このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【女王様の演技はスグのバレバレの巻】

　東電のＯＬが渋谷の神泉あたりでストリートガールズぽくお客を引いていた事件がありましたなぁ。ワシはそれが問題になる前に何度か彼女をみかけたことがあって、あぁ！

　あの女性かぁとヒザを叩いたのを思い出します。ずいぶん前になります。

　そんな話をワシがよく行ったバーの客に話していたら、なんとその客が東電の社員で、同じ職場の斜め前の席でその彼女が働いていたというから驚き。いゃあ世間は狭いっす。

　ところでその渋谷の神泉あたりには、まぁラブホ街も近いせいもあって、いまじゃ激減した出張SMクラブが当時人気で、ワシも女王様を呼んだことがあります。

　それがねぇ、最初のうちは女王様っぽく振る舞っていた彼女だったけど、ワシにはわかるんですよ。本物の女王様じゃないってことがね。だってワシはM男ですから。ご命令通りに仰向けになって顔面騎乗されて、心地良い息苦しさを味わいながらも必至でお股をねぶっていたら、これがなんとこの女王様ったら気持ちよくなっちゃって濡れる濡れる。もぉグッショリヌルヌルでワシの顔は愛液まみれですよ。

　そのうち彼女の口から新たなご命令が。それがなんと上下入れ替わってクンニをしなさいときた。で、ワシは彼女のお股を思いっきり広げて太ももをグワァッシュと両腕で、気合いを入れてベロンベロンにねぶります。やがて、オッパイも同時にモミモミしなさいときて、揉みまくりつつクンニしまくっていると、女王様ったら声を上げて始め、実になんと枕元のスキンをワシに差し出してチ○チ○は勃起しきってギンギンになってるから、シテと言われてやりましたよ。

　でもねぇ、これって普通のセックスじゃんとワシは納得出来ないままググッと挿入。もぉ女王様ったらワシにしがみついて自ら腰を動かしてアヘアヘ声を上げ続けて果てたのでありました。なんてね。実はワシも同時に発射させて頂きましたけど。

　だからまぁ彼女って全然女王様でもなんでもなかったんです。ごく普通のデリへル嬢だったというわけっす。

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。