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このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。
編集長より。
【電話ボックスのピンクチラシが懐かしいなぁ!の巻】
1985年の新風営法施行以前は、本番有りのホテトルというかと、当時はデートクラブと呼ばれていた頃。いまじゃすっかり数少なくなった電話ボックスがいっぱいあった頃のですよ。
中には所狭しとピンクチラシが貼りまくられていて、電話番号が書かれていた。当の本番(セックス)の料金の相場は2万円から2万5000円でしたなぁ。考えてみりゃ何年たとうが、この本番の料金ってのはほとんど変動していないってことに気がつきます。
ワシがよく言うんですけど、昔っから玉子の値段と本番代ってのは値上がりしておりませんってね。ところでそのピンクチラシだけど、よく電話が鳴ったそうですよ。
でも、許可も得ないでゲリラ的にかってにペタペタ貼っちゃってるわけですから、あまり美しく無いってんで、定期的に見回ってはがす担当の清掃員がいたわけです。
ただこれがイタチゴッコで、はがされたまたスグに貼る。その繰り返しで、貼られたらはがすんだけど、どっちかというと貼られている時間の方が長いから、しっかり客を引けるというわけですな。
でまぁその頃に出会ったピンクチラシの貼り屋のお兄ちゃん。ワシが電話してんのにヘーキで中に入って来てペタペタ貼るのにはびっくり。オイオイ! ってもんです。でも人の良さそうなお兄ちゃんだから、ちょいと世間話して情報収集させて頂きました。
「電話ボックスだけじゃないですよ。マンションやアパートの郵便受けにも入れます。でも反応はイマイチかな。一番電話が鳴るのが受験シーズンの春ですね。ビジネスホテルに泊まっている受験生の部屋に配りまくると、スゴク食いついてくる。田舎から受験のために出てきて、気持がうわついてんのかホイホイ電話してくる。若い男のコで童貞なんでしょうね。せっかく東京に来たのに、受験は失敗しても童貞だけは捨てたい、というなにか記念になる思い出作りたいんでしょうね」
なんて教えてくれます。でも中には何年も浪人していて、受験に来る度にエッチするというか、入間に何回も女のコを呼ぶなんて強者もいるらしい。そんな息子を持った親は大変だねぇ。
でもノンキな時代というか、ユルイ時代でしたねぇ。いまじゃピンクチラシなんてかってに貼ろうもんなら即御用ですよ。
【舐達磨親方プロフィール】
1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。
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