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このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長
【妻がバイブを受け入れた夜】
Y・M 56歳 東京都在住
10年前に再婚した。相手は一回り以上も年下で好美という。その名の通り非常に好きもので、出会ったころは、それこそ毎日毎晩、いや、いつでもどこでもわたしの求めに応じ、そして彼女の方から求めてきた。それこそ、もよおしてくると車の中やラブホテルはもちろん、公衆便所や映画館の中でしゃぶりつき、舐り合い、貫き通した。
好美は大柄でバストのサイズはHカップという、外人顔負けのダイナミックなスタイルをしていた。わたしも身長は190弱、体重も100キロをオーバーしている巨漢だ。わたしと好美が絡まりあうと、ベッドのスプリングは悲鳴をあげ、床までもがきしみはじめるほどだった。
そんな好美にわたしは溺れ、とうとう前の女房と離婚して一緒になった。
結婚当初は朝の1発、夜の3発が普通で、休みの日は一日中最低5発。しかし、そんなわたしも50の声が聞こえるころになると、かつてのような精力が失われる。だが、40手前の好美は熟れた魅力を増してくる。
張り詰めていた肌はゆるみを帯びて妖艶となり、固く盛りあがった乳房は柔軟性をたたえて淫靡なたるみを形づくる。身体全体に妖艶さが増し、行為そのものも、スポーツのような激しさから湿り気を帯びた淫靡なものへ変化する。
それはそれでうれしいのだが、彼女の情欲はおとろえを知らない。雰囲気が変わっただけで、求める頻度は以前のままだ。
しかし、わたしの方は1日2発が限度となり、次第に日に一度でも苦痛に思いはじめる。
「もう、むかしのように愛してくれないのね」
「いや、好きなのは変わりない」
「でも、回数ばかりじゃなくて固さもない」
「それは……」
「あ、ひょっとして外でしてるから……」
「そんなことない、浮気なんて」
「じゃあどうしてなの? むかしのように、わたしをえぐり取ってくれないの?」
好きだ、愛しているというだけで、一物が隆々と勃起を果たすわけではない。けれど好美には、そんな男の理屈が理解できない。
好きであれば、自分を魅力的だと思ってくれるのであれば、男はいつまでたっても固く大きくなるものだと考えている。
「いまのままじゃ満足できないのか」
「そうよ。わたしはあなたの大きくて固くて長くて、それこそ身体が張り裂けそうなのが好きだったの」
このままじゃあ二度目の離婚を覚悟しなければならない。しかし周囲に、どう説明する。まさか「元気がなくなったから捨てられた」ともいえまい。
思い悩んだわたしは妙案を思いついた。つまり好美は、とりあえず固くて長い一物に犯されたいわけだ。そこで用意したのがバイブだった。しかも、小さなローターや日本人サイズのちゃちな代物ではない。コーラ瓶ほどの太さと長さを誇る一物だ。
「さあ、これで存分に感じさせてやるぞ」
しかし好美は嫌悪をあらわにいった。
「わたしが、そんなもので満足すると思ったの。どうして生身じゃなくて、オモチャで気持ちよくならなくちゃいけないのよ!」
よかれと思ったことが逆効果になった。好美はその後、口もきいてくれなくなったのだった。
その日、わたしは酔って帰った。好美は満足に夕食の用意もしてくれなくなったので、一人居酒屋で空腹を満たしたのである。
ふらつきながら玄関に入ると、家中の照明は落とされ、好美はすでに寝ているようだった。
わたしは何だか腹立たしくなり、寝室に入ると好美を起こそうとした。しかし、布団を蹴飛ばし、太ももや胸もともあらわに寝入っている好美の姿を見て、急にムラムラしてしまった。
わたしは急いで服を脱ぎ、好美にのしかかる。好美は目をさまし、素直に身体を開いてくれた。
わたしは好美の豊満な乳房を舐り、陰部に手をはわせる。しかし酔いのせいもあって、肝心の部分がビクともしない。
「なによ、まったダメじゃない。変に気を持たせないでよ!」
その言葉にわたしは怒りをおぼえた。
「よし、満足させてやるよ」
わたしはバイブを取り出し、ふたたび好美に襲いかかった。好美は抵抗をこころみるが、わたしは無理やり脚をひろげさせ、潤いに満たない部分にバイブをねじ込む。
「い、痛い!」
好美は苦痛を口にする。けれど、容赦のないわたしはスイッチを入れ、好美の秘裂をこねくり回す。好美は暴れ、なんとか逃げようとするが、わたしの力にかなうはずはない。
「どうだ、これでいいんだろ。こんなのにムチャクチャされたかったんだろ」
好美は答えず、やがて涙を流しはじめる。そのとき、わたしは冷静となり、やがて後悔をおぼえ、その夜はバイブを止めて寝床に入った。
離婚は決定的だと思った。酔っていたとはいえ、相手が自分の女房だとはいえ、無理やりの行為は許されない。しかも、無機質なオモチャで相手をもてあそんだのだ。
どう抗弁しても許されるものではない。わたしは仕事を終えても家に帰る気はなく、その夜も一人で飲んで遅くに戻った。
家に戻ると部屋の明かりは点いていた。わたしはおそるおそる玄関のドアを開け、リビングへ向かう。すると、寝室から好美の切ない声が耳に飛び込んできた。
「まさか、男を引っ張り込んで……!」
わたしは急いで寝室に入る。けれど目に映ったのは好美だけ。しかも半裸で脚をひろげ、自分で胸をもみながら股間をいじくっている。右手にはわたしが購入したバイブ。
「お、お前……」
「うん、これ、いい、こんなの、わたし、初めて……」
好美は出し入れを続ける。そのいやらしい姿にわたしも興奮する。新たな刺激に一物は、むかしに戻ったようにギンギンとなる。
わたしは飛びつくようにおおいかぶさり、バイブを手からはずさせると、そのまま自分のモノで貫いた。
「やあああん! すごい、こんなの、あああ、ひ、久しぶり!」
わたしは性急に腰を振り、好美も自分から馬乗りになってくれる。それこそ内臓まで押しつぶすような突き入れに好美は絶叫し、その日は互いに大満足を得たのであった。
とりあえず離婚の危機は脱し、二人はかつての仲を取り戻した。しかし好美は、わたしがどうしてもダメなときは、平気な顔でバイブを使う。
「うん、これ、いい、今度、もっと大きいの買って来てね」
わたしは承知するが、内心複雑な心境だ。ひょっとしてこのまま、好美はわたしを必要としなくなり、バイブだけで足りてしまうのではないか。やがて、わたしの存在をも不必要とするのではないか。
「けど、浮気されるよりはましか」
そんなふうに考え、好美の淫らな姿を見ては自分を発奮させている。
- 【選者紹介】
- 長月タケオ(ながつきたけお)
- 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
- 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
- おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
- 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
- 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
- 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
- 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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- 誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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