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【山之上彼方プロフィール】
陰謀説・オカルトライター。木曜スペシャルやUFO、1999年終末予言などに心震わせ青春を過ごしたオカルト世代。あの世とこの世は本当に地続きかもしれないと思っている。ましてや宇宙人がいないわけがないと断言する情熱家でもある。
【数字にまつわる都市伝説】
誕生日、スマホの番号、住所の番地、暗証番号などなど、私たちの生活に深く関わってくる「数字」。
ラッキーナンバーはもちろんですが、見るとなんだかイヤーな気分になる数字、というのもあります。代表的なのが13日の金曜日の「13」。キリスト教が根強い国では、この数字、シャレにならないほど深刻に嫌われているそうです。13日の金曜日に具合が悪くなるなど、体調に現われるほどこの日を怖がる「friggatriskaidekaphobia(フリッガトリスカイデカフォビア=13日の金曜日症候群)」という病があり、約2000万人の方が苦しんでいるのだとか。
なぜ13日の金曜日が最凶の日とされるのかは諸説ありますが、イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日だから、というのが有力です。
しかし、この「13日の金曜日ヤバい説」が浸透している国では、この日はいつもより安全を心掛ける人が多いため、事故がとても少ないのだそう。いい日じゃないか、13日の金曜日!
どちらにしても日本人にとっては「ジェイソンが出てくる映画のタイトル」くらいの印象ではないでしょうか。私も映画館に足を運んだクチですが、あの映画、ホラー映画に入っていますが、あんまり怖くなかったような記憶が。シリーズのなかには「13日の金曜日PART8 ジェイソンN.Y.へ」という、ジェイソンおのぼりさんかよ! とツッコみたくなるような浮かれたタイトルまであります。
また、ジェイソンはイチャコラと行為真最中のカップルばかり襲うので「独り者の憂さ晴らしにちょうどいい」などという感想もあるほどです。かくいう私ですが。
本気で怖いのは、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンが登場する映画「オーメン」。1976年の作品で、公開当時私は小学生でしたが、映画を観た誰かから「666」という数字が不吉で怖い、とウワサが疾風のように回ったのを覚えています。おかげで出席番号「6」の子が本気で嫌がっていた記憶もあります。
「666」は、世界の終末を描いたヨハネ黙示録13章18節に「獣の数字」として登場し、そこから「世界を影から支配する不思議な数字」と定着したようです。この666を真剣に避けたがる「666恐怖症」ももちろんいて、「ヘクサコシオイヘクセコンタヘクサフォビア(hexakosioihexekontahexaphobia)」と呼ばれています。な、長いですね。舌を噛みそうです。
ちなみに、映画「オーメン」で悪魔の子ダミアン(当時5歳)を演じたハーヴェイ・スペンサー・スティーブンスさんは、これ以後めぼしい仕事がなく、2016年、暴行事件を起こし逮捕されています。とほほほ。多くの記事で「オーメンの呪い」とか書かれたんでしょうね。違うと思うのですが。
ちなみに、風水や仏教、聖書など幅広いジャンルで「吉数」とされているのが358。タクシーのナンバープレートにも大人気なのだとか。この数字が銀行の通帳に入っている人は、一生お金に困らないという説まであります。
ほんまかいな、と思いつつ、こういうのは気の問題もあるので、最近いいことがないなあ、という人は、この数字を意識してみてはいかがでしょうか。
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