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このコーナーは関西在住の女性ライター・法善寺灯子さんに関西のシニアの皆様の魅力を語っていただくものです。関西流の笑いと人情味溢れるシニアの生き様はきっとこの世知辛い浮世に一筋の光を与えてくれるでしょう。関西のオジ様とオバ様とお爺さまとお婆さまと、おとんとおかんのパワーが皆様の健康とご長寿の活力になることを切に願います。
編集長
【編集長関西弁の主人公がイケメンにモテるドラマ「SUPER RICH」のウヒヒ」の巻】
今日はシニアではなく、関西レディーの話をしたい。
とても寂しいのが、一度東京住まいになると、関西臭まで消してしまう人がいる、ということだ。雰囲気も言葉も東京に染まりつくした関西出身の女優やタレントなんて、全く魅力が無い。かといって、逆に「私関西人ですねん」とわざとらしくアピールするのもこれまたウザい。
沢口靖子様(大阪府堺市出身)の人気がエターナルなのは、とてもナチュラルに、関西のノリや京都でのロケを大切にしておられるからである。
いま私が注目しているのは、木曜夜10時、フジテレビ系で放映されているドラマ「SUPER RICH」の主人公、氷河衛を演じる江口のりこさんである。兵庫県出身の彼女に合わせたのか、セリフも関西弁バリバリ。何を考えているのか分かりづらいルックスは京都っぽく、どんな場でも言いたいことは言うふてぶてしさはナニワっぽい。でも自然。うむ、斬新なヒロイン誕生!
なによりこのドラマの素晴らしいところは、そんな関西ヒロインな彼女が20代前半と30歳の赤楚衛二、町田啓太という東京の香りがする洗練された超イケメンからモテモテになる、という展開である。
これは私だけなのかもしれないが、関西に誇りはあれど、どうしても首都・東京とその付近に対するコンプレックスが拭えない。ニュースを見て
「へっ、東京なんてゴミゴミしてて住みにくそう。全然羨ましないねん!」
と舌打ちしつつ、仕事で東京に行く用事ができたら
「新宿で記念写真撮っちゃおうかな」
と言葉まで東京弁になり、ウキウキして用意する自分がいる……。定番の土産、まるごとバナナも味が嬉しいのではない。「東京から贈り物が届いた」自体が嬉しく、ニヤッとしてしまうのだ。
そんな歪んだ東京コンプレックスを持っている私にとって、このドラマの「標準語のイケメンが関西弁のオバサン(アラフォー)にメロメロになる」という展開は、大勝利感が味わえるのだ! おーっほっほ!!
……。書いててよりコンプレックスが強くなり、なんか泣きそうだい。
【法善寺灯子さんのプロフィール】
関西在住ライター。性別:女性。好物は串カツとお好み焼きのブタ玉。兵庫、大阪、京都、奈良、三重、滋賀などフットワーク軽く駆け回り、愛すべき関西の面白ネタを探す。
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