先輩たちの態度を一変させてしまったのだった。
夏休みに帰省していたわたしだが、ちょっとしたことで父親と口論になり、予定より早く下宿に戻った。驚いたのは管理人さんだった。
「どうしたの、こんなに早く」
わたしは適当にごまかして部屋に入った。
夕食時、食堂に姿を見せたのはわたしだけだった。先輩たちはまだ戻ってこないと管理人さんはいう。
「でも、本当にどうしたの?」
わたしの向かいに座り、心配そうに管理人さんはたずねる。わたしは正直に父親との出来事を話した。
「そうなの。でも、親御さんはあなたのこと、心配していってくれてるのよ」
わかっている。わかってはいるが、大学生といえども、まだ18歳。子どもっぽい反抗心は失われていない。
「ホント、明日にでも電話して謝りなさい」
管理人さんはそういって席を立った。
部屋に戻ったわたしは何をするともなく、畳の上に転がっていた。そのとき、わたしの部屋をだれかがノックした。
「起きてる?」
それは管理人さんだった。
「さっきはごめんなさい。出すぎたこといっちゃって」
わたしは、まったく気にしていないといった。けれど、管理人さんはお詫びのしるしだといって、ジョニ黒を手わたしてくれた。
今は3000円でお釣りのくるウイスキーだが、当時のジョニ黒といえば高級品で学生風情が身銭で飲める酒ではない。
わたしは固辞した。すると管理人さんは「じゃあ、二人で飲みましょう。それならいいでしょ」といってくれた。
管理人さんはきれいな人で、肌艶もよく、そのうえ若い女の子にはない色香もたたえていた。
そんな管理人さんと狭い部屋に二人だけ。しかも下宿には、ほかにだれもいない。
最初は水割りだったが、やがてオンザロックに。氷が切れるとストレートで二人はあおった。
管理人さんは酔うほどにほほを赤らめ、視線も妖しくなってくる。そして暑いといって、身につけていたものを脱ぎ出した。
「あなたも脱げば? 暑いでしょ」
シミーズ1枚姿の管理人さん。ふくよかな乳房がはっきりと浮かびあがり、ムッチリとした二の腕やふくらはぎ、太ももが露出する。わたしもシャツを脱ぎ、ズボンを脱いでパンツ一丁になる。
わたしは酔っていた。酔っていたからこそ、大胆になれた。
二人はとうとう、ボトル1本を空けた。
「あら、なくなっちゃった」
「管理人さん、強いんですね」
「お酒は好きなの。中でもウイスキーが一番好き」
管理人さんはそういって、むかしホステスをしていたときのことを話してくれた。
「へえ、だからキレイなんだ」
「あら、お世辞でもうれしい」
「お世辞なんかじゃないですよ。管理人さん、ウチの母親と同世代なのに、雲泥の差だ」
「うれしい。じゃあ、もっと楽しませてあげなくっちゃ」
そういって、管理人さんはわたしのとなりに座った。
「わたしね、ウイスキーが好き。でも、もっと好きな飲み物があるのよ」
「なんですか?」
「ふふふ」
管理人さんは妖しく笑うと、いきなりわたしを押し倒す。
「ふふふ、ここから出るお汁が大好きなの」
管理人さんはそういって、わたしのパンツを脱がし、いきなりしなびたペニスをほお張ったのだった。
性体験はなかった。キスをしたこともなかった。だから、毎日オナニーで自分を慰めていた。
女性の口腔が陰部に似ているという記事を雑誌で読んだことがある。なんとか自分でできないものかと、無理やり腰を折り曲げ、挑戦したこともある。
その夢見た行為を、管理人さんはほどこしてくれている。
彼女の華麗な顔面にいびつな男根がめり込み、唾液が塗り込められる。膨張とともに管理人さんの唇がひろがる。
うわ目づかいでわたしを見つめる管理人さん。抜き差しをはじめると、唇がまくれあがり、よだれがこぼれる。
「うううん、おいしい、ふう、はうん、うん」
艶っぽい吐息を漏らし、時々抜き出しては全体をなぞる。大きく深く呑み込まれると、内頬の粘膜におおわれて温かさとなめらかさが伝わってくる。
身体全部で揺さぶり、頭を前後左右に振りながらしゃぶりつくす。吸い込みながらも舌はカリ首やサオに絡みつき、的確に敏感な部分を探る。
「か、管理人さん、ダメ、もう!」
「うん、いいわよ、出して」
動きが早くなる。くちゅくちゅ、ぴちゅぴちゅといやらしい音がひびく。わたしは我慢の限界をおぼえ、そのまま口の中に射精する。
管理人さんは全部を受け止め、最後の1滴まで搾り出し、飲み込んでくれた。
しかし、管理人さんの口撃はそれで終わったわけではなかった。
「もっと、もっと飲ませて」
自分の唾液で光沢を放つペニスを貪欲に求める。若かったことも手伝い、わたしはすぐに復活する。
2回目はすぐに咥えず、舌を伸ばして全体をぬぐう。指でしごき、裏筋をなぞりながら玉袋をふくみ、尻の穴とのつながりも舐める。
「ああ、管理人さん」
わたしは刺激的な感触に、身を痙攣させて喘ぎ声をもらしてしまった。
「ほう、うううん」
十分な固さに復活したとき、管理人さんはのどの奥まで呑み込んだ。そのまま吸引を強め、ぢゅぢゅくと抜き差しをくり返す。
わたしはほどなく達した。けれど、管理人さんは許してくれない。
「ふふふ、元気なオチンチン、すごく楽しい」
「か、管理人さんはいいんですか?」
「わたし? わたしは口だけでも気持ちよくなれるの。だからもっと楽しませて」
3回目は、さすがにすぐには勃起しない。すると管理人さんはシミーズを脱ぎ、ブラジャーを取って乳房をあたえてくれた。
手のひらにあまるボリュームがあり、指が食い込むやわらかさを保持している乳房の感触は、わたしをよみがえらせるには十分だった。
3回目も管理人さんの口の中に吐き出した。わたしはパンツを脱ぎ捨て、全裸になって寝転がった。
狭く暑苦しい部屋の中で、全裸の男が下着1枚の女性に攻め立てられ続ける。決して挿入することもなく、口技を甘受し続ける。
シュールでエキセントリックな光景だ。今となってはそう思う。
結局、わたしは5回、管理人さんに導かれた。そして行為は、そのときだけで終わらなかった。
わたしのザーメンが気に入った管理人さんは、毎日のように部屋を訪れた。口だけではわたしがかわいそうだ、といって挿入させてくれたこともある。
けれど管理人さん自身は、精液を飲み込むだけで満足しているようだった。
その日も、わたしの部屋で管理人さんはペニスをむさぼっていた。
「あ……」
突然、ノックもなしにドアが開いた。そこには先輩の一人が立ちすくんでいた。
先輩も夏休みが終わる前に戻ってきた。あとから聞いた話では、みやげを渡そうとわたしの部屋を訪れたらしい。
二人の関係があからさまとなり、9月に戻ってきた先輩たち全員の耳に伝わり、わたしは冷遇されるはめになった。というのも、先輩たちも管理人さんにあこがれていたのだ。
そんなマドンナを、1年生の若造に横取りされたわけだ。わたしはいたたまれなくなり、下宿を出た。
その後、アパートで一人暮らしを始めたが、あの管理人さんがいる下宿には近寄ることもできなかった。
- 【選者紹介】
- 長月タケオ(ながつきたけお)
- 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
- 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
- 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
- おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
- 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
- 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
- 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
- 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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- 誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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