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【山之上彼方プロフィール】
陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。
【UFOの目撃談はなぜアメリカが多いのか】
6月25日、米国防総省がUFO(未確認飛行物体)について、軍が分析した報告書を公表しました。
それによると、2004年以降、アメリカ軍などから144件の未確認飛行物体の目撃情報があり、うち1件だけ気球だと特定。ところが残りの143件情報に関しては、地球上の先端技術なのか、宇宙から来たものか「特定する十分なデータがない」といいます。
謎のままが143件も! 多い!!
さらに18の事例では、驚くべきスピードで移動するなど「異常な動きや飛行特性があった」と発表しているのです。
つまり、ものすごくザックリとではありますが「未確認飛行物体は確かに存在する」とアメリカ政府が認めたと言えるでしょう。が、やはり内容が薄い。「うううやっぱりこの程度なのか……」というのが正直なところです。
もっともっと具体的なエピソードを期待していたのは、私だけではないはずです。1件や2件、宇宙船の窓から大きな目をしたグレイらしき姿を見た……くらいのパンチある情報があってほしかった!
しかし一つ新たな謎が出てきました。
あるニュースでこんな内容があったのです。地理情報システムESRIが、過去100年にわたるUFO目撃情報を世界地図上に可視化。するとなんと、UFOが目撃されるのはアメリカがやたらめったら多い、と。私は思わず膝を叩きました。
た、確かに……! UFO目撃談といえばアメリカが定番。フロリダ州の農家のオッサンだったり、米軍のパイロットだったり。
不思議でなりません。なぜアメリカがそんなにUFOに人気なのか。近年ハワイのオアフ島でUFO目撃談が相次いでいるそうですが、それはなんとなくわかるのです。アメリカも悪いとはいいませんが、見つかったらものすごく大変そう。なぜそんな国を狙ってわざわざ……。落ち着いて地球観光をしたいなら、ほかにもあるだろうに。北欧とかパリとかのほうが、なにかと穏やかに過ごせそうなのに。
記事では、UFO出現がアメリカに集中する原因について、
「異世界から来た全知全能の宇宙人が、過激な米国文化にすっかり魅了されてしまったということだろうか」
と記されています。なるほど。なんというハッピーな推測なんでしょう!
宇宙人が「アベンジャーズ最高!」「ジョーカーがステップしたNYブロンクスの階段で同じポーズで写真撮るんだ!」とか言いながらアメリカ目指して飛んできているなら、なんとなく気持ちもわかるような……。
143件の未確認飛行物体が宇宙人の「ハリウッド映画ファン一行様観光ツアー機」なら、親近感が湧きますね。
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