それがカメラの前の演技だとしてもふだんの癖ややり方がにじみ出るのがラブシーン。寝室の女王は誰だ？

　女優が隠したい“素の部分”が、あらわになってしまうのが濡れ場。スター女優がよがり泣いた本気ＳＥＸ映像を、最新作を含めて50本お届けしよう！

　濡れ場上手の女優を語るうえで外せないのが黒木瞳（59）。自身が２度目のメガホンを撮った映画『十二単を着た悪魔』が11月に公開予定だが、やはり彼女はカメラの後ろではなく前にいてほしい。

　彼女の初脱ぎ主演作といえば『化身』（１９８６年）。黒木ふんする銀座の高級クラブの新人ホステスとプレイボーイの文芸評論家（藤竜也）の恋愛が描かれる。

　濡れ場が多い同作だが、映画の終盤では和室で濃厚なカラミを見せている。　お尻の割れ目がよく見える状態でカメラに背を向けた黒木は、藤とクチュクチュと音を立てながらキスを交わし、騎乗位へ。顔をゆがめながら「うふん、あッ、はぁ」と吐息まじりの喘あ えぎ声を上げた彼女はフィニッシュが近づくと、「あああアァ！」と大きく叫びながら昇りつめるのだ。

「屋形船で全裸の黒木が男に執し つ拗ようにクンニされて全身を桃色に染めるシーンや、男にまたがった彼女が肉棒をつかんで自らの蜜壺に導くシーンも激エロ。黒木のテクニシャンぶりがうかがえる名場面でしたね」　と映画評論家の秋本鉄次氏も、黒木の“艶技力”を絶賛するのだ。

　当時26歳。手のひらサイズの可憐な美乳にビンビンに勃ったコーヒー豆のような乳首を大胆にさらした黒木。その後、彼女が大女優になっていったのは当然だろう。

　そんな黒木と双璧をなす濡れ場上手の女優といえば、高岡早紀（47）だろう。

　映画『female～夜の舌先』（05年）で見せた濡れ場も迫力満点だ。高岡が演じる女子工員が、海外旅行の土産に買った香炉で香をたくたびに夜な夜な淫らな夢を見る、という物語で、「男にバックでハメられた高岡が“手押し車”のような形のまま、部屋を歩き回る場面は刺激的でした。胸の露出はハミ乳止まりですが、あのフェロモンは彼女にしか出せません」（前出の秋本氏）

　劇中の彼女のよがりっぷりもハンパない。バックで突かれながら、「ああ、いいの！　すっごくいい！」と嬌声をあげた彼女は、「ね、キスして」とおねだりして男とディープキス。

「ううん、ああん」と息も絶え絶えになりながらも、「後ろからされるの、初めて」「もどかしくて、どんどんほしくなる」と淫らなセリフを口走るのだ。

「いまだ国宝レベルの真っ白な巨大メロン乳を誇る高岡。また、あの奇跡とも言える淡いピンクの乳首を全開にして、濡れ場に臨んでほしいですね」（映画ライター）

　高島礼子（56）が映画の冒頭から全裸の立ちバックを披露したのは『さまよえる脳髄』（93年）。

　高島ふんする精神科医が恋人の刑事（神田正輝）とともに連続猟奇殺人の謎に挑むサイコサスペンスで、映画が始まるやいなや、高層ホテルの一室で夜景をバックに立ちバックでイタす２人の姿が登場する。

　濃い茶色の乳首が印象的な高島の美乳が、背後からすガラス窓に押しつけられて、ひしゃげる。さらに男に背後から激しく貫かれながら、「ああッ、誰かに……見られてるかもしれない」　と、吐息まじりに呟く高島の表情がなんとも色っぽかった。

　90センチ超級の爆乳で知られるかたせ梨乃（63）の濡れ場代表作といえば、『極道の妻たち』シリーズ（86年～）。だが、映画『身も心も』（97年）の彼女も捨て難い。

　中年男女４人の性愛を描いた作品で、かたせは妻子と別居中のシナリオライター（柄本明）と不倫している人妻の役。対面座位で快感から苦しげな表情になり、くぐもった喘ぎ声をあげるかたせ。続いて、正常位になると、男の手のひらに収まりきらないデカパイが正面から大写しに。乳首は薄茶色だ。ねっとりとしたディープキスを交わしながら男に「後ろから」と命じられるままにバック姦。悲鳴にも似た嬌声と「ハアハア」という荒い息遣いが生々しかった。

「２人がクンニからシックスナインと延々と口唇プレイにふけるシーンもイヤラしかったですね。あれは、本気で舐め合っていたとしか思えない迫力がありましたよ」　と、かたせの淫技に舌を巻くのは、濡れ場ウォッチャーの下関マグロ氏だ。