Catch Up
キャッチアップ
このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長
【憧れていた近所のお姉さんのてほどき】神奈川県県在住S・Sさん(68歳)
高校生だったころのわたしは気弱で内気、人見知りが強く、女友だちは一人もいなかった。周囲の連中は恋人らしき相手ができると、まるで見せびらかすように並んで歩く。わたしは、それがうらやましくてたまらなかった。
そんなとき、季節は初夏、わたしは彼女と出会った。
彼女は近くのアパートに越してきた、年のころなら24、5歳の、長い髪と涼しい顔立ちが印象的な女性だった。わたしはほとんど一目惚れ状態になり、駅や近くのスーパーで見かけると、思わず熱い視線を送ってしまった。
白い肌に豊満な乳房をした彼女の姿は、わたしの妄想をかき立てた。彼女の裸体を思い浮かべ、淫靡な姿を想像しては、夜毎の自慰をくり返すのだった。
ある日の午後、わたしが何げなく町を散歩していると、自転車を道のかたわらに停め、困惑している彼女に出会った。
彼女の自転車はチェーンがはずれていた。わたしは思いきって声をかけた。
「ぼ、ボクが直しましょうか」
突然声をかけられて驚いた様子の彼女だったが、わたしの顔を認めると、ニッコリと笑っていってくれた。
「大丈夫?」
「簡単です」
わたしはしゃがみ込んでチェーンをはめようとした。彼女はその様子を、となりに座って見ていた。
彼女は襟首の広いTシャツにジーンズ姿。作業自体は簡単なものだったが、彼女の匂いと雰囲気、そして襟からのぞく白い胸元が気になり、手元が震えたのをおぼえている。
ようやく修理が終わって立ちあがると、彼女はひざを折ったままわたしを見あげた。
「ありがとう」
「い、いえ……」
わたしは恥ずかしさで思わず目をそらす。
「でも、手が汚れちゃったね。よかったら、わたしのアパートに寄っていく?」
「え?」
「ハンカチじゃ落ちないでしょ。それに、お礼もしたいし」
わたしより少し背が低い彼女は、うわ目づかいのまま、わたしの顔を見ていう。その表情はいたずらっぽくもあり、妖艶でもあり、わたしは断る勇気を持っていなかった。
6畳1間の部屋は、かわいくきれいに飾り立てられていた。
「本当はもっといいところに住みたいんだけど、新人OLのお給料じゃね」
そういって、彼女は浴室のバスタブにお湯を入れはじめた。
「汗かいたでしょ。きょうは暑いもんね。どうせだから、手だけじゃなくて、身体も洗っていきなさいよ」
突然の申し出にわたしはうろたえる。
「え、でも」
「大丈夫。さ、早く」
彼女はわたしの手を取り、浴室へと誘う。わたしはしかたなく服を脱ぎ、湯に身体をひたした。
丹念に身体を洗って風呂からあがると、わたしの服がない。
「あ、あのう……」
バスタオルで下半身をかくし、彼女にたずねると、悪びれた様子もなく答える。
「汗まみれだったから、服も洗っちゃった。あ、そうか、着替えがないんだ。ゴメン、うっかりしてた。でも、きょうは暖かいから、そのままでも平気よね。風邪引かないよね」
全裸にタオル1枚のわたしは、緊張しながら部屋に通される。カーテンで窓は仕切られていたが、初夏の日差しが白く差し込んでいた。
わたしは小さなテーブルで彼女と向かい合い、キチンと正座していた。パンツもはかない股間がスースーし、なにやら妙な感覚だ。
「緊張してる?」
彼女は問いかけてきた。
「当たり前よね。きょう初めて出会った女の子の部屋で、裸でいるんだから」
まるでからかうような言葉。けれどわたしは、恥ずかしさに怒りをおぼえる余裕がない。
「でも、わたし、あなたのこと知ってた。よく見かけたもん。駅とかスーパーで。そして、わたしのこと、じっと見てた」
彼女はわたしの存在、そしてわたしの視線に気づいていたのだ。それがわかったとき、わたしの緊張はよりいっそう強くなる。
「ホント、きょうは暑いわね。でも、窓を開けるわけにはいかないし。この部屋ね、となりから丸見えなの。だから、どんなに暑くても窓を開けることができないの」
まだエアコンが、そんなに普及していない時代だ。扇風機だけが、カタコト音を鳴らして首を振っていた。
「ホント、暑い。ねえ、わたしも脱いでいい?」
そういいながら彼女は、わたしが返事をする前に、着ていたシャツを脱ぎはじめる。わたしは驚きをあらわにする。
「あなただけ裸だなんて申し訳ないし、それに、ちゃんと、お礼しなくちゃ」
シャツを脱ぎ、ジーンズを脱いだ彼女は、下着姿のままでわたしに近寄ってきた。そこには想像以上に実った、佳麗で白い肢体が存在していた。
「ねえ、どうしてわたしのこと見ていたの? わたしのことが気に入ったの? わたしもよ。あなたみたいなカワイイ男の子、大好き」
彼女とわたしの距離はどんどん縮まる。そのたびに濃厚な匂いが伝わり、息づかいや立ちのぼる体温までが感じられる。
「ふふふ、もう元気になってるよ」
わたしの股間はタオルを持ちあげるほど勃起していた。彼女はそれに気づき、何度か舌なめずりをくり返すと、そっと手を伸ばしてきた。
「わたしの身体、見たい? いいよ、見せてあげる」
わたしのペニスをさすりながら彼女はいう。そして、ブラジャーのホックに手を伸ばすと、そのままするりと肩から落とした。
昼間の光を受けて光沢を放ち、彼女が身動きするたびにプルリと揺れ、豊満で形よく整った乳房が間近に迫る。わたしの興奮は絶頂に達し、身体が震え、のどは渇きをおぼえる。
彼女はわたしの顔に押しつけるようにして乳房を前に出し、ふたたびタオルの中のペニスに手を伸ばした。
「いいのよ、触っても、舐めても」
わたしは恐る恐る手を伸ばした。指が食い込むほどやわらかい肉塊は、力を込めるとクニュリとゆがむ。中央にある狭い乳輪の中で、勃起するピンク色の乳首。
わたしは赤ん坊のようにしゃぶりつき、吸い込んだ。
「ああん、気持ちいい」
彼女はそういいながらバスタオルを取り、真っ裸になったわたしを押し倒す。
「もう、もう我慢できない」
彼女はそう言い放つと、小さなパンティーも脱いだ。
「舐めて、わたしのを舐めて」
狂ったように、彼女はわたしの顔面に股間を押し当ててきた。わたしはむしゃぶりつくように、彼女のヴァギナに吸いつく。すると、水飴のような淫水があふれ出し、飲み込むとほんのりと甘いようにも感じられた。
その後、あお向けになったわたしに彼女はまたがり、自ら中に納め、大きく腰を振って抜き差しをはじめた。わたしはタプタプ揺れる乳房を揉み、肉襞に覆われる締めつけを感じとる。そして、童貞だったわたしは、すぐに絶頂をおぼえたのだった。
「え? イクの? まだよ、中はダメ」
彼女はそういってわたしを抜き取ると、口でくわえて大きく首を上下させた。ほどなくしてわたしは彼女の口の中に、すべてを吐き出した。彼女は最後の1滴まで搾り出し、全部を飲み込んでくれたのだった。
それからしばらく二人の関係は続いた。けれど、彼女はわたしに何を言い残すこともなく、引っ越ししてしまった。
突然のことで驚き、落胆もした。しかし、男として自信のついたわたしは、それから同い年の恋人もでき、楽しい日々を過ごした。それもこれも彼女のおかげ。そう思うと、70近くなったいまでも、彼女に対し感謝している。
- 【選者紹介】
- 長月タケオ(ながつきたけお)
- 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
- 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
- 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
- おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
- 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
- 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
- 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
- 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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- 誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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