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【中高年の性告白】第100回「汚れ下着に狂ったころの思い出」東京都在住T・Yさん(72歳)

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【中高年の性告白】第100回「汚れ下着に狂ったころの思い出」東京都在住T・Yさん(72歳)

このコーナーは官能小説家の長月猛夫氏が一般の中高年男性から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味いただければ幸いです。 編集長

【汚れ下着に狂ったころの思い出】東京都在住T・Yさん(72歳)

ひょんなことがきっかけで、若い女とねんごろになるチャンスがあった。いまから25年前の話だ。何度か食事をし、飲みに出かけ、やっとホテルまでいってくれるようになった。けれど、その日のわしはまったく使いものにならず、それが災いして、その女との関係もおじゃんになった。

ショックだった。

女に愛想をつかされて別れてしまったことはもちろん、泥酔もしていないのにピクリともせがれが反応しなかったことに屈辱をいだいた。

まだ、47歳だったわしは、まだまだ現役だと思っていた。たしかに若いころのような勢いは弱まっていたが、いざとなれば大丈夫だ、という気構えがあった。それが、女の裸を前になんもできないという現実をたたきつけられ、しばらくエロ写真の載った雑誌を買っては自分でしごいて反応をたしかめていた。

努力というか、訓練というか、常に股間を意識することで、酒を飲まなければ大丈夫だということを知った。若いころから妄想癖があるので、寝る前などにいやらしいことを考えて手でいじくれば、なんとか固くなってくれた。

わしの女房は12年も歳が離れている。だから、そのころはまだ30代だった。女盛りとはいえ、いっしょになって約10年。あっちの方もご無沙汰だった。

女房は淡泊な女だったので、それでも平気なそぶりを見せていた。たぶん、それも災いの原因だったかも知れない。わしは自分をたしかめるために、久しぶりに女房を誘った。

「どうしたの? 急に」

眠りに入ろうとする女房にのしかかっていったとき、たずねられた。もう、何ヶ月も交接していない間柄だ、不審に思うのも無理はない。

「いや……」

わしは黙って女房のパジャマを脱がした。薄い闇の中で浮かびあがる女房の裸は、見慣れているとはいえ、なんだかエロチックだった。

わしは身体中を舐めまわし、女房も反応を示してくれ、濡れた部分に自分を押し込もうと思った。

しかし、しかしだ。せがれはその瞬間にしぼんでしまう。

あせったわしは、自分でしごき、なんとか勃起状態に持ち込もうとした。せがれは少し固さを取り戻しはするものの、あてがうと瞬く間に力をなくす。何度も無理矢理挿入を試みるも、結果は同じだ。

「ねえ、まだなの?」

女房はいう。わしは、どうにかこうにか挿入できる固さを取り戻し、中にねじ込んだのだった。

そのときはかろうじてコトを終えた。女房は不満そうだった。けれど、それ以上にわしは落胆した。

この先、どんな巡り会いがあって、だれとナニをできる機会が生まれるとも限らない。それなのに、わしは男として悦楽を楽しむことができないのか。

そう思うと、それこそ失望のどん底へ突き落とされるような気がした。

「これではいけない」

一念発起したわしは、効き目があるというカキや赤貝などの貝類を食べ、金冷法を試し、家族に隠れてアダルトビデオを見、雑誌のグラビアをながめた。そして、手を使わずに勃起できるよう、始終妄想を働かせて脳をきたえた。

ある日、いつものようにこっそりとエロ雑誌を見ていたわしは、ある記事に注目した。それは、ちまたで流行りつつあったブルセラの情報だった。

女子校生が小遣い稼ぎにブルマやセーラー服を売りはじめている。なかには下着も販売している。カネをはずめば、目の前で脱ぎたてを手に入れることができる。

若いころから、女の下着には興味があった。母親を除いて男ばかりの家だったので、とくにそんな嗜好が身についたのかも知れない。近所の軒先に洗濯した下着がぶらさがっていると、ついつい立ち止まって見とれてしまうこともあった。

「これだ」

わしはその記事を切り抜き、そっとポケットにしまった。

次の日、さっそく新宿にあるブルセラショップに足を運んだ。

古びた雑居ビルの2階にあるその店に足を踏み入れたとき、わしは目を見張ってしまった。

窓から光は差し込まず、異様な雰囲気が漂っている。壁に飾られたセーラー服とビニール袋入りのブルマ、そして下着。しかし、どれもが洗濯を終えた代物で、わしはいまひとつ不満足だった。

そのとき、店の主らしき男がわしに近づいてきていった。

「お客さん、こちらに来ていただければ、もっといい商品がそろってますよ」

わしは男の顔をじろじろと見つめてしまった。男は品のない笑みを浮かべている。

「もっと、いいものとは?」

「へっへっへ」

背中を向けて、男は奥へと歩を進める。わしは不安をおぼえながら、あとに続く。店はもう一つの部屋があり、男はそこへわしを導く。

「おお」

中をのぞいて、わしは思わず感嘆の声をあげた。

そこには壁一面に、やはりビニールに入った下着が並んでいた。しかも、一目で使用済み、洗濯もされていない様子がわかる。なかには、使っていた女の子がわかるポラロイド写真もついている。

わしは、その中の一つを手に取った。

「どうぞ、袋の中を嗅いでみてください」

男にいわれるまま、わしは袋の口に鼻を近づけにおいを嗅いだ。

途端に伝わる甘酸っぱいにおい。まさに、若い女のムレムレした部分が発するものに違いない。よく見れば、股間に当たる部分が黄色く色づいている。

「この写真の子にね、頼んで1週間、はき続けてもらったブツです」

「1週間」

「そう。こちらには経血がついたものもありますよ」

わしは頭の中がクラクラするのをおぼえた。そして、男にすすめられるまま、三つの袋を買い求めたのだった。

そわそわしながら家に戻り、家族が寝静まったのを確認すると、わしは袋を取りだした。

写真の女の子たちは、はにかみながら写っている。だれもが愛らしく、こんなことで小遣いを稼ぐようには見えない。

「まったく、最近の若い娘は」

そうつぶやき、わしはワクワクしながら袋の中に鼻を近づけた。

中の空気を全部吸い取るかのように深呼吸すると、頭の芯がうずくようなにおいが伝わってくる。汗くさくて、アンモニアくさく、メスの発酵臭が混じり合って肺にたまっていく。それが血管に流れ込み、脳を刺激する。

途端にわしの一物は、ビクンビクンと反応を示しはじめる。

別のもののにおいを嗅ぐ。写真では、同じ年頃の同じような容姿をした女の子なのに、においが若干違っている。

わしの頭の中では、彼女たちが艶美に媚びを売る姿が浮かんでくる。それと同時に、股間はズボンが張り裂けてしまうほど勃起する。

「も、もう、辛抱たまらん!」

わしは急いで寝室に飛び込み、女房をたたき起こした。そして、怪訝な表情を浮かべる女房にのしかかり、前戯もそこそこにして、いきなりズブリと挿入する。

「あ、あなた、ああ!」

いきり立つ巨大な肉棒で貫き通された女房は、困惑しながらも歓喜の声をあげる。わしは濡れ濡れの膣内をかき混ぜ、奥まで一気に突く。

「ど、どうしたの? すごい、す、すごい!」

身悶えしながら、絶叫に近い喘ぎ声をあげる女房。わしは何年かぶりに完全な満足をおぼえ、女房も身をのけ反らせながら頂点を迎えたようだった。

次の日、女房の機嫌はすこぶるよかった。そして、週に2度も3度もねだってくるようになった。さすがに次の日、疲れをおぼえはするが、わしは下着の袋を嗅ぐたびに元気になった。

その後、新しい趣向のブルセラショップが次々にオープンした。過激なところでは、控え室で待機している女の子を指名し、目の前でパンツを脱いでもらうというシステムの店も生まれた。

しばらくは嬉々としてかよっていたが、女の子が若すぎるせいもあって疲れをおぼえ、足は遠のいてしまった。だが、デパートなどで下着売場のそばを通ると、ついつい足が止まってしまう。

染みつきパンティーで若さを取り戻したあのころ。いまは精力を高めるというよりも、下着への感心はノスタルジーになっている。

 
  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 官能小説家。一般人の中高年男性への取材を通して市井の赤裸々な性のエピソードを紡ぐ。
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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