アフターコロナ時代の「正しい」性交術とは？Ｓ○Ｘの達人成田アキラが教える！令和２年版「生涯現役」感じる体位６

　不要不急の外出を控えなければいけない現在、今まで以上に家庭において夫婦や恋人同士がともに過ごす時間が増えている。

　ならば、この「ステイホーム」を機に、もう一度パートナーとの絆を確認してみてはいかがだろうか。

　そこで男女間における実践的で多岐にわたる性愛テクニックを長年、描き続けてきた漫画家の成田アキラ氏（75）に、今だからこそ必要とされる、夫婦和合のヒントを聞いた。

「今は、夫婦や恋人の間で、自分たちの“脳感”に訴える性は何かということを改めて考えられる、またとない機会だと思います」

　成田氏の言う“脳感”とは、性的興奮を覚える脳の感性のことだ。

「戦争当時の空襲の中で防空壕にこもる男女のように、現代の我々も、いつもの日常と違う、このコロナの緊迫した状況により、脳感を開きやすくなっているんじゃないでしょうか」（前同）

　そのうえで、中高年の間で注目が集まっている“ポリネシアンセックス”は参考になると成田氏は言う。

「セックスは、何も挿入して射精することだけじゃないんです。そういう意味では、前戯や愛撫を重視するポリネシアンセックスにも通じるところがあると思います。私もセックスではピストンをガンガンするというよりも、舐めることを重視しています。舐めながら相手の反応を見て、相手の性感ポイントを探ったりするんです」

　成田氏は続けて、お互い、深い快楽が得られるセックスの体位も指南してくれた。（ページ下部参照）

「せっかく家にいるわけですから、夫婦でＡＶを見たり、ネットのエロ画像を検索することもいいかもしれませんね。そのときに男性は、女性の反応をチェックして、プレイの参考にしてみたりするということも有効でしょう。頭を使わないとダメですよ（笑）」

　そして成田氏は、セックスには、やはりコミュニケーションが重要だと、改ためて力説する。

「すでに日常の会話からセックスが始まっているわけなんです。なにげなくコーヒーを入れてあげる際でも、“今夜ヤリたい”という気持を、思いやりを持って相手に伝えることも大切だと思います。もしも、そのときは拒否されたとしても、最低３回ぐらいはトライしてもらいたいですね」

　この夏、あなたも、この「ステイホーム」で「ステイラブ」に挑戦してみてはいかがだろうか。

成田アキラ厳選！令和新時代のＳＥＸ「秘」体位

愛撫をそこそこに、「挿入射精に15分」といった短い交接では官能のトビラを開くことは到底かなわない。挿入やピストンそのものより、彼女との一体感を味わい、お互いの“脳感”を開くことが重要。そんな成田氏がオススメする体位６タイプを紹介！

１正常位

一気に加速をつけたピストンをするのではなく、最初はお互いの一体感を楽しみながら、クリトリスを刺激したり、キスや愛撫を楽しみながら、ゆっくりと挿入を楽しんでいく。

２松葉くずし

松葉くずしは正常位が変形した体位で、挿入しやすく深い挿入感が特徴。ピストンのたびに女性の太ももに男性の股間が接触し、脳感を大いに刺激する。女性への愛撫がしやすいのも、うれしい。

３対面座位

見つめ合いながらキスをし合うことができる体位。揺らぎながら男性は背中を指先で刺激し、ゆっくりと腰を動かす。ピストンを楽しみながら、ときに女性をハグし、肌の触れ合いを楽しむ。

４側位

添い寝をする要領で後ろから女性を抱きかかえながら挿入を行う。少し体をずらすことで、キスや胸への愛撫が楽にできる。挿入とピストンがしづらいが、男女の一体感を一番感じることができる体位。

５うつぶせバック

これは女性が男性に信頼を寄せているからこそ成立する体位。特に尻フェチな男性には、ヒップの豊かさを股間全体で堪能することができる。挿入よりも密着感を重視する体位。

６後ろ槍

壁を支えにして後ろから挿入。立ちバックに近い。セックスは寝てするものというマンネリを打破し、興奮を高める。挿入角度がふだんと違うので、膣内の性感が開発できる。