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もちづき千代子のガチンコ対談!【熟女の履歴書】第4回 翔田千里さんの巻

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中高年男性たちが今、欲しているもの。それは、癒しと色香を兼ね備えた女たち。……ずばり、“熟女”です!心もアソコも元気が足りないとお嘆きの夕やけ大衆読者に、精力サプリより効果的な濃厚熟女トークを大公開。今回のゲストは”熟女AV界にこのヒト在り”!バイタリティ溢れる麗しの美熟女・翔田千里さんです!

――2005年にAVデビューをされて、今年で16年。途中にお休みされていた期間はありますが、ずっと変わらずに熟女界の第一線で活躍されているのは、お世辞抜きに凄いことだと思います!

「とはいえ、私自身はAVデビューをする前もその後も何ひとつ変わってはいないんですけどね(笑)。デビューした時点で結婚して子供もいて一人で育てていたせいかもしれませんが、恋愛体質みたいなところが全然ない性格はブレてないです。ぶっちゃけ、やっぱり子育てでそれどころじゃなかったから! AVでのセックスに対しても鑑賞物という感覚が強くて、ずっとどこかで女優と男優のプロレスだと思いながら絡んでいました」

――その美貌と男前な性格とのギャップに感銘を受けて、私は心の中で翔田さんのことを「アニキ」と密かに呼んでおります(笑)。

「あ、でも今は恋してますよ。離婚をしてから敢えてしないようにしてきたんですけど、50歳という大きな壁を超えたら、また青春時代のような爽やかな恋がしたいなって思うようになったんです。海で波をパシャパシャ掛け合ったり、ピクニックしたりとか……」

――ええええっ!我らがアニキが、めちゃくちゃキラキラしたJKみたいなことを言ってる!

「夕やけ空とか、体育座りしながら見たいとか思いません? 砂の上にハートを描いたりもしたいですし。……なんか自分でも、以前より格段にピュアになってるのがわかります」

――私も、意外すぎる恋愛観にビックリしております(笑)。

「2020年3月に五十路を迎えて……ちょっとした変化が訪れた気がします。ちょうどその頃にコロナ禍に入ったじゃないですか。1ヶ月半くらい仕事もなくて自宅に引きこもっていて、その間に友達と電話しながら『恋がしたいね~』ってしょっちゅう言い合ってたんですよ。ただ、どこで出会うのかっていうのが大きなハードルだなって」

――ああ、それはありますよね。出会い系アプリとかは考えなかったんですか?

「それは周りから色んな失敗を聞いてるし、”翔田千里”を知られちゃってる可能性もあるじゃないですか。ヤリ友とかは絶対に作りたくなかったんですよ。セフレって何?!って感じだし。だから、わりと密着しやすい社交ダンスとか、最近男性の参加者が増えてるらしい料理教室とかどうかな~って」

――なんか、その設定だけで人妻モノのAVが一本できてしまいそうな(笑)。でも、今はちゃんと恋をしてるんですもんね。

「50歳になって子どもも手を離れていって、『これから何をしよう、何を楽しみに生きて行こう』って考えた時に何が欠けてるのかっていったら恋だったんです。AV女優って業の深い仕事ですから、自然とそこは避けてしまってたんですよね。過去にも少しだけイイ感じになった男性はいたんですけど、その人にも『AVを辞めてくれ』って言われてダメになりました。相手に我慢しろっていうのも違うし、かといって私もその要望を簡単に飲むわけにはいかないし」

――なるほど、そうした経験もあっての今の翔田さんがある、と。

「人生の終焉を迎え始めた頃に、また色々な出会いがある……やっぱり人生って何があるかわからないものですね」

――終焉とか言わないでくださいよ! 翔田さん、見るからにまだまだ女盛りじゃないですか。性欲も衰えてなんかいないでしょう?

「そうなんです。私、ピルを飲むのをやめてから性欲が凄いんですよ! ローションいらないんですけど?! どういうこと?!ってくらい、性欲がアップしてます」

――その性欲はどんな風に解消してるんですか?

「そこはオナニーですよ。でも、するのは絶対に昼間。朝起きて洗濯して、子どもが家にいないタイミングになったら速攻です。夜にすると疲れるじゃないですか。前に北条麻妃ちゃんもエッチなことは昼間にしたい派だって言ってましたよ」

――それ、まさにこのシリーズの第三回で語ってくれました。昼にしたいっていうのは、熟女あるあるなんですかね(笑)。確か、セックスは自然光の中でもしたいと言っていたような。

「あ~、そこは私と違うところですね。私は昼でも敢えて暗くしてするんです。そこは熟女でもそれぞれなんでしょうね(笑)」

――長きに渡りAV出演している中で、“性”に対する気づきのようなものはありましたか?

「なんか、一般の男性がセックスに対してプレッシャーを感じてしまうのはAVのせいなのかな?って思うことがたまにあるんですよね。絶対に女をイカさなきゃ、絶対に自分も射精をしなきゃって縛られてしまうのって、AVの影響が大きいのかもしれない。普通に考えたら“果てなきゃ終わらない”セックスなんて無いでしょう? 別に途中で止めたっていいわけで」

――ああ。そこに重きを置く必要なんて、本来はないですよね。

「特に年を取ってきたら一緒にご飯を食べたり、お喋りしているだけでも満たされる部分は出てくるし……。性力が衰える分だけセックスがプレッシャーになっちゃうのは、ちょっと悲しいものはあるかなって思います」

――AVがセックスの全てではない、というのは視聴する側もわかっているとは思うのですが。イカない、イカせないセックスを描いているAVって決して多くはないですよね。

「私の昔からのファンの方々は、最近はドラマ作品がエロに偏りすぎていることに不満があるみたいですね。導入部分と台詞のあるシーンだけを見てセックスのところは飛ばす方が多いようです。たまに食事してるシーンなんかが出てくると『ここはお芝居じゃなくて、ちーちゃんの素なのかな?』って楽しみ方をしてる人もいるらしくて。長く見てくれている人が多い分、ちょっとマニアックな視点になっているのかもしれませんが(笑)」

――そういうお話をファンの方ともされているんですね。

「つい、AVについて語っちゃうんですよ(笑)。その要望がメーカーへの語り掛けにも繋がりますしね。最近あったのが、『NTR(ネトラレ)ではない、旦那さんとの普通のセックスが見たい』ってリクエスト。皆さん、中高年なので自分たちの年齢に近い男優さんとの絡みの方がいいんですって」

――なるほど!夕やけ大衆のユーザー層とバッチリかぶってますね(笑)。

「あとは、もっと何気ない日常を映して欲しい、と。紅を引く、鏡を見つめる、洗い物をする、掃除をする……。歯磨きや着替えなんかもそうですが、こうしたふとした仕草って人それぞれの個性がすごく出るんですよね。求められているのは、もしかしたらイメージビデオに近いものなのかもしれないです」

――そういうカットって、よく若いAV女優さんの作品には挟み込まれてますよね。

「熟女にはあんまりないんですよ。なぜか、割愛されがちなんです。そういうところを丁寧に描くのも悪くないと思うんですけどね」

――翔田さんのプロデュースで、ぜひ撮っていただきたいですね。

「それ、実はこれからやってみたいことなんですよ。配信専用でメーカーを立ち上げてみたいなって思っていて。熟女女優たちが、もう一歩進んでいけるような作品が作りたいんです」

 

――えっ、凄い。というか、絶対にそれは見てみたい!

「DVDだと難しい、連続ドラマみたいな作品だったり、あとはシンプルにフェチっぽい映像をたくさん撮るものだったり。これ、本当にいつかやりたいです。AVの世界で成し遂げたいことの一つですね」

――もし、翔田さんが夕やけ大衆読者に口説かれるとしたら、どういう誘われ方にグっときますか?

「う~ん……。私は一目惚れ派ではないし、自分が好きな人に好きだと言われないと心があまり動かないんですよね。口説かれてお付き合いするってことは皆無だと思いますよ」

――これは難攻不落!ならば、翔田さんを落とすには一体どうしたら……。

「まず、二人きりでご飯に行くっていうのが大きなハードルなんです。私が『二人で行こう』って誘ったら、それはもう好意があると思ってくれていいですね。正直、口説くとか熱量だけで来られても……全く刺さらない(笑)。私の何を知ってそう言ってるのって思っちゃう。それなりに時間を掛けてもらわないと」

――だとすると、友達関係からの方が恋人にステップアップできる可能性が高い?

「いや、それはないですね。友達にまでなってしまうと、そういうモードにいけなくなっちゃう。ちょうどいい距離感とはしては、そうだなぁ……例えば、飲み屋さんの常連同士として出会うとか。遠くからその人をじっくり観察して、マスターや他の女の子とどういう会話をしているのかを聞いて、人間性を確かめつつ徐々に距離を詰めていく感じ?」

――面白い視点だし、何となく翔田さんらしい気がします(笑)。確かに、飲み屋での立ち振る舞いって意外と根っこの人間性が出ますよね。周囲に対してどう接する人なのか、判断がしやすい。

「そういう、何となくお互いのことを知っているけど直接二人で話したことはない、いわゆる顔見知りってところから始まるくらいがいいんじゃないかなって思います」

――こうやって話を聞いてると、素の翔田さんってわりと熟女AVの世界観とは真逆な女性なのかなって思うんですよね。

「そう~~! 熟女AVって、ほんと現実に存在したら地獄みたいな設定ばかりじゃないですか。若い子の作品はイチャイチャラブラブ、楽しいエッチがいっぱいあるのに熟女ときたら! あれって女からしてみたらね、客観視したら有り得ない世界ですよ」

――あ~。NTR(ネトラレ)とか、プライベートでは全く興味がなさそうです。

「ない、ない。NTRには全く夢を持ってないです。そんなのが好きな男とは、私は絶対に付き合いたくない! というか、セックスは本来はコミュニケーションじゃないですか。一人としっかりと向き合うセックス、これが一番いいですよ。というか、今の私はもうセックスはナシでもいい」

――今の理想はピュアピュアデートですもんね(笑)。

「そう、青春デート! もしセックスするにしても、ゆるいのでイイんですよ。何なら相手が勃たなくたっていいくらい。頑張らずに、ベショベショイチャイチャしてればいいよって思います」

――それは、最初に言ってた中高年のセックスへのプレッシャーの話に繋がりますね。

「そうですね。セックスに限らず、人生自体頑張らなくていいじゃないって言いたいです。だってみんな、生きてるだけで頑張っているから。ずっと笑顔でいるのもしんどいじゃないですか。セックスも人生も必要以上に頑張らず、肩の力を抜いていきましょうよ!」

――なんとも力強いエール! では、最後に熟女としての今後の目標を教えてください。

「目標というか、夢なんですけど。引退前、その後復帰してからも長いこと見守ってくれているファンの人たちと、これからも一緒に年を取っていくことですね。ずっと、いつまでも……」

――ありがとうございました!

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