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※はじめに
この連載は中高年の皆様に素晴らしき日本の性文化への憧憬をさらに深めていただくために、東京・吉原に書店を構える「カストリ書房」の店主・渡辺豪氏に毎回、お勧めの本や雑誌を紹介いただくものです。
カストリ書房は遊郭専門書店として2015年に誕生し、店主の渡辺氏は自らも遊郭、赤線、青線があった地域を巡って聴き取り調査や取材を行なっており、これまでに訪れた場所は約500箇所。現在も書店を運営する傍ら様々な日本の性文化に関する文献の考察やイベントを行なっております。
夕やけ大衆では、そんな渡辺氏が未来永劫残したい「性書」を厳選してご紹介いたします。さあ皆様、知識と誘惑の扉を開いてみましょう。
〈夕やけ大衆編集長より〉
第9回「マッカーサーの二つの帽子」(講談社文庫)
太平洋戦争終結直後、日本は政府主導の下で、押し寄せる占領軍に向けて売春施設を準備していた事実を知る人はどれだけいるだろうか?
昭和20年8月15日、玉音放送によって国民に敗戦が知らされる中、内務省や警視庁では敗戦後の治安をどう維持するか、頭を悩ませていた。もっとも懸念されることの一つが占領軍将兵による日本人女性への強姦だった。
玉音放送から早くも3日後の8月18日、内務省は各地方自治体と警察の長に、占領軍向けの売春施設を準備し、進駐に備えるよう指示を下している。
真っ先に占領軍が進駐する東京・横浜では、最も迅速に売春施設の準備が進められた。帝都たる東京では、警視庁の旗振りのもと、都内の料飲組合を呼び、性的慰安を事業の中心に据えた団体を組織させた。これを「特殊慰安施設協会」という。
本書は、関係者にインタビューしたり、米国に所蔵されている資料を丹念に渉猟して、当協会の成り立ちから崩壊までを明らかにしている。
玉音放送からわずか2週間後、8月27日に品川区・大森海岸の料亭を転用した売春施設がオープンした。
用意された女性は諸説があるが、オープン当初は吉原遊廓でほそぼそと営業していた娼家の娼婦を集めてしのいだが、人手が足りないとなると、新聞紙に広告を載せて一般女性すらも募集した。
東京・横浜以外の全国各地域でも進駐に併せて、自治体や警察の指導の下で同様の施設が準備された。
東京方面に進駐した占領軍は約10万人。女性は一日あたり数十人の将兵を相手にしたが、特殊慰安施設協会で賄いきれようはずもなく、戦前からあった売春街にも将兵が溢れ出すようになる。
昭和21年8月、東京を皮切りにオープンした売春施設だったが、米軍内で性病が蔓延したため、軍は東京では翌年3月に立入禁止の処置を取り、7ヵ月の短い役割を終えた。(東京以外の地域では昭和20年12月に立入禁止となった)
【今回ご紹介した書籍をお求めの方はコチラから】
『マッカーサーの二つの帽子』ドウス昌代著(講談社文庫)
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