迷惑行為や悪質クレームを怒り告白！！

　客が従業員に対して暴言を吐いたり、理不尽な要求をしたりする“カスハラ”が横行している。

「正しくは“カスタマーハラスメント”で、今、大きな社会問題となっています。　お客様は神様とばかりに、傍若無人に振る舞う人が年々、増加しています」（全国紙社会部記者）

　そんな状況に東京都が動いた。2月20日に開会した都議会定例会で、小池百合子知事が、本邦初の「カスハラ防止条例」を制定する方針を明らかにしたのだ。

「日本労働組合総連合会、いわゆる連合が一昨年行った調査では、カスハラが“増えた”と感じる人は“減った”と感じる人のおよそ5倍にも達していました。　商品に難癖をつけ、店員に土下座をさせたうえ、その姿を撮影。SNSで拡散した例もあります」（夕刊紙記者）

　小池知事のカスハラ防止条例には、都内の風俗店も大いに期待しているという。

「風俗ほどカスハラが横行している業界もないのでは？　本番行為の強要をはじめ、風俗嬢にメチャクチャな要求をする客は多いですからね」（風俗ライター）

　元AV女優で、デリヘルで働いていたこともある竹下ななさんも、こう言う。

「本番NGなのに、ヤレないと激怒するお客さんは本当に多かったです。店のスタッフにも“ヤレる子を紹介しろ”と要求し、断られたらクレームを入れるとか、しょっちゅうでした」

　ストレス発散なのか、風俗嬢の容姿をけなしたり、「親の顔が見たい」と、言葉で精神的な苦痛を与えてくる客もいたそうだ。

　吉原のソープランドで働くA子さん（25）も、ため息まじりに、こう言う。

「ソープ嬢の間で困っているのが、通称“コイキングキス”です」

　コイキングとは、『ポケモン』に出てくる鯉のキャラの名前。

「キスのとき、口を鯉のように大きく広げて、唇だけでなく鼻にまで吸いついてくる人が、けっこういるんです。“それはちょっと……”と、やんわり断っても、“キスくらいいいだろ”と言って、舐め回してくるんです」（A子さん）

　嬢が嫌がっている顔を見て、楽しんでいるようだ。

「お酒を飲みすぎて全然、勃起しない人もいます。こっちも頑張って、40分以上フェラしたけどダメで。それなのに、“おまえからはヤル気が感じられない。土下座しろ”と怒鳴られたことがあります」（前同）

　なんともヒドい話だが、最近はやりのメンズエステもカスハラ大国だ。

「ヌキどころか、お触りもNGなのに、ヤレると思ってくる人が多くて。胸や、お尻を触られるのは日常茶飯事で、“ダメですよ”とたしなめると、“こんな仕事して恥ずかしくないの？”とか言い始めるんです。　コンドームを出してきて“着けるからヤろうよ”と迫られることもあります」（メンズエステ・セラピスト）

　読者諸兄におかれましては、神様のようにおおらかな心を持った紳士なお客様でいましょうね。