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中高年の性告白

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【中高年の性告白】第195回「淫乱未亡人の性奴隷になった思い出」静岡県在住S・Wさん(50歳)

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【中高年の性告白】第195回「淫乱未亡人の性奴隷になった思い出」静岡県在住S・Wさん(50歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【淫乱未亡人の性奴隷になった思い出】静岡県在住S・Wさん(50歳)

 10年前の話。

 高校を卒業してからずっと工場で働いてきた。といっても、溶接とか旋盤の技術があるわけでもなく、流れ作業を淡々とこなしてきただけだ。

 その後、人間関係や仕事の内容で辞める、もしくは会社のほうからクビにされ、派遣で同じような仕事をこなしてきた。

 そして、40歳の年の3月に派遣切りにあった。

 すぐに次が見つかるだろうと思ったが、なかなか自分にあった仕事はない。口下手で人づき合いが苦手だから営業は無理、接客業もダメ。

 そのうえ自動車の免許も資格もなく、たいした学歴もないというのだから、同じような単純製造しか就ける仕事はない。

 とうとうその日の飯代もなくなり、家賃も払えなくなってアパートを追い出された。

 途方にくれて荷物を持って、公園をブラブラしていると、ブルーシートに囲まれた一画が目につく。

「とうとうオレもホームレスか」

 そう思うと寂しくもあり、情けなくもあったが、ほかに生きていく方法も見当たらない。とにかくその日はベンチで寝ることにした。

 3月といえばサクラのつぼみもふくらんで、寒さもいくぶんやわらぐ季節だ。だのにその年は真冬なみの寒さが続く。

 まるで季節まで自分を苦しめているようで、「いっそ、このまま……」と自殺まで考えた。

 そんな日を10日ほど過ごしたある日。空き缶でも探そうかと夜の街をブラブラしていたとき、白塗りの外車が自分の横にすべり込んできて停まった。

「ヤバイ」

 すぐに逃げ出そうと思った。ホームレスを捕まえて臓器を取り出し、売りさばく裏ルートがあるとうわさに聞いていたからだ。

「けど……」

 殺されるのはいやだが、角膜や腎臓ひとつくらいなら売ってもいい。それで少しでも生活の足しになるならば、とも考える。

 そこまで生活は逼迫していた。

 すると、クルマの窓が開き、中から小金を持っていそうな女が声をかけてきた。

「あんた、ホームレス?」

 最近は女のブローカーも存在するのか、と思いながらうなずく。

「身体もしっかりしているし、歳も若そうね。いくつ?」

「40」

「ふーん」

 女は値踏みするような目で見る。

「で、いくらになるんです」

 オレはたずねる。

「え?」

「命を落とすのはごめんだけど、腎臓くらいなら……」

 その言葉を聞くと、女はケラケラと笑いはじめた。

「わたしはそんな人間じゃないわ。あなた、おもしろいわね。気に入ったわ。しばらくウチで養ってあげる」

 女はクルマの乗るよううながす。ちゅうちょはしたが、逃げ出したところで何かが変わるはずもない。それに、その日も身が凍る寒さ。

「クルマの中は暖房が効いてるんだろうな」

 オレはそう思い、不安をおぼえながらも後部座席に座った。

 車中、女はあれこれオレにたずねてきた。オレは今までの生活を話す。

「こんな時代だからね、あなたみたいな人が生きていくには辛いわね」

「はあ」

「でも、人間には必ず取りえがあるものよ。それをわたしが確かめてあげる。もし合格なら」

「合格なら?」

 女は含み笑いをして答えなかった。

 女の家は都心にある高級マンションで、部屋に入るとほかに住んでいる人間の気配はない。

 リビングルームには写真立てに女と若い女、そして赤ん坊が一緒に写った写真が飾られている。

「娘と孫よ」

 写真を見ながらぼんやり立っていると、部屋着に着替えてソファーに腰かけ、タバコに火をつけた女がいう。

「若いときにできた娘でね、去年、孫が生まれたの」

「そうですか」

「主人は早くに死んじゃってね、それから死に物狂いで働いたわ」

 女は未亡人で、今はエステチェーンのオーナーだという。

「わたし、いくつに見える?」

「え?」

「ねえ、いくつに見える?」

 還暦という容姿ではないが、40代の若さも失われている。オレは正直に50だと答える。

「う~ん、そんなときにはお世辞でも若くいうものよ」

「そうですか」

「49歳。9月には50になっちゃうけどね」

 少し機嫌をそこねたのか、女は無愛想にいい、タバコをもみ消した。

「さて、今度はあなたを教えて」

「お、オレは……」

 オレは自分の身の上話をしようとした。それを女は立ち上がってさえぎる。

「そんなこと聞きたくないの。わたしが知りたいのはあなたの身体」

 女はそういってオレの服を脱がそうとする。

「ちょ、ちょっと……」

「あら、なによ、いまさら」

「いまさらって……」

「あなた、ここに連れられてきた理由、わかってるの?」

「え?」

「あなたはこれからわたしの奴隷になるの。あなたの身体でわたしを慰めるの」

 つまり、女は若い男を連れ込み、自分の性欲を解消させようというのだ。

 その代わり、生活は全て面倒を見てくれ、女が外出しているときは部屋を自由に使っていいし、外を出歩いてもいいという。

「わたしがシたいときに相手をしてくれればいいの。どう、いい条件でしょ」

 いわれてみればそうかもしれない。50を目前にした女を魅力的だとは思わなかったが、少なくとも自分の性欲も解消できるし生活も保障される。

「さ、わかったらシャワー、浴びてらっしゃい。それに、いま着ているのは全部捨てておくから」

 その日のうちに、女はオレをベッドに引きずり込み、相手をさせた。

 エステサロンを経営しているというだけあって、歳の割に女の肌はツヤツヤしていて、ゆるみもなく、胸の形も整っていた。

 しかも、オレにとっては十数年ぶりの生身だ。興奮がたぎり、夢中になって女にむしゃぶりつく。

「そう、いい、あああん、あなた、すごい!」

 ふくらみきった一物で女の胎内をえぐり、子宮に達するまでつらぬき通す。そのあいだでも乳をむさぼり、クリトリスを弄り、女の絶頂を導き出す。

 興奮した女は正常位から騎乗位になり、自分から差し込んで大きく身体を揺らす。

 肉欲にまみれた女の身体は、汗にまみれて艶を放ち、垂れぎみの乳をタプタプ揺らして喘ぎ狂う。

「やあああん、いい、あなたの、届く、届くぅ!」

 バックから、もしくはひざに乗せ、何度も貪欲にオレは攻める。女もそんな攻めに没頭し、絶叫をあげて絡みついてくる。

「キテ、ねえ、もう、お願い、キテ!」

「こ、このままで」

「そ、そうよ、中に出して、濃いのをいっぱい中にちょうだい!」

 いわれるままに中出しする。女はそそぎ込まれる勢いに身を震わせ、最後の1滴まで受け止める。

「すごい、合格よ」

「あ、ありがとう」

「これからも、ずっと、この調子でがんばって。頼んだわよ」

 次の日、部屋の合鍵と小づかいを受け取り、性奴隷としての生活がはじまった。

 女の帰宅はいつも深夜。そのあいだ、パチンコをしたり、テレビを見たりして時間をつぶす。

 女は帰ってくると、シャワーも浴びない自分の身体を舐るように命令する。ソファーに腰かけ、パンティを脱ぎ、大きく脚を開いてオレの奉仕を待つ。

 オレはひざまずいて女の部分を舐め、淫水をすする。それで満足した女はようやくシャワーを浴び、そして寝室へ。

 もちろん、その後もオレの奉仕は続く。

 休みの日は朝から、いや、前の日の夜から女の命令にしたがう。それこそ飯も食わず、一日中、女を貫き、口で愛撫する。

 最悪なのは酔って帰ってきたときで、なかなか達しない女の股ぐらを、延々と舐め続けなければならない。そのあいだに女が眠ってしまえば、オレのことはお構いなし。しかたがないので、興奮を冷ますために自分でしごいて射精することもあった。

 だが、いくら生活の心配がなくなり、一応セックスができるといえども不満はつのる。それに、毎日毎日同じ相手では、精力も減退するというものだ。

 もちろん、そんなオレを女は許さない。もし、女が求めているのに勃起しないことでもあれば、罵詈雑言を浴びせられ、部屋を追い出されるハメになる。

 そんなときは土下座をして侘びをこい、口や手で満足させる。

 そして、4月の終わり、ようやく暖かくなってきた日。オレがあまりにも早く終わりすぎたので、女は不満をぶちまけ、オレを部屋に外に追い出した。

 オレはいつものように詫び、許しを得ようとしたが、ふと冷静に考えた。

「そうだよな、なにもこんなに我慢しなくても」

 5月に入ればもっと暖かくなる日もあるだろう。外で寝ても凍死することもあるまい。

 そう思ったオレは、そのままマンションをあとにした。

 幸いにも財布はポケットにあり、女にもらっていた小づかいも多少残っていた。しばらく喰うのには困らず、仕事を求めてハローワークへ。

 相変わらず、単純製造の仕事はなかったが、サービス業なら募集があるという。しかも正社員対応だ。

「サービスかぁ、まあ、あの女にしていたこともサービスといえばサービスかな」

 思い切って、その募集に応募すると簡単に採用された。今もその時の仕事を続け、職場で知り合った女性ともつき合っている。彼女とは、今年の春には結婚しようとも相談している。

 長すぎた冬が終わり、ようやくオレにも本当の春が訪れそうだ。

 
  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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