このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【出張主婦の女性たちは当時の人妻熟女でしたの巻】

　いま思い出せばトンデモナイ女子高生たちがいたもんです。現実はひょっとしていまも変わらないかも知れないけど、1995頃は援助交際の真っ盛りでしたよ。ワシの事務所のある高田馬場でも栄通りには、夕暮れ時になると女子高生たち２～３人がウロウロしていてオヤジを物色していた「オジサン、5000円くれたらエッチしてもいいよ」なんて小声で声をかけてくる。

　実際ワシはお相手しなかったけど、友人の編集者は何度もお相手していた。みんなスケベぶぁっかりで、嬉しそうに話を聞かせてくれた。なにか世の中このまま売春化社会になっていくのかと当時はマジにそう思ったりしていた。

　というのも、ワシも山手線は大塚駅のホームで女子高生に声をかけられたことがある。

「オジサン、遊ばない？　お小遣い5000円くれればなんでもしちゃうよ」なんて肩をツンツンされたことがあります。

　そう、女子高生の相場は5000円でしたね。でも彼女たちって感覚的にはほんの遊びって感じで、彼女たちの間でそれが流行っていたんかもしれない。

　だって毎日やってくる様子はなく、それこそたまにしか見かけなかったから、おそらくごく一部のコだったんでしょうね。まぁその頃はパンツを売りに来るコもいたし、ほんの短期間の彼女たちのお遊びだったみたいでした。

　ところで使用済みの女子高生の下着って、買って売る人には古着と一緒で古物商の資格がいるって知ってました？　といっても届け出るだけなんだけど、一応ワシは持ってます。届け出証というものでプラスチック製で、商売する店に貼っておくもの。これが無いと無届けということで御用となります。

　まぁそんなことはどうでもいいとして、女子高生ですよ。ロリコンのエロオヤジにはいまでもニーズがあるはず。でも犯罪ですからヤバイ。アノ頃のように彼女たちから気軽に声をかけてくるなんて全然見かけなくなりました。え？　やっときゃよかったって？　いえいえそれを言っちゃあオシマイですよ。ワシは一応ライターですから。ただのエロオヤジと違いますから。でもルポすべきだったって？　そうね。なんてやっぱりエロオヤジかワシ（笑）。

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。