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黒木瞳がねっとりと絡め合う
70年代は『赤ちょうちん』、80年代は『ひとひらの雪』という濡れ場の代表作がある秋吉久美子(65)は、映画『透光の樹』(04年)でもヌードと濡れ場を披露して気を吐いた。
秋吉ふんするヒロインが貧困を理由に、25年ぶりに再会したかつての恋人と愛人契約を結ぶ物語で、「男にキスをされ、久しぶりのセックスの快感に腰がヘナヘナと崩れ落ちてしまう秋吉の艶技には、舌を巻きました。しっかりヌードになっているのも、さすがのひと言です」(秋本氏) 感極まった秋吉が戸惑いながら「あぁ、私だけよくなってしまって」と絞り出すひと言が最高にエロい!
映画『極道の妻たち』シリーズ(86年~)で知られるかたせ梨乃(63)には、映画『身も心も』(97年)という傑作もある。
全共闘世代の中年男女4人の愛欲を描いた作品で、かたせは柄本明の愛人の人妻にふんして、全裸ファックシーンを披露している。「爆乳もあらわに男と組んず、ほぐれつするかたせの艶技は圧巻です。延々と続くシックスナイン、ディープキス、正常位→対面座位→バックと、目まぐるしく体位を変えながら昇りつめていく迫力は、成人指定になったのもむべなるかな、ですね」(前同)
過激な濡れ場に定評がある樋口可南子(61)がレズビアンに挑んだのが、映画『卍』(83年)だ。「人妻にふんした高瀬春奈と奔放な独身女の樋口のカラミは妖しさ満点。白のパンティ一つになった2人が唇を重ね、乳をまさぐり合い、パンティの上から割れ目に指を這わせる光景は生ツバもの」(映画誌記者)
そして、キステクに関しては“真打ち”と言ってもいいのが黒木瞳(59)。脱ぎ納めとなった映画『失楽園』(97年)で、彼女が見せたベロチューの生々しさは、えげつないほどだった。 黒木が演じる人妻と役所広司ふんする中年編集者がW不倫に走る物語で、海の見える露天風呂での湯中ファックや喪服の黒木の即尺シーンなど、濡れ場の見どころには事欠かないが、「情死を決意した2人が全裸で交わるシーンは鬼気迫るものがあった。役所の差し出す舌を黒木が吸い、唾液まみれの舌をねっとりと絡め合う。あのキスシーンの迫力は下手なベッドシーンも顔負けです」(秋本氏)
舌が別の生き物のようにのたうち、淫靡に絡み合う。まさに「ディープキスの教科書」(織田氏)のようなキスは、“黒木名人”ならでは。
コロナ禍が収束し、美女優のキスシーンが復活することを心から祈りたい。
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