このコーナーは伝説のアダルトライターである舐達磨親方に、古き良き「あの頃のアダルト」を回想していただくものです。昭和、平成、令和の「男女の愛欲」を取材し続けてきた親方は、まさに歩く伝説。中高年読者の皆様も、若かりし頃にタイムスリップした気持ちでお楽しみください。

編集長より。

【タイでチン取材ツアーその２の巻】

　ホテルに午前11時頃迎えに来てくれたカ・チョン。「お昼ご飯を食べましょう。ちょっと面白い所へ案内します」てんでワシとカメラマンのＴ氏は、カ・チャンのクルマで飲食街へ。予約を入れていたらしく、タイ料理屋の奥の個室に案内されました。

　そこで何故かソーシャルディタンスじゃないけど３人は間を空けて座らされ、さて食べようと思っていたところに、なんと若い２人の女のコが３人の間に座ってきました。彼女らはカ・チョが呼んだなんとバンコックの現役の女子大生でした。「エーッ！　こういうのもあるんだ！」とＴ氏。ワシはこれままた取材のネタになると口元を緩めます。

　女子大生たちとイチャイチャしながらランチタイムってんで、それぞれピッタンコくっついて「ア～ン」なんて食べさせてくれます。これを「手無し」といって、ワシらは両手を一切使わず彼女らに食べさせてもらうわけです。でもその両手はピッタンコしてる彼女をサワサワ。

　食事を終えて、さてそのままお持ち帰りはあえてしませんでした。何故なら次に取材する所を予定していたからです。

　これがまた妙な所で、ごく普通の住宅地の中にある古いマンション。カ・チョンによると、日本人客は案内しない。地元のタイ人だけを相手にする、マンションヘルスッつうか地味な売春クラブでした。庭で子どもたちが遊んでいる中を歩いてマンションへ入ると一応受け付けらしき所があり、そこで女のコとご対面。そのまま一緒に部屋へ移動します。

　これが意外に広い部屋で、大きなベッドがドーンと置いてあるだけの部屋です。見渡すとそのままヌギヌギしておっ始めちゃうわけです。大丈夫なのか？

　でもワシは真面目ですから、やることはやりました。彼女ったら年齢不詳だったけど、20歳そこそこだったことは確かでした。

　Ｔ氏はというと、外で街の風景の写真を撮影していました。この後も実は行く所が決まっていて大忙しです。バンコクの盛り場であるパッポン通り。そこは店の中のカウンターの上に女のコが立ってポールを掴んでダンスをしています。

　ワシらはビールを飲みながら大勢の女のコがノリノリで踊るセクシィーダンスを見て楽しみ、気に入ったコがいればやっぱりお持ち帰り出来るというわけです。とっても絵になるので、Ｔ氏は写真を撮りまくっていました。（つづく）

【舐達磨親方プロフィール】

1952年、山口県岩国市生まれ。夜の世界のフリーライターとして、新聞や雑誌で数多くの男女の物語を紡ぐ。中でも独特の風俗体験ルポは絶大の人気を博す。