さて、ここからは番外編。美女優たちがスクリーンで魅せた“温泉不倫セックス”を誌上ロードショー！

　不倫映画の金字塔『失楽園』（１９９７年）での温泉濡れ場は、あまりに有名だ。　海の見える露天風呂で、人妻役の黒木瞳と中年男（役所広司）は湯けむりの中、対面座位で抱き合う。

「ンハァン、もう、他の人とはできない……だって、こんなにいいんだもん」　男にしがみついて、うっとりとつぶやく黒木。男根を味わうように、細い腰をくねらせる雌の動きが実にエロチックで、湯の表面は、さざ波が立つ。

「ううっ」　役所は彼女の小ぶりな美乳を揉み回し、懸命に射精をこらえているようだ。

「ハア、アアアッ、ハァん」　いよいよ黒木はリズミカルにバウンドし始め、上体を反らして絶頂。この瞬間のピーンと硬くとがった、薄桃色の乳首がイヤラしい。『失楽園』と同じ渡辺淳一原作の『ひとひらの雪』（85年）にも、温泉不倫シーンがある。

「人妻役の秋吉久美子（66）と建築家役の津川雅彦さんが混浴の露天風呂で……。いつ誰が来るか分からない状況下で、スリル満点の湯けむりセックスを繰り広げます」（映画ライター）

　雪見の露天風呂で、津川は秋吉の背後から抱きしめて、「しよう」と迫る。彼女は「ダメ」と拒むものの、強引に唇を奪われる。「ぁ、ンっ」

　体をのけ反らせると、推定Ｅカップの釣り鐘状の双乳があらわに。乳房は火照り、紅潮しているだけでなく、濃い紅色の乳首からは湯滴がポタポタと滴る。

「お願い。後でぇ、お部屋で。人がくるぅ」　股の間に手を差し込まれて、泣きそうな声で恥じらう秋吉の表情も悩ましい。

　津川は構わず、正面から固くなったイチモツで一気に貫く。「アアッ、ふぅうんっ！」　観念したように、簡単に挿入を許してしまう彼女。男の腰の律動にあわせて悶える秋吉の額には、ビッショリと汗の玉が浮かんでいた。

　津川は果報者だ。秋吉のみならず、“永遠の処女”こと吉永小百合とも温泉濡れ場を経験しているのだ。

「84年公開の映画『天国の駅』で吉永は初めての汚れ役（殺人犯）に挑戦。妻のいる温泉宿の経営者役の津川に迫られ、客間の和室で犯されてしまうんです」（前出の映画ライター）

★吉永小百合が唇を半開きに…★

　行燈の灯る和室。白襦じ ゅ袢ば ん姿の吉永は津川に追い詰められて、ついに、ふすまの前で捕まってしまう。

「いや、やあぁ～」　ふすまに背中をつける形で、Ｍ字開脚させられる吉永。津川はすかさず彼女の股間に手を差し込み、「いいだろ？　いいだろ？」　激しく手マン。そのたび、吉永はビクビクと反応し、「んっ……くぅッ。ハアハア、あうぅ」

　次第に吐息が荒くなる。その後、無理やり布団に戻されると、そこから後背位へ。パンパンパンと乱暴に腰を打ちつけられ、「はああん、アアアッ！」

　彼女は悶えまくりながら、ついに果ててしまうのだ。首筋まで汗をにじませ、桜色の唇を半開きにしたアクメ顔は、この世のものとは思えない美しさだった。

　温泉での“潜水クンニ”なる伝説の濡れ場があるのは、勝新太郎自ら監督を務めた『座頭市』（89年）だ。

　当時31歳の樋口可南子（61）と、月も星も見えない“暗夜”の露天風呂セックスに挑むのだが。

「男の人と入るのは初めて」　と、勝と湯につかって囁ささやく樋口。勝の演じる“市”は盲目だけに、彼女の細身の色白ボディは見えていない。

しかし、樋口がそっと、「心の中で見てるでしょ？」　と、勝の耳元で尋ねると、「むむ！　見えた！　おふくろが！」

　そう叫ぶや、勝は頭ごと湯の中に潜り、泳ぎながら、湯船で座っている彼女の股間めがけて突撃！「アア、いけないわ……」

　いきなり秘部を舐め回されながらも樋口は、うれしそうな表情でよがるのだ。

　イケナイことといえば、息子の嫁との禁断の濡れ場が話題になった『復讐するは我にあり』（79年）。

　息子の嫁役は倍賞美津子（73）で、義父役は三國連太郎。

「三國が露天風呂につかっていると、倍賞が入ってきて、何のためらいもなく、全裸に。量感あふれるムッチリ尻、さらにヤシの実を２つ並べたような豊満な完熟パイもあらわになるんです」（映画ライター）

　戸惑う三國に対して、「流しましょうか？」　と艶っぽく迫る倍賞。さらには自ら三國の手をつかみ、豊乳を揉ませるのだ。

　辛抱たまらず三國がわしづかみにすると、「アアアっ！」　彼女は妖艶に身をくねらせて「もっと」と誘う……。

　当時18歳の女優が、温泉で一糸まとわぬ姿をさらしたのが、大林宣彦監督の映画『ＨＯＵＳＥ』（77年）。

「この映画は池上季実子（61）の初主演で、そして初脱ぎでもあるんです。開始39分過ぎに、温泉風の浴室で湯船につかっていた彼女がスクッと立ち上がり、画面いっぱいに、18歳の濡れた若い果実が……！　推定Ｅカップのお椀型の美巨乳で、張りもすごい。乳首も美しいピンク色で、“処女の匂い”も漂っています」（前出の映画ライター）

　若い娘の温泉ヌード濡れ場といえば、『地獄』（79年）も忘れてはいけない。こちらは当時20歳の原田美枝子（61）が脱いでおり、「旧家にある風呂場のシーンで、カメラは原田の入浴姿を“前から後ろから”舐め回すように捉えます。推定Ｆカップのロケット乳は圧巻で、乳房を流れる湯の滴も若い肌に弾けまくっています」（前同）

　肌寒い秋の夜は、女体と湯けむりで、しっぽり温まりたいものである。