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【山之上彼方の夕やけ都市伝説】第30回「口裂け女の思い出」

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【山之上彼方の夕やけ都市伝説】第30回「口裂け女の思い出」

【山之上彼方プロフィール】

陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。

【口裂け女の思い出】

もうすぐ本格的な夏がやってきますね。では、今回は1978年の夏に岐阜から広がったちょっと懐かしい都市伝説を思い出していきましょう。

「口裂け女」です。私もこの話には、強烈な思い出があります。

ド田舎で生まれ育った私は、山道を40分かけて歩き、小学校に通っておりました。行きは集団登校、帰りは仲良し同級生3人グループで、またその山道で帰るのです。鬱蒼とした深い山の中、ひょろひょろと細く伸びたアスファルトの道を、チビッ子だけで下校……。今ならPTAが文句を言いそうな状況ですが、当時はおおらかな時代。子どもは山猿くらいの感覚で放置されておりました。私たちも特に何も思わず、そこらへんの草や花を詰み、キャッキャと追いかけっこをしながら帰ったものです。

しかし、口裂け女が流行った夏は違いました。

マスクをつけたロングヘアーの美女が突然表れ、子どもに向かって「あたし、きれい?」と問いかける。「きれいです」と答えたたら、マスクをとって耳元まで裂けた口を見せながら「これでもか!」と叫び追いかけてくる。「きれいじゃない」と答えた子どもは、包丁や鋏で斬り殺す……。

娯楽が少ない田舎の小学校です。この伝説は1年から6年、隅から隅まで一気に広がりました。しかもクラスに絶対数人いる嘘つき小僧や盛り女子が「そういえば私、昨日髪の毛が長い女の人見た……」「この地域に住みついているらしい」などとさらに盛る!

さらに恐ろしいことに、口裂け女は100メートルを3秒で走るという情報までは行ってきました。

ひゃひゃひゃ100メートル3秒!

ウサイン・ボルトでさえ100メートル9秒台なので、今となれば「バカっぽい作り話だなあ」と笑えるのですが、当時はピュアな小学生。「そんなに足が速いなら、どれだけ走ってもつかまってしまう」と恐ろしくて、恐ろしくて。想像だけで泣いてしまう子もいました。

帰りの山道も、友達と腕をガッチリ組んで「何かあったらお互い守ろうね!」と約束して歩きます。押し合いへし合い、きょろきょろと前後左右を見ながら歩くものですから、ちっとも前に進まず、まさに牛の歩み。

すると木の揺れを口裂け女の登場と勘違いした友達の一人が

「ギャーーー!! 口裂け女!!」

と絶叫! 私ともう一人の友人の腕を振り払い、凄まじい勢いで山道を走っていってしまったのです!

彼女の声の大きさにもビックリしたし、口裂け女への恐怖もあるし、私とあと一人の友人は抱き合ってその場にへなへなと座り込みました。そして小さな点になっていく彼女の背中を見つめ「待ってえええ」とわんわん泣いたことを覚えています。

ダッシュして逃げた彼女とは、しばらく口を利きませんでした……。

結局、一度も遭遇しないまま今に至りますが、ウィキペディアを見ると「口裂け女から逃げるには『ポマード!』3回唱える、という方法が伝わっている」とありました。

知らなかった……。その情報を知っていれば、怖さは半減したのかも。

が、多分知っていても、あの恐怖の中「ポマード!」なんて叫べる余裕はなかったと思います。

みなさんも「口裂け女」の思い出、ありますでしょうか。

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