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現在、日本列島全域に「緊急事態宣言」が出され、風俗業界はこれまでにない打撃を受けているが、そんな中、ふつふつと「精力」を伸ばしている業態があるという。
「どうやら巷では水面下で再びスワッピングが流行し始めているようなんです。夫婦や恋人同士の愛好家はもちろんのこと、中にはパパ活や交際クラブで知り合ったカップルまで参戦して、規模の大小を問わずそこかしこでパーティーが開催されているようです」
この情報を提供してくれたのは、長年当社で性風俗の取材をしてきたベテランライター氏。
もちろんここで言うスワッピングとは、多くの中高年読者がご存知の通り言わずと知れた「夫婦交換」(パートナー交換)セックスのことだ。
ちなみに前回の「スワッピングブーム」はだいたい1960年代後半から80年代にかけて起こっている。今では信じられない話だが、その頃にはスワッピング専門誌も多数創刊された。
1971年(昭和46年)創刊の『ホームトーク』皮切りに、『交際新聞』、『スウィンガー』、『オレンジピープル』などがそれで、複数の夫婦交際メディアが絶大の人気を博していたのだ。
また、当時は一般人だけでなく芸能人や文化人などの著名人の間でもスワッピングは流行し、まさに一大ブームの様相を呈していた。
しかし、そんなスワッピングがなぜ今この時期に「復活の兆し」を見せているのだろうか。前出のベテランライター氏に聞いてみた。
「不特定多数の人との濃厚接触が禁止され、外出自粛によって男女ともに欲望のはけ口がなくなったということも去ることながら、この現象は人間が本能的に持っている『原始的な絆』への欲求の表れなのではないかと思うんです。状況が状況だけに、ただの変態の増殖と片付けるには、あまりにも軽率といえます。
そもそも日本では『村の子供はみんなの子供』という風習があり夫婦間を超えた性の繋がりはごく当たり前のことでした。また、今ではすっかり消滅した『夜這いの風習』にも同じことがいえます。
私は今回のスワッピングの高まりは、ひとつの家族単位ではどうにもならない社会的な不安に対する無意識の結束の象徴だと考えています」
確かにご近所の夫婦同士が「性的関係」で綱がっていれば、少なくとも現在社会問題になりつつある「ドメスティックバイオレンス」のような事態は避けられそうだ。
また、ベテランライター氏によると、スワッピングが流行すると今後の風俗業界も大きく変わる可能性があるという。
「まず、不特定多数の客を相手にする現在の業態から、より『会員制』を強調する風俗が増えてくることが想定されます。つまり、今後は男性だけでなくパートナーの女性も一緒に楽しめる業態の風俗が増えてくるわけです。なぜ会員制かというと男性は一元の風俗嬢でも十分楽しむことができますが、女性はそういうわけにはいかないからです。その店に安心して性を楽しめる『顔見知りの相手』がいなければ女性は心から性を謳歌することはできません。
また、風俗店の中には自分のお店の子をスワッピングパートナーとして客に短期や長期の契約で斡旋するところも出てくるかもしれませんね。そのほうが女の子を黙って待機させておくより金になりますし、教育のしがいもあります。
なによりも今回の自粛要請による風俗不況の反省から、店側も行政や不特定多数の客に頼ってはいられないということは明白です。資本力があり、信頼のおける顧客を何人持てるかが今後の風俗店の勝負どころといえるでしょう。ゆえに会員制がますます促進されていくことが考えられるのです」
実はスワッピングの先進国は日本ではなく欧米。ひと昔前には米国で毎年「世界スワッピング大会」なるものが行われていたという。
これから先、スワッピングは世界の人々を救うことはできるのか。
そして新型コロナ終息後の風俗業界はどう変わるのか。当分、この状況から目が離せない状況が続きそうだ。
文責:編集長原田
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