例年であれば年末年始は忘年会やら新年会と「毎日が酒席」が続きますが、今年はちょっと様子が違うようです。

　その証拠に記者の周囲のほとんどの中高年紳士が「できることならあまり飲み会には出たくない」などと申しております。

　おそらくこれも新型コロナの影響なのでしょうが、そこは悲しきサラリーマン。上司から「GoTo イート」を理由に誘われたら、なかなか無下に断ることができません。ここは一次会だけ顔を出して、さっさと「ドロン」するのが得策といえましょう。

　そうと決まった以上「飲まない」ことが最も肝要です。なぜなら飲むと気が大きくなって、ついつい二次会、三次会と足を運んでしまうからです。

　しかし、鬼のような上司から「ホレッ、ホレッ」とトックリを突き出されて飲まないことなど、できるのでしょうか。おそらく気の弱い紳士なら注がれるままにどんどん杯を重ねてしまうに違いありません。

　だからといって普段は飲める人間が「飲めない」というのも感じが悪いことこの上ありません。

　でも大丈夫です。ある言葉を使えば上司の「鬼酌」を上手に回避することができるのです。

　その言葉とは「意気地なし」です。

　使い方はこうです。

「いやはや、酒のほうはまったくもってして意気地なしでして。クヒヒヒヒッ」

　本来、女性から言われたらペニスが腹の中に埋まってしまいそうになるような「意気地なし」ですが、上司に対しては笑いもとれて有効です。年末に酒を控えたい方は、ぜひ使ってみてください。

文責：編集長原田