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中高年の性告白

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長月タケオ選「中高年の性告白」第29回 大阪府在住N・Yさん(64歳)の告白【武道館で出会った清楚で淫乱な少女】

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長月タケオ選「中高年の性告白」第29回 大阪府在住N・Yさん(64歳)の告白【武道館で出会った清楚で淫乱な少女】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【武道館で出会った清楚で淫乱な少女】

N・Y 64歳 東京都在住

1972年10月3日、レッド・ツェッペリンが来日した。初来日は71年で、2度目となるこのときも東京でのコンサート会場は武道館。チケット代はS席3000円だったと記憶している。

当時の高校3年生だったわたしはロック少年で、髪を伸ばし、エレキギターを得意げにかき鳴らしていた。高価なギターは小遣いを貯め、アルバイトをしてようやく買った。しかし、アンプを買う余裕がなく、父親のステレオにつないでヘッドフォンで音を聞くという始末。調子に乗ってヘッドフォンのプラグがはずれ、スピーカーを爆発させた苦い思い出もある。

学校はフォークファンとロックファンに分かれていた。ロックの中でもビートルズ派とストーンズ派に二分され、わたしのようにツェッペリンやディープパープルのようなハードロックマニアは少数派だった。

今も当時も余り変わりはないが、ハードロックといえば「うるさい」「汚い」「むさくるしい」の三拍子。大人連中はもちろん、女の子たちも、なかなか近寄ってはくれなかった。

さて、話を最初に戻すと、ツェッペリンはわたしが初めて目にした外タレということになる。いや、コンサート自体も初めての経験だ。前の日から興奮でなかなか眠れず、当日は開場のかなり前から一人で武道館に到着していた。

普段は毛嫌いされる長髪と穴の開いたジーパン姿だが、コンサート会場には同じような格好をした連中が集まっていた。日常、これだけのハードロックファンがどこに隠れているのだろうといぶかしくも思ったが、同好の士が集うというのは安心感を与えてくれる。

そんな時、この場所に似つかわしくない服装をした一人の少女を見つけた。

白いレースのワンピースを身につけ、髪はサラサラのロングヘアー。

バリバリパーマに厚化粧の女の子たちは彼女を異端の目で見ていたが、わたしは清楚なたたずまいと端正な表情に興味を抱いたのだった。

開場時間になって席に着くと、偶然にも彼女はとなりに座った。話しかけようかとも思ったが勇気はない。それでも気になってちらちらながめていると、偶然にも目が合った。

わたしは恥ずかしさで視線をそらせた。しかし意外なことに、彼女は自分からわたしに話しかけてくれたのだ。

「お一人ですか?」

わたしは彼女を見てうなずいた。彼女はまぶしいほどの笑顔を見せてくれる。

「ツェッペリン、お好きなんですか?」

「え、ええ、まあ」

「わたしは初めてなんです」

「何が?」

「ツェッペリンもコンサートも」

なんでも、父親の仕事の関係で、あまったチケットが手に入ったらしい。捨てるのももったいないから知り合いに譲れ、と手わたしてもらった。しかし、自分のまわりにハードロックファンはいない。

「せっかくお父さまからいただいたものでしょ。だからわたしが」

歳を聞くと、わたしと同じだという。学校を聞けば、都内でも有数のお嬢さま高校。

「どうりで、服装もしゃべり方も、ロックに似合わないはずだ」

「そうかしら。これでもおしゃれしてきたつもりなんですけど」

「ロックはさ、ほら、オレみたいにボロボロでいいんだよ。ロックはスタイルも大切だけど、ようはハートだから」

それからわたしは、知りうる限りの知識で彼女にロックを説明した。チャックベリーのこと、プレスリーのこと、ベンチャーズにビートルズ、ストーンズ、Tレックス、ドアーズ、デイビッド・ボウイなどなど。

彼女はにこやかなまま、時折、驚きや感心の表情を浮かべ、わたしの話を聞いてくれた。

やがて、開演時間となり、会場は大音響と興奮の坩堝と化した。いままでレコードでしか聴いたことのない、空気を切り裂くロバート・プラントのボーカルや夢にまで見たジミー・ペイジのギターリフが間近にせまる。わたしは立ち上がり、うろおぼえの歌詞を、これもまた頼りない英語で歌う。ときおり、かたわらに視線を移すと、彼女は椅子に座ったまま微動だにしていない。

「どうしたの? 面白くない?」

曲の合間にたずねると、やはり笑顔で首を横に振る。

時間は過ぎ、コンサートは終了した。わたしは興奮冷めやらぬ状態で会場をあとにする。もちろん、彼女もいっしょだった。

「どうだった? やっぱり趣味には合わない?」

彼女の趣味に合わない。つまり、それはわたしとも合わないことを意味している。言葉にした途端、そのことに気づいたが、もはや言いなおしはできない。

「違う……、そんなのじゃない」

明るい場所に出てきて初めて気づいたのだが、彼女の表情はコンサート前と違って上気していた。

「どうしたの? 苦しいの?」

息づかいが荒い彼女にわたしは聞く。

「ねえ」

「なに?」

「少し、休みたい」

わたしは周囲を見回した。きょろきょろそれらしき場所を求めていると、彼女はいきなりわたしの手をつかんで歩きはじめた。

「え!」

驚いたわたしだが、何がはじまるのか、どこへ行くのかという不安よりも、彼女の手の感触だけが心に引っかかる。

そのうち彼女はタクシーを止め、わたしといっしょに乗り込むと行き先を告げた。

着いたのは連れ込みホテル街だった。わたしは驚きで彼女を見た。彼女はかたくなな表情のままで入っていく。現在のように、誰とも顔を合わさずに済むシステムは、まだ整っていない。部屋に案内してくれたおばさんは、けげんな表情でわたしたちを見た。

薄暗い淫靡な部屋で、わたしは居心地の悪さを感じていた。彼女はお茶を運んできたおばさんが出て行くと、いきなりわたしに抱きついてきた。

「な、な、な……!」

「何も言わないで。黙ってわたしのしたいようにさせて」

唇が押しつけられ、わたしの手を胸に導く。息はますます荒くなり、目もとは焦点をなくし、危うい光を放っている。

わたしはベッドの上に押し倒された。馬乗りになった彼女は、あせったように服を脱ぐ。ワンピースが投げ捨てられ、ブラジャーがはずされる。あらわれた裸体を見て動揺をおぼえつつも、わたしの股間は熱くたぎりはじめた。

「よけいなことしないでいいから、わたしをメチャクチャにして」

「そ、そんなこといわれても」

「アナタ、初めて?」

わたしは正直にうなずいた。

「じゃあ、わたしが全部、シてあげる」

彼女はわたしの上着を脱がし、ジーパンをおろした。そして下着をすべてはぎ取ると、シャワーも浴びていないわたしの股間に顔を埋めはじめる。

「ん……」

いきなりしゃぶりつき、ほお張り、舌を絡めてくる彼女。ぬめりと温かさの中で、わたしの一物はぐんぐん巨大化する。彼女は髪を振り乱し、身体全体を揺らしながら抜き差しを繰り返す。

「ふぅううん、うううん、うううん」

興奮をおぼえた彼女はわたしの手を乳房に当て、揉むようにうながす。そして自分の右手は陰部へ伸びている。自分をまさぐりながらわたしに愛撫を加え続ける。わたしは我慢の限界をおぼえた。

「ダメだ、ちょっ、ちょっと!」

「うううん、ううううん、くぅうううん」

くちゅくちゅと規則正しく、いやらしい音が響いた。彼女の動きは早く激しくなり、やがてわたしは精液を全部、彼女の口に中に放ったのであった。

「あああん、もっとぉ、もっとよ」

「もっとって……」

「今度はわたしの中にちょうだい」

吐き出された精液を飲み込むと、ふたたびわたしを舐る。しなびはじめていた一物は、すぐに復活をとげる。

彼女は身体を起こしてパンティを脱いだ。薄い陰毛に覆われた裂け目が目に飛び込む。彼女はわたしにまたがり、自ら導いてくれた。わたしは初めての体験を、女性に、しかも会ったばかりの同い年の女の子にリードされて迎えたのである。

「あああ、くぅう!」

根元まで埋没すると、彼女は眉根にしわを寄せて挿入感を示した。窮屈な締まりとなめらかな液のまとわりつき。腰を揺らせば、わたしのくびれと彼女の膣襞が合わさり、やわらかだが厚みのある力で刺激を与えてくれる。

「ああああん、いい、気持ちいい!」

さほど大きくない乳房を自分で揉みながら、彼女は体を上下させ、腰を振った。わたしはおどる彼女を見て、自分も感極まるのを知った。

「やああん、だめぇ、ステキ、もう、あああん!」

2度目とはいえ、頂点はすぐに迫ってくる。彼女のほうも、高ぶりがピークに達したようだ。

「あああん、ああああん、イク、イッちゃううう!」

「お、オレも」

「いいよ、このまま、あああん、このまま」

「な、中はダメだろ」

「いいの、このまま出して、ああああん、もう、だめぇ!」

彼女は達した。わたしもドクドクと内部に注ぎ込む。満足した彼女は恥ずかしそうにわたしを見た。わたしは奇妙な感慨をおぼえながら、ホテルをあとにしたのであった。

あれから50年近くがたつ。連絡先を知りたかったが、彼女は教えてくれなかった。その後、数回、武道館にはコンサートを見に出かけたが彼女には会っていない。

彼女は本当に、あまったチケットでコンサートに来ていたのか。それとも。熱気であおられた興奮を、適当な相手で冷ます淫乱少女だったのか。いまとなっては、知るよしもない。

 


 

 

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

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