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【舐達磨親方のアダルト時間旅行】第22回「勃起したチンチンに薬缶をぶら下げるマンへル」の巻

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【舐達磨親方のアダルト時間旅行】第22回「勃起したチンチンに薬缶をぶら下げるマンへル」の巻

このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【勃起したチンチンに薬缶をぶら下げるマンへルの巻】

 呑気に楽しい時代でした。あれは新風営法施行前後1984年頃。マンションの各ワンルームを何部屋か借りて営業していた風俗がありました。いわゆるマンションヘルス(マンヘル)ってやつ。

 各部屋に女のコが1人待機していて、受付のある部屋で女のコの写真を見て料金を払い(1万2000円くらい)気に入ったコの部屋に入るというもの。

 まぁこれだとよくある営業形態だったんだけど、面白いのは各部屋に薬缶が置いてあって、女のコがお客のチ●チ●を勃起させてから、薬缶に水を入れ、勃起したチ●チ●にぶら下げるというもの。これが1㍑の重さに耐えられたらパチパチのハイパー賞! なんてね。

 ハイパー賞だと国内旅行招待で、ハイグレード賞だとなんと東南アジア旅行招待とまぁ豪勢なこと。話としては面白いけど、これはかなりキツイ。正直言ってワシはアカンかった。なんでこんなことを考えたのかをオーナーのSさんに聞くと、とにかくギンギンに勃起させる為で、女のコも一生懸命に勃起させようと努力するからだと。

 でもほとんどの客は勃起して薬缶をぶら下げる前にイッちゃってしまう。まぁそれがオーナーの狙いだったわけですな。でも中には何度か店を訪れて意地になって頑張る客もいたらしい。そういう客は発射するのも忘れて、ひたすら踏ん張っていたというからアホな話ですな。

 でもその馬鹿馬鹿しさがワシら取材陣にはウケて、かなり評判になって当時は客が押し寄せたというわけです。モノがチ●チ●だけに写真にはちょいと撮れなかったけど(笑)。

 その頃の女のコは、そりゃあ可愛いコもいたけど、ごく普通の地味な素人丸出しのコが多かったから、こういうアイデアになんとか客を呼ぼうと努力していたわけですな。とにかくこの種のマンションヘルスって、東京都内に200軒くらいあったから、なんとか目立ちたかったわけですよ。

 たとえばお土産に女のコの陰毛とか、穿きつくしたパンティとか、キスマークのついたハンカチとか、色んなことをアノ手コノ手を考えておりました。それが広がって、イメクラへと向かうわけです。いやぁ楽しい時代でしたよホント。

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。

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