Catch Up
キャッチアップ

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長
【二人でやってきたご夫人と3人戯】
M・M 61歳 東京都在住
いろいろあったが、この歳まで独身を通してしまった。さすがに、もはや結婚願望はないが、それでも老い先を考えると寂しく思えるときもある。
小さいが会社を経営し、そこそこ業績もいい。だからカネはある。家族というものに使う必要はないので、収入は全部、自分の小遣いみたいなものだ。そして、そこそこの服を着て、そこそこの車に乗っていると、女には苦労しない。行きつけのクラブやラウンジのホステスを誘うこともあるし、素人女だってカネを見せ付ければ尻尾を振ってついてくる。
強がりといわれればそれまでだが、どうせさほど長くはない人生。好きなように、楽しく、気持ちよく生きてやろうと考えている。
けれど、女にもてるには、それなりのスタイルというものが必要だ。いくら高級スーツを身にまとってみても、ブクブクの太鼓腹やハゲ頭じゃ見た目が悪い。そして、健康でないと、メシや酒もうまくないし、セックスのときに体力も続かない。最悪、アソコがいうことを利いてくれないという事態も想定できる。
だからわたしは、スポーツジムに通うようにしている。
アスレチックマシーンや屋内ランニングで、汗を流すと気分はいい。引き締まった女性インストラクターの身体を見るだけでも、ストレス解消になる。
そんなある日のこと、わたしは新しく入ってきた女性会員と親しくなった。
彼女は45歳の人妻で、なんでも最近ウエストまわりが気になってジムに来たとのこと。歳相応に目じりのしわやほほのゆるみは隠せないが、パッチリとした目といい少し大きい目の口といい、若いころはさぞ美しかったと思える顔立ちをしていた。
「むかしはモデルかなにかを?」
「いえ、少しだけ」
お世辞のつもりでいった言葉が、的中してしまった。なんでも10代、20代のころは、雑誌モデルだったらしい。
「どおりでお美しいと思った」
「いやですわ」
はにかむ姿もさまになっている。わたしはそれとなく彼女に近づき、自分のことを話し、そして彼女のことを聞き出した。
だんなはテレビ局に勤めていて、プロデューサーをしているらしい。毎日が多忙で、家に帰ってくるのもまれ。
「けど、わたし、知ってるんです」
「なにをですか?」
「不倫してることを」
相手は女子アナウンサー。この噂を流せば、マスコミがこぞって押しかけてくるであろう有名人らしい。
「でも、それは最後の手段にとっておくの。わたしはわたしで楽しんじゃおうと思って」
つまり、彼女はダイエットが本当の目的ではなく、楽しむための男探しをこのジムで行おうとしているわけだ。
もっけの幸いとはこのことである。わたしは自分が独身であることを告げ、首尾よくデートに誘い出したのであった。
だんなは週末も仕事だというので、わたしは休日である土曜日に約束を取りつけた。そして、約束の時間に街中のカフェで彼女を待つ。
「すいませ~ん、お待たせしちゃって」
にこやかな笑みで駆けつける彼女。身につけているブラウスもスカートも上品で、スタイルは、その場所にいる誰よりもはえて見える。
しかし、わたしはなんとなく違和感を感じ取っていた。なんと彼女の後から、同じくらいの年恰好をした別の女性がついてくるではないか。
「この子、わたしのモデル時代からの友人なんです」
いわれてみれば、写真ばえするであろう美しさに満ちている。しかし、デートの席に友人を連れてくるというのは、どういった了見か。
「はじめまして」
それでもわたしは、満面の笑みで挨拶をした。
その後、わたしたちはホテルのレストランで食事をし、バーでグラスを傾けた。本来ならこのあと、しっぽりと二人でベッドインのつもりだったが、さすがにそれはあるまいと、次に期待を寄せることにした。
しかし、ジムで知り合った彼女は、とんでもない提案をしてきたのである。
「このあと、どうします?」
「どうって、別に……」
「よかったら朝まで、ごいっしょしていただけません?」
「え? まあ、明日も休みですから、それはいいですけど」
「実は……」
彼女はそこで、友人を連れてきた理由を述べた。
夫への仕返しのため、ダンディな殿方と浮気をする決心をした。とはいえ、一人では、なんだか恐い。そこで、むかしからなんでも話し合ってきた親友を連れてきた。彼女となら何があっても平気だし、安心できる。
わたしは呆気にとられてしまった。トイレにも連れ立って出かける女子校生じゃあるまいし、なんでもかんでも友だちといっしょという神経を疑ってしまう。
「ダメでしょうか?」
すねたような上目づかいで、彼女はいう。
「え……、いえ、わたしは、別に……」
その答えに、二人は手を取り合ってよろこぶ。わたしは複雑な心境のまま、バーを出たのであった。
ホテルの部屋に入り、女性二人はいっしょにシャワーを浴びに出かけた。ソファーに座ってくつろいでいると、まんま女子校生のようなはしゃぎ声が聞こえてくる。
「かなり精神年齢は低いようだな」
モデル業界というものが、どういった仕組みになっているか知らない。けれど、彼女たちはちやほやともてはやされ、あまり苦労も知らないのであろう。だから、10代の知識や精神のまま成長を遂げてしまう。
すべてが、そうだとはいわない。だが、いまからコトを行おうとする二人は、そうに違いない。
ほどなくして、バスタオルを巻いた二人は出てきた。
スラリと伸びた手脚にふくらんだ胸。さすがにスタイルは、申し分ない。
「じゃ、じゃあ」
百戦錬磨のわたしも緊張をおぼえる。
ベッドに移って一人はわたしの身体を舐め、もう一人をわたしが舐る。なめらかで艶やかな肌の感触が二重になって伝わり、興奮はいつもより早くわき起こり、全身を覆う。
3人でくんずほぐれず。一人に挿入して一人を舐め、上に乗せて一人に挿し込み、別の一人の部分をすする。彼女たちはわたしの上でキスを交わし、互いの胸をまさぐっている。そして、二人並べて四つんばいにし、交互に貫く。
「あ、だめぇ、やああん!」
「もっとぉ、あああん、いい、やああん!」
よがり声の二重奏。わたしは奇妙な気分に浸りながらも、二人の肉体を玩弄し続けたのであった。
その後、彼女はジムに顔を出さなくなった。彼女の浮気がばれたのか、それともだんなの不倫を追及したのか、真相は分からない。
もったいない気もしたが、こっちから連絡するのもはばかれる。仕方がないので、いまは別の相手を物色している。
【選者紹介】
長月タケオ(ながつきたけお)
1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)
ほか
長月タケオ『誘惑する女 熟女たちの悦楽』
電子書籍のお求めはコチラ
【中高年の性告白バックナンバー】
◀【未亡人の貪乱な舌使い】
◀【バイブを隠し持っていた女房】
◀【愛液こそ回春の妙薬】
◀【勃起薬を飲む時間を間違えてチャンスを逃す】
◀【生徒の母に誘惑された新米教師】
◀【本気で娼婦を愛してしまい散財したわたし】
◀【かつて憧れた美人妻によく似た娼婦を抱く】
◀【記憶にない絶頂で従順になった高慢OL】
◀【女の貪欲さを見せた年増ホステス】
◀【武道館で出会った清楚で淫乱な少女】
◀【レズ女二人のおもちゃにされた出張の夜】
◀【泥酔した娘を悪戯したわたしの後悔】
◀【5年ぶりに再会した元妻との懐古SEX】
◀【母親のほうが魅力的だった若気の至り】
◀【古希過ぎのわたしをよみがえらせてくれた淫乱娘】
◀【電動バイブを持ち込んだ夜から夫婦円満】
◀【間違いを犯さぬための風俗通い】
◀【フーテン時代のわたしに妻を抱かせた紳士】
◀【ピンサロで豪遊4Pの結果、無一文に!】
◀【兄が助っ人をしてくれて無事に挿入】
◀【女体の味を教えてくれた10歳年上の叔母】
◀【旅先で出会った一夜限りの古風な五十路女】
◀【夜の世話までしてくれる元ホステスの居候】
◀【黄金水を飲んで興奮してしまう倒錯の性衝動】
◀【淫乱OLと穴兄弟になった同期社員5人】
◀【マセた幼馴染の少女に誘われて】
◀【わたしをセックスの虜にした年増看護婦】
◀【夫に頼まれて人妻を抱いた旅の宿】
◀【ウソでだまして美女をモノにしたわたしの後悔】
◀【となりに越してきた若夫婦の痴態をのぞき見して回春】
◀【パソコンを習い始めたわたしが先生に抱いた妄想】
◀【ムチでぶたれ、ロウを垂らされて歓ぶいかず後家】
◀【同級生の女の子に口で気持ちよくしてもらった15の夏】
◀【尻穴を舐ってくれる風俗嬢にぞっこん】
◀【息子の嫁を襲ってしまったバブル時代の悪夢】
◀【板前のわたしが酔った女将から受けた誘惑】
◀【1万円で中出しをせがんだ早イキの援助交際熟女】
◀【大学生のわたしが家出少女と過ごした甘美な10日間】
◀【洗濯屋のわたしと、いきなり迫ってきた若奥さまとの密かな悦楽】
◀【還暦を過ぎて悟ったオッパイの魅力】
◀「EDになったわたしに真実のよろこびを教えてくれた愛人」
この記事の画像
関連キーワード
Linkage
関連記事

-
【ネオン街ニュース】自粛要請でキャバ嬢やホストは何をしてる…
-
昭和官能エレジー「純情ホステスの純愛芝居」長月猛夫
-
長月タケオ選「中高年の性告白」第96回和歌山県在住Y・Mさ…
-
シニアのための夜の会話術 第11回「会話がダメなら身振りで…
-
【ネオン街ニュース】居酒屋「朝5時からの営業」で東京都全域…
-
【ネオン街ニュース】コロナでも風俗業界が休業できなかった本…
-
全国47都道府県別「SEXできる!」30~40代の見分け方
-
長月タケオ選「中高年の性告白」第95回 兵庫県在住M・Yさ…
-
シニアのための夜の会話術 第10回「本当はエロいことわざ遊…
-
シニアのための夜の会話術 第9回「最後には食う男が勝つ」
-
あの週刊大衆が完全バックアップした全国の優良店を紹介するサイト
FANZA新着動画
特選素人娘マル秘動画

-
トーキョー ヲタ連 ハメンジャーズ! 中出しコスSEX V…
-
酔うとキス魔になって滅茶苦茶エロい美人秘書 しゃぶったら射…
-
ヤリたいオーラ全開でぐいぐい攻めてくる人妻美容師 シャンプ…
-
美しすぎる親戚のエロ叔母さん 性に悩むいたいけな甥の青臭い…
-
「おばさんの下着で興奮するの?」脱ぎたてのパンティで甥っ子…
-
バイト先で働く美しい人妻を家に連れ込み中出しセックス 西尾…
-
食べごろ姉妹のからだ。親戚の娘2人を預かることになった変態…
-
ロケ先で軽蔑している中年セクハラプロデューサーとまさか相部…
-
濡れツヤ最細クビレJcupを好き放題 2泊3日しっぽり絡み…