こともあろうに緊急事態宣言が延長されることになってしまいました。こうなってくると、もはや夜遊びのことをとやかく言っている場合ではありません。

　こんな矮小なコラムでも、下手に夜遊びを助長するようなことを書けば、例の議員さんたちのように日本中から吊るしあげられるに決まっているのです。

　そこで今回は予定を変更して、最近記者が発見した「他人をハッとさせる怪奇現象」について、お伝えしたいと思います。

　結論から申し上げますと、それは相手のことをフルネームで呼ぶことです。

　ことの発端はリモート会議でした。変なあだ名をつけている阿呆はさておき、画面には大体、フルネームが掲出されています。そこで記者はうっかり一人の女性を画面に書いてあるまんまのフルネームで呼んでしまったのです。

　するとどうでしょう。姓だけで呼ばれていたときには、ろくに返事もしなかったその女性が「はい！」と元気よくお返事するではありませんか。

　これは稀代なことだと他の人にもフルネームで呼びかけてみると、やはり「はい！」という気持ちいいお返事。これを怪奇現象と言わずしてなんと言いましょう。

　いいえ、間違いなく怪奇現象です。

　その後も実験を繰り返した結果、どうやら老若男女問わずして、日本人はフルネームで呼ばれると思わず「はい！」と叫んでしまう民族であることがわかりました。
　人間関係がマンネリ化している方はぜひ試してみてください。

文責：編集長原田