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もちづき千代子のガチンコ対談!【熟女の履歴書】第12回 卯水咲流さんの巻

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中高年男性たちが今、欲しているもの。それは、癒しと色香を兼ね備えた女たち。……ずばり、"熟女"です!心もアソコも元気が足りないとお嘆きの夕やけ大衆読者に、精力サプリより効果的な濃厚熟女トークを大公開。今回のゲストは、極上の美貌の持ち主であり自他ともに認めるアニメオタク熟女・卯水咲流さんです!

――卯水咲流さんは、人妻作品やNTR(ネトラレ)モノにも数多く出演しているにも関わらず、あまり”熟してる”というイメージがない謎の美熟女という印象です。確かご年齢は35歳でしたよね?

「12月で36歳になるんですよ。言われてみれば、年齢の割にあんまり熟女では括られることがないかもしれませんね。ファンの方たちから見ると『隣すぎない不思議な女』らしいですよ。妖精? 幻想の人? 立ち位置としては、昔のまゆゆみたいな……」

――あぁ~! その感じわかります。良い意味で親近感がない、天上人みたいな感覚。2013年の鮮烈なデビュー時の姿が焼き付いたままなんですよ。年を重ねてもあの頃の美しさが全く損なわれていないのが原因かもしれないですね。

「とはいえ、自分自身はだいぶ大人の階段を昇ってるとは思いますよ。正直、20代の時はめちゃくちゃギラギラしてましたもん。私生活も仕事も完璧主義でないと気が済まない。もちろん、マネージャーが仕事をとってきてくれた上で私が頑張るという立ち位置はずっと変わっていないんですけど……」

――卯水さんは、もともと芸能界の人じゃないですか。しかもちょっと足を突っ込んだとかではなく、がっつり長年お仕事していた方。そこからAV業界に転身したことで、何かギャップを感じたことはありましたか?

「演技の仕方という部分では、実はけっこうありましたね。映画やドラマの世界では、例えば、『〇〇がしたい』というセリフがあったとして、重きを置かれているのが『〇〇』なのか『したい』なのか、それによって感情を乗っける場所が変わってくるし、演技も違ってきます。でも、AVの場合は前段階でどんなやりとりがあったとしても、いきなり『気持ち良い!』の演技をするわけじゃないですか。その意味が理解ができなかったんですよ。そもそもNTRも全然わかってなかったし(笑)」

――ああ、AVというのはドラマ作品であっても見せるものの主体がセックスですからね。目指す方向が違う分、演技の勝手も違ってたわけだ。

「だから川上ゆうさんとか、凄いなって思うんですよ。NTRを肌で体感してる方だと思います。しかも、色んな場面で違う顔が出せる。私が欲しいものを持っている方だなぁと思います」

――意外な言葉が出てきた。卯水さんにも、そういう憧れの目で見る女優さんがいるんですね。

「なんか、30代になってから自分にないものに惹かれるようになりましたね。これが大人になったのかなぁというところです。ライバル視ではなく、尊敬。それをこうやって言葉にできて、態度にも表せるようになったのは、芸能界にいた頃では考えられなかったことです」

――おおっ、そのあたりまでお話してくれるとは。ぶっちゃけた話、やっぱり芸能界にいた頃は尖ってました?

「ですね。芸能界ではご法度ですよ、こんなに人間が丸くなるなんて(笑)。自分が一番な世界からAV業界に来てみて、結果的に人間としては成熟したと思います。不器用なところは変わってないんですけど、本当の自分と卯水咲流との折り合いがつけられるようになりました。18歳で芸能界デビューして備わっていた大人な部分に、バカ正直とは違う真の意味の正直さが加わった感じじゃないかな」

――徐々に変化を遂げている卯水さんをファンの方々はどんな風に見てくれているのでしょうか。

「優しいですね。例えば、私が間違ったことをしても『またやり直せばいい』と言ってくれるような人たちです。それはとても有難いことなんですけど、私からすると『二度あることは三度ある』なんですよ。私はもっとステップアップしなきゃいけないわけで、それは甘やかしだと思ってます」

――自分に厳しい……。めっちゃストイックじゃないですか。私から見れば、ファンの方たちくらいには甘えてもいいような気がするんですけど。

「私はそんなにかまってちゃんじゃないですから。ファンにも成長を見守っていて欲しいんですよね」

――でも、卯水さんって、あんまりSNSでも素を見せてこなかったじゃないですか。ツイッターでも全く写真をアップしないという稀有なAV女優(笑)。そういう意味で「もっと卯水咲流を知りたい」という方はたくさんいるんじゃないかと思うんですよ。

「でも、私の場合は100ある魅力を100知るよりも、20くらいでちょうどいいはずだと考えていて。ただ、ファンの皆さんが私が普段何をしているのか知りたいという気持ちはわかるんですよ。それで最近は敢えてデジカメで撮影した写真を載せるようにしてます。デジカメ写真の私は、生っぽい人間だなと思ったので(笑)。この写真、どうやらどの世代にも刺さってるみたいなんですよね。私のファン層は30~40代が中心ですが、80歳のおじいちゃんもいて喜んでもらえてるみたいです」

――あと、8月末まで行われていたワープ専属女優オーディションからは、fa2yでこれまでに語らなかったような想いや日常の記事をアップしていて、正直ちょっと驚きました。

「fa2yは他のSNSとは違って自分が思っていることを書く場にしてるんです。あのオーディションを通じてわかったのが、私って意外と女性に支持してもらえてるんだなって。あの時、同業の子や引退女優さんが事務所やメーカーの垣根を越えて応援してくれたんです。今まで会ったことがあった女の子たちが一斉に。あれは本当に嬉しかったなぁ」

――それこそ、今よりもギラギラしていた卯水さん時代にお会いした方たちですよね?

「あの不器用な20代があったからこそ、みんなに必死なのが伝わったのかもしれません」

――きっと、さっき言っていた新たに加わった「正直」な部分ってこういうことですよね。丸くなっただけ、素直な感情を出せるようになったという。

「でも丸くなったとはいえ、これからも悟りの境地まではいきたくないんですよね。私のAV女優としての良さが無くなるのではないかとも思いますし。しっとりと落ち着くのはまだ先かな~(笑)」

――卯水さんといえば、アニメとゲームが大好きなオタク美熟女。卯水さんから見た「魅力的な中高年」とはどんな男性なのか教えてもらえますか?

「お金と権力をひけらかさない人ですね。同じ目線で話ができる人」

――これまでの熟女さんたちとは違った視点だ! でも、同類のオタク熟女(あくまで美熟女ではない)としては、けっこう共感できる回答です。わかります、いわゆるマウントおじさんってやつですよね。

「結局、お付き合いをしても立場の上下があると長続きしないと思うんですよ。自分が上だって思いながら話されてる時点で上下関係が成立しちゃうし」

――金銭や立場だけでなく、オタクの場合は知識のマウントもありますもんね。

「そう!SNSでもオタク・マウントがけっこうあったので、ファンにもそういうのは止めて欲しい、嫌だっていうのは常に伝えています」

――昨今では『鬼滅の刃』を見てるのは当たり前のように振舞う「キメハラ」が話題になりましたよね。

「『鬼滅の刃』がすごく良い作品であるのはイイとして、やっぱり苦手な人はいますからね。思うことは人それぞれあるっていう会話に繋がればいいですけど、オタクって過剰に知識をひけらかしたがる傾向にあるから……」

――私もそこは気を付けたい所存……。

「私、実をいうとコスプレが苦手で、作品でもほとんどそういうのが無いんですよ。それもやっぱりオタク・マウントが原因でして」

――えっ、そうなんですね。確かにあれだけアニメ好き、ガンダム好きを公言してるわりに、それに纏わる作品に出てる印象がなかったのが不思議だったんですよ。そういうことなのか。

「コスプレはもともとあまり得意なものではなかったし、それはプライベートの知人には言ってあったんですよ。なのに、ある日友達から秋葉原に連れていかれて、『このコスプレ似合うよ』って勝手にコーディネートされて……」

――ぎゃーーー!!!!最悪!!!!

「以来、コスプレはトラウマなんです。こういう苦い経験があるからこそ、オタク界隈のファンの仕切りは上手くやれてると思います(笑)」

――AVデビューして以降、自分の中のセックス観に変化は生まれましたか?

「まず最初に言っておくと、絶対に変わらないことがあるんです。それは『プライベートと仕事のセックスは違う』ということ。だから『卯水咲流』には彼氏はいない!」

――そこは念頭に置いておきますね(笑)。

「で、変わったことなんですけど……。根本的に密着プレイが大好きなんですが。だんだん男性に気持ち良くなってもらうことが好きになってきました。奉仕系にジョブチェンジしつつあるというか。やっぱり、セックスもコミュニケーションですから、そういう気持ちって大事だと思うんです。男優さんって、そこが凄く上手じゃないですか。セックス中にお互いに意思を伝え合える相手ですよね」

――ということは、逆にいえばAVデビュー以前の卯水さんのセックスは、ノー・コミュニケーションだったと?!

「若い頃のセックスって、本当にそうでした。『好き』って思っても、ちょっとでも『何か違う』って感じてしまうともうバイバイ。だいたい三回目でサヨナラしちゃうんです。これが本当に何人もいたので、私は人と付き合うのが難しい人間なのかなって思うこともあるんですよ」

――卯水さんとお付き合いしたいと切望する男たちは多々いると思いますけどね。きっと、夕やけ大衆の読者たちも……。

「え~! 私と付き合ったら、絶対に面倒臭いぞ(笑)!!」

――でも、もしも男性とお付き合いするとしたら、やっぱりオタク趣味が合う人がいいんですか? 普段から仲の良いオタク仲間とか。

「オタク仲間の男友達は穢したくない(笑)。そこには手は出さないですね。上手くいかなかった時に仲間の輪が気まずくなったりするのが嫌なんです。オタクがどうこうではなく、卯水咲流を知らない人っていうのがいいかもしれません。プライベートの私を好きな人!」

――そうか。やはり卯水咲流は現実世界にいそうな『隣の熟女』ではないんですね。

「卯水咲流は仕事ですから。夢の中の人ですから。その分だけ、仕事のことを家では考えたくないんですよ。だから、大人のオモチャとか実は持ってないんです。AV動画を買うくらいじゃないですかね。それも、勉強として」

――勉強といいつつ、AVを見てムラムラしちゃうなんてことは?

「ないですね! 唯一家に仕事を持ち込むのは台本を覚える時のみ!」

――カッコイイなぁ! 改めて卯水さんって、『卯水咲流』のプロなんだなと感じました。では、最後に今後はどんな熟女になっていきたいのか、野望を教えてもらえますか?

「これからも卯水咲流であり続けるのであれば、生活感が見えない人でありたいと思ってます。それを大事にしていきたいので、もしも卯水咲流とデートしたいなんて言われても、『夢で会おうね』って答えますよ(笑)。現実感、リアルさがあまりない女でいたい。でも、皺とも上手く付き合っていって綺麗に年を取れる、そんな熟女でありたいと思います」

――ありがとうございました!

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