深く挿れる「松坂スぺシャル」

朝ドラ『水色の時』（75年上半期）のヒロイン・大竹しのぶ（63）は、『花神』（77年）を皮切りに大河ドラマにもたびたび出演。昨年放送の『いだてん～東京オリムピック噺』にも、主人公・金栗四三を後援する資産家の役で出演している。

　彼女がハードな全裸ファックシーンを披露したのは、映画『死んでもいい』（92年公開）。年下の男とデキてしまい、最後は夫を謀殺する人妻にふんした大竹の官能演技は今も語り草だ。

「大竹に横恋慕した若い男が、彼女を最初にレイプするシーンは迫力満点。室内で彼女を放り投げ、服を引きちぎった男は悲鳴を上げる大竹に襲いかかるんです」（前出の映画誌編集者）

「きゃああ～ッ、やめて！」「なんでこうなるの～！」　と叫びながら必死に抵抗する大竹と男の争いは、手籠めという表現がピッタリの生々しさだ。

　やがて男とねんごろになった彼女は、ややポチャボディと小ぶりな乳房、小粒な乳首をあらわにして、男と何度も正常位で愛し合うように。大竹の意外な床上手ぶりがうかがえる作品だ。

　映画『遠雷』（81年公開）で、お見合いしたばかりの男とモーテルに直行。「しよっか」と言って、あっけらかんと全裸になる、とっぽい田舎娘を演じた石田えり（59）は、90年の大河ドラマ『翔ぶが如く』に出演。

「彼女は西田敏行ふんする西郷隆盛が奄美大島に流されたときの現地妻・愛加那を演じたんですが、ふくよかで、おおらかで女っぽい石田の長所が、すべて出ていて最高でした」（下関氏）

　73年の大河『国盗り物語』で織田信長の妻・濃姫を演じた松坂慶子（68）は、輝くばかりの美しさ。濃姫＝帰蝶を演じた女優は数あれど、彼女が歴代最高の濃姫と評する声は少なくない。

　85年の大河『春の波涛』では主演。合計９本の大河ドラマに出演した松坂は朝ドラの常連女優でもある。　深作欣二監督との名コンビで『蒲田行進曲』『道頓堀川』（ともに82年公開）などの作品で脱ぎまくってくれた彼女だが、「同じ深作作品の『火宅の人』（86年公開）も激エロでした。　松坂は主人公の作家と放浪するホステス役を好演。濡れ場で彼女が披露する両足を男の体に巻きつける“胴締めファック”は、男のアレを深く挿入するためには最適の体位。“松坂スペシャル”と名づけたいくらいです（笑）」（織田氏）