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中高年の性告白

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長月タケオ選「中高年の性告白」第19回 東京都在住M・Yさん(60歳)の告白【旅先で出会った一夜限りの古風な五十路女】

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長月タケオ選「中高年の性告白」第19回 東京都在住M・Yさん(60歳)の告白【旅先で出会った一夜限りの古風な五十路女】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【旅先で出会った一夜限りの古風な五十路女】

M・Y・60歳・東京都在住

久しぶりに長期の休みがとれたので、一人旅に出ることにした。旅行なんて何年ぶりだろうと思いつつ、旅先で何かハプニングでも起こらないものかと期待も抱いていた。その思いが通じたのだろうか、途中の車内で一人の女性と知り合った。歳はわたしより4つ年下の56という。わたしたちは、あれこれ若かった頃の話で盛り上がり、そのうち目的地に到着した。

彼女とはそこでサヨナラだと思っていた。しかし、偶然にも泊まる旅館が同じだった。これも何かの縁ということで、夕餉をわたしの部屋でとることにし、二人分の食事を運んでもらった。

ただ、年下といえども還暦手前。彼女と同衾したいという気は起こらない。同時代を過ごしてきた同士、あれこれ昔話で花を咲かせたいだけだった。

わたしは小さな芸能プロダクションを経営しているため、若い女と接することが多い。成りゆきで素人女とベッドをともにすることもあるが、根がスケベなので風俗にも足を運ぶ。ただ、ピチピチの肌やツヤツヤの触り心地は申し分ないにせよ、ときには閉口することがある。それは彼女たちの性に対するとらえかただ。

AV上がりの女が地上波でタレントになったり、アイドルが出来ちゃった結婚しても、なんら人気に影響のない昨今を、わたしは忸怩たる思いで見ていた。それは、水商売がきちんとした職業として受け入れられていることも似通っている。決して差別をするわけではないが、「表と裏」という概念があってこそ、道徳や公序良俗という考えが成り立つ、というのが持論だ。何もかもが表にさらけ出されてしまえば、人は暗さや影を認識できなくなる。「表」が正常に機能するためには「陰」が必ず必要となってくる。たずさわるものが卑下する必要はないが、逆に良識あるとされる「表」を支えている立場であるというプライドが必要だ。

話はややこしくなったが、本能に直結する行為は恥じらいというものが必要だということだ。それがなくなったからこそ、道端で堂々と飯を食べたり、電車でいちゃついたり、カラオケブースやネットカフェでよからぬ行為におよぶ連中が増えてしまうのだ。だから、飯を食うために並ぶのは、風俗店で並ぶのに等しいとさえ思っている。日本人はいつから「恥」をおぼえなくなったのだろう。その原因の一つは、わたしが属する「テレビ」という業界も起因するに違いない。

つまり、いまの若い女の子に「恥じらい」が失われているように思えてならない。肌を必要以上に露出する服装はもちろん、見た目清純で品のある女の子でも、セックスのときには積極的で、フェラチオなんか当たり前となっている。「秘すれば花」という言葉は、いまや死語に成りさがってしまったのだ。

余談が長くなったが、旅先で出会った彼女は仕草もたおやかで、奥ゆかしく、少しでも浴衣や丹前が乱れると、さりげなくととのえるといった行動をさりげなくこなした。ちらりと見える白い素肌がすぐさま隠される様子は、ながめているだけで男心をくすぐってくれる。わたしは長く忘れかけていた、垣間見て欲情するという感慨を思い出してしまった。

期待通りに話ははずみ、杯も重なる。彼女のほおはうっすらと紅に染まり、視線もゆるやかだ。そんな様子をながめていると、わたしは酔いも手伝い、最初の考えはどこへやら。気分が高揚しはじめる。

食事が終わり、全てが片づけられる。それでも話は続き、夜はどっぷりと深まっていく。

「あら、もうこんな時間」

彼女は時計を見ていった。

「今日は楽しかった。こんなに長く殿方とお話しするだなんて、久しぶりでした」

「もう、戻られるんですか」

「あまり遅くなると、ご迷惑でしょうから」

「わたしは全然。なんなら朝まででも」

わたしは言葉に意味を含めた。彼女もそれに気づいたのか、視線をそらせて、はにかんだ表情を浮かべる。

「いやですわ、からかわないでください」

「からかってなんかいるものか。あなたさえよければ」

彼女は上目づかいでわたしを見る。わたしは彼女の手をとり、そのままきつく抱きしめたのだった。

女の一人旅。そのわけを、わたしはきかない。ましてやだんなのことなど、確かめるのは無粋というものだ。旅の途中で意気投合した男と女。理由はそれだけで十分だ。

「明かりを消してください」

彼女は言った。いまどき珍しいセリフだと、わたしは思いながら照明を落とす。そして、彼女と唇を重ねたまま、浴衣のえりから乳房に手を伸ばす。

「うん……」

かすかにこぼれる声。なめらかで温かで柔らかい感触が、早くもわたしの股間をたぎらせる。そのままわたしは、彼女の股間に手をすべらせた。

「いや……」

すると彼女はかたくなな拒絶を示し、すそを押さえつける。

「どうして」

「恥ずかしいし、お手が汚れます」

「なにが汚いものか」

「でも」

困惑の表情を浮かべ、彼女はいまにも泣き出しそうな顔つきになる。

「じゃあ、わたしのを気持ちよくさせてくれ」

わたしは彼女の手を取って、一物を握らせた。指が触れた瞬間、ビクンと彼女の身体が揺らぎ、やがてゆっくりと手のひらに力が込められる。

「どう?」

「大きくて固いです」

「口でしてくれないかな」

彼女は驚きの目でわたしを見た。

「口……、で、ですか」

「そう。したことないの?」

黙ってうなずく。

「じゃあ、教えてあげるから」

わたしは立ちあがって下着を脱ぎ、浴衣のすそを割った。隆々と頭をもたげる一物を見て、彼女は顔をそむける。

「さあ、手にとって、それから舌を伸ばして舐めて」

目をつぶり、舌先でチロチロとなぞりはじめる。そしてわたしの指示に従い、先をほお張ると、小さく頭を揺り動かした。

技は稚拙だった。まったくないといっても過言ではない。しかし、恥らいつつも懸命に愛撫してくれる仕草に、わたしは極度の興奮をおぼえる。我慢できなくなったわたしは彼女を押し倒し、股間に顔をうずめた。

「い、いや、恥ずかしい、見ないで、見ないでください!」

言葉を無視して、わたしはしゃぶりつく。身をよじって抵抗していた彼女だが、やがて観念したのか、されるがままになる。わたしは彼女の蜜をじゅうぶん導き出したあと、伸しかかって挿入を果たした。

グラインドを続けている間も、彼女は声を押し殺し、歓喜をおおっぴらに表現しない。それでも感じているのは、体温の上昇と膣の締めつけ、そして多量の愛蜜でわかる。

わたしはまるで処女を犯しているような錯覚におちいり、興奮と快感のるつぼの中で達してしまったのであった。

次の日、わたしたちは別のルートで帰宅することになった。別れ際、彼女は言った。

「楽しかったです。いままで知らなかったことが、いっぱい体験できました」

「それは、わたしもです」

「ありがとうございました。あなたのことは忘れません」

その後、彼女とは会っていない。そしてわたしは、女にとってもっとも必要なものは、何であるかを知った。恥じらいこそ、女性を最も美しく見せる仕草である。それは女性だけでなく、男にとっても「恥」の概念が必要なのは確かだろう。

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

長月タケオ『誘惑する女 熟女たちの悦楽』

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