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中高年の性告白

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長月タケオ選「中高年の性告白」第53回 東京都在住K・Mさん(55歳)の告白【女子大生二人にもてあそばれて童貞喪失】

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長月タケオ選「中高年の性告白」第53回 東京都在住K・Mさん(55歳)の告白【女子大生二人にもてあそばれて童貞喪失】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【女子大生二人にもてあそばれて童貞喪失】

K・M 55歳 東京都在住

大学に合格したばかりの春。ゴールデンウィークを利用して旅行に出た。

わたしが入学した学校は、名前を出せば誰もが知っている有名私立校で、受験勉強の苦しさから開放された思いもあいまって、希望に満ち溢れて校門をくぐった。しかし、あこがれ続けたキャンパスのはずなのに、いざ籍をおくと、さほど楽しさや生きがいを見出すことができない。高レベルの学生が集まっていると思い込んでいたのに、周囲の連中と話をしてもノンポリで無気力。討論を吹っかけてみても軽くあしらわれるか、逆に見くだされてしまう始末だった。

わたしは脱力感にさいなまれ、五月病になってしまった。

医者のすすめもあって、わたしは1週間ほど足の向くまま気の向くまま、気楽な一人旅を楽しむことにした。人ごみを避け、カネもないので鈍行電車に乗って穴場をめぐる。海に行けば日差しを受けて波がきらめき、山に行けば新緑がまぶしい。わたしは忘れかけていた何かを思い出すような気分に浸った。

そんな旅も終わろうかという日、わたしは山陰のとある城下町にいた。連休も最終日なので人の姿も少なく、もともと歴史に興味のあるわたしは城跡を見物し、土地の高名な小説家の資料館をのぞき、地元の名物に舌鼓を打って旅情を堪能していた。

その町には城下町らしい古い家並みはもちろん、夕日がきれいなことで有名な湖もあった。夕暮れ時、わたしはぼんやりと湖畔に座って、沈んでいく太陽をながめていた。

確かに気分は少し軽くなった。思い悩んでいたことが、取るに足らないことだというのもわかった。ただ、明日からまた、退屈な日々がはじまるのかと思うと、少し気分はゆううつになる。この思いを誰か受け止めてくれないか。つまり、恋人とまでは言わない、友だちでいいから異性との交際がしたい。

いまから思えば、いろいろ偉そうな御託を並べてみても、結局はそういうことだ。かわいい女の子と楽しめれば、世の中のわずらわしいことなど、すべて払拭される。それができないばかりに、世間ずれした理論で自分を守ろうとする。

勇気や行動力のなさを、社会や環境のせいにすりかえているに過ぎない。けれど、わたしは度が過ぎるほどの真面目人間で、容姿にも自信はない。もちろん、当時は童貞。人間として、動物としての根本的な部分が解消されない以上、うっくつした気分は晴れることはない。

そんなとき、二人組みの女の子がわたしのとなりに腰かけた。見るともなしに表情をうかがうと、なかなかかわいいし歳も同じくらいだ。

「きれいね」

「うん」

「でも、明日からまた学校なんて、なんだかねぇ」

「しかたないよ。学生なんだから」

この会話で、彼女たちも大学生で、関東方面から来ているのがわかる。

「でもさ、裕子、ひどいよね」

「そうそう、出発の日になって突然」

「旅館の部屋は3人で予約したんでしょ。やっぱり3人分のおカネ、取られるのかなぁ」

「電話したけど、当日のキャンセル料は100%だって」

わたしはこの時点で、まだ宿を決めていなかった。

なんといっても気ままな一人旅。その日の予定はその時どきで決める。泊まるところがなければ、駅の待合室で野宿した。

「誰かさ、一緒に泊まってくれる人、いないかなぁ」

「できればさ、かっこいい男の子」

「わぁ、絵里って大胆」

「あら、由美だってその方がいいでしょ」

わたしは思わず挙手したくなったのをたえた。そのとき、彼女たちは初めてわたしの存在に気がついたようだった。

「あのう」

絵里と呼ばれた女の子が声をかけてきた。

「は、はい」

わたしの声は裏返る。

「土地の人ですか?」

「いいえ」

「旅行ですか?」

由美も話しかけてくる。

「はい」

「お一人で」

「そうです」

「どちらから」

「東京です」

「わあ、わたしたちと一緒だ」

「学生さんですか?」

「はい」

「どちらの?」

「W大です」

その名を聞いて、彼女たちの目の色が変わる。

「すごい、エリートなんですね」

「いえ、そんなこと……」

「どうして、お一人で?」

「いえ、まあ、その……」

わたしは、大学に入ったものの思っていたような場所ではなかったこと、滅入った気分を晴らすために旅に出たことを正直に話した。

「へえ、W大でもそうなんですか」

「わたしたちなんて、バカなところだからもっと最悪」

「どちらの学校ですか」

「やだ、恥ずかしい」

「笑われるからいやです」

「笑ったりしませんよ」

「ホント、ですか?」

「はい」

「S女子大です」

わたしは返答に困る。さすがに声をあげて笑うことはなかったが、W大とは格段の差がある。

「ほら、バカにした」

「そんなことないですよ」

「W大にも、わたしたちみたいな女の子いますか?」

「いや、ウチの大学に、あなたたちみたいな美人はいません」

思い切った言葉だった。しかしそれが幸いし、彼女たちはより親しく話しかけてくれた。

そのうち日が暮れ、あたりに墨汁を溶かしたような闇がひろがりはじめた。

「あ、もうこんな時間」

「旅館に帰らなきゃ」

「そうですね」

「今夜はどこにお泊りですか?」

「いや、宿はまだ」

そのとき、絵里の目が若干妖しく光る。

「よかったら一緒に泊まりませんか?」

わたしは驚いた。彼女たちは顔を見合わせほほ笑んでいる。

「い、いい、んですか」

「困ってたんです、わたしたちも」

「W大の人なら安心だし」

過酷な受験戦争をくぐり抜けてよかった。わたしは初めて、あの苦しい日々に感謝したのであった。

宿について荷物をおき、わたしたちは風呂に入った。もちろん、別々だ。

夕餉の時間になり3人が膳を囲んで箸を運ぶ。そのうち酒も回り、わたしは緊張の糸がほぐれてじっくりと彼女たちを観察することができた。

絵里は小柄で豊満な身体つきをしている。胸のふくらみも大きく、どちらかというと愛嬌のあるタイプだ。由美は細身で背が高く、表情も日本的な美人。

腹いっぱい食べ、かなり酒も飲み、長旅の疲れもあってわたしはいつの間にかうとうとしてしまった。そしてどれくらいの時間が過ぎたであろう。みょうな感触に気がつくと、わたしは布団の上に寝かされ、しかも全裸であった。

明かりは消されている。目を凝らすと、足もとでうごめく二つの身体。もちろん絵里と由美だ。彼女たちも一糸まとわぬ姿になり、わたしの股間をいじくっている。

「あら、お目ざめ?」

「W大君のオチンチン、どんなのかな? と思って」

「エリートさんのオチンチンも、普通の人と変わらないのね」

「でも、固くて大きい」

「ふふふ、舐めちゃお」

まず、絵里がふくんだ。わたしはぬるっとした湿潤感に悶絶してしまう。

「じゃあ、わたしは舐めてもらおっと」

由美がわたしの顔面に乳房を押し当てた。

絵里の動きは激しくなり、舌が絡まり、吸引を強める。由美はわたしに乳房を吸わせながら、手を陰部に導いていく。

「ううん、うん、ふぅうん、うん」

頭を揺さぶって抜き差しを繰り返す絵里。わたしは我慢の限界をおぼえ、そのまま射精してしまう。

「今度はわたしの番よ」

絵里と交代して由美が咥えた。絵里は由美と交代し、わたしに乳房をあたえ、陰部をまさぐらせる。一度射精しているので、由美の口技ではなかなか達しなかった。それでもぬるぬるした快感は同じだ。

「うんんんん、もう、わたし、我慢できない」

「あ、由美、抜けがけ」

「いいじゃない、すぐにかわってあげるから」

「しかたないわね、じゃあ、わたしは舐めてもらおっと」

由美がわたしにまたがり、自分で迎え入れる。絵里もわたしの顔面にまたがり、陰部を舐るようにうながす。あお向けの状態のわたしの上で、二人の女の子が向かい合い、一人は挿入を、もう一人はしゃぶりつきを楽しんでいる。

「やああん、すごい、奥に当たる!」

「うん、そこ、そこよ、もっと、もっとぉ!」

嬌声が部屋中にひびきわたる。わたしは夢の中にいるような錯覚におちいりながら、二人から玩弄を受け続けたのだった。

朝が来て、ようやくコトは終わりを告げた。へとへとになった3人は、青白い光の中でぐったりと横たわっていた。

わたしの吐き出した精液は、彼女たちの口や肌に染み込んでいる。少しは内部にもそそぎ込まれているかもしれない。汗と、唾液と、精液、愛液にまみれたそれぞれの身体は、ねっとりとした光沢を放っていた。

そのままわたしたちは別れ、別々の電車で帰途に着いた。列車の中で思い起こすと、わたしは都合10回も射精したことに気づいた。いまから思うと、よくやったものだと思うが、それほどに彼女たちは淫靡な魅力をたたえていたのかもしれない。

東京に戻ってから、ふたたび出会うことはなかった。けれどわたしは童貞を失ったことで、少しは将来に対する希望を持てた。自信がついたのも理由のひとつかもしれない。

人間なんて、しょせん本能の生き物だ。難しいことを考えるよりも、思うがままに突き進んだほうがいい。そう思うようになった。きっかけをあたえてもらった彼女たちには、いまでも感謝している。

  • 【選者紹介】
  • 長月タケオ(ながつきたけお)
  • 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
  • 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
  • おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
  • 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
  • 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
  • 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
  • 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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