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中高年の性告白

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長月タケオ選「中高年の性告白」第04回 大阪府在住T・Yさん(62歳)の告白【大学生のわたしが家出少女と過ごした甘美な10日間】

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長月タケオ選「中高年の性告白」第04回 大阪府在住T・Yさん(62歳)の告白【大学生のわたしが家出少女と過ごした甘美な10日間】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【大学生のわたしが家出少女と過ごした甘美な10日間】

T・Y(62)大阪府在住

今から40年近く前。わたしは京都にある大学の学生でした。学校は京都のほぼ真ん中、烏丸通沿いにあり、わたしは毎夜の如く、安い居酒屋に行っては友人たちと、政治の話や思想の話に花を咲かせていました。

当時のわたしは、和歌山の実家を離れ、古いアパートに下宿していました。風呂なしの共同トイレ、共同炊事場。靴を脱いで部屋に上がる、今となっては探す方が難しい。そんなボロアパートでした。

その日もわたしはなけなしの金をはたき、いつもの店でべろんべろんになるまで泥酔してしまいました。記憶はなくなり、どうやって下宿までたどり着いたのかも覚えていません。服のまま万年床に寝転がり熟睡していたのですが、夜中に喉が渇き、水を求めて目を覚ましました。すると、自分の隣にもう一人の人間が寝転がっているのに気がつきました。

ひびの入ったガラス窓から差し込む月の明かり。浮かび上がったのは一人の少女でした。

わたしはまだ酔っているのかと頭を振り、炊事場に行って水を飲み、顔を洗いました。しかし、部屋に戻ってみると、やはり少女がすやすやと寝息を立てて横たわっています。

わたしは、店から部屋までの道程を、必死になって思い出そうとしました。しかし、アルコールに冒された脳味噌は、何も蘇らせてくれません。お互いの着衣に乱れがないことから、邪な行為には及んでいないようです。それよりも何より、20歳を過ぎているに関わらず、わたしは女性の身体というものを全く知りませんでした。

「ちょっ、ちょっと」

わたしは少女の身体を揺すってみました。しかし、反応は全くありません。諦め、腕を組み、わたしはしばらく、眠り続ける少女をじっと見つめていました。

小さな体躯に幼い顔立ち。微かに盛り上がった胸が、規則正しく上下しています。長いまつげが濡れたように煌めき、青い光の中で、それは人間とは思えないような神々しさと愛らしさを湛えていました。

春浅い季節。京都の夜はよく冷えます。わたしはとりあえず少女に薄手の布団をかぶせ、自分は毛布をかぶり、部屋の隅で膝を抱え、そのまま再び眠りに陥ってしまったのでした。

「おはようございます」

鈴を転がすような声に気づき、わたしは目を覚ましました。覚醒おぼつかない頭と二日酔いのむかつき、頭痛に苛まれながら、わたしは声の主を見上げました。そこには昨夜の少女が、不安げな表情でわたしを見下ろしています。

「顔、洗いたいんやけど、どこで?」

わたしは記憶を失っていることへの恐怖と不安を抱き、さらに、愛らしい少女がすぐ側にいる驚きを覚えつつ、洗面所の場所を教えました。

戻ってきた少女に、わたしは昨夜のことを訊ねました。少女が言うには、酔ったわたしは夜の町をうろついている彼女に声を掛け、半ば強引に部屋に連れ込んだとか。

若い男の一人暮らし。しかも小汚い安アパートに連れ込まれたとあって、最初は恐怖に怯えていた。けれど、すぐにわたしが寝込んでしまい、しかも棚に並ぶ本の種類で危ない人間じゃないと推測する。そして彼女も、そのまま隣に寝ころび、一緒になって寝入ってしまった。

少女は、そう答えてくれました。

朝になってから気付いたのですが、部屋の隅には彼女のものらしい大きなカバンが置かれていました。

「自分、ひょっとして、家出?」

詳しいことは話してくれません。ただ、彼女は兵庫県でも山深い村の出身で、夜行列車に揺られ京都の町にたどり着いた、とだけ教えてくれました。

その日から、わたしと少女の奇妙な生活は始まりました。

彼女の名前は美佐恵。歳は18。しかし、あか抜けない顔立ちや小さな身体は、中学生か高校生のような印象を与えてくれました。

それは、美佐恵との生活が始まって3日目のことでした。

朝、学校には行ったものの突然の休講で、わたしは仕方なく下宿に戻りました。以前なら友人たちと喫茶店にでも出かけ、コーヒー1杯であれこれ議論を交わすところですが、美佐恵と暮らし始めてからと言うもの、わたしは彼女と一緒にいる時間が何よりも楽しみになっていました。

「きゃ」

部屋の扉を開けたわたしの耳に、美佐恵の驚く声が飛び込んできました。彼女は正に、着替えの真っ最中だったのです。

「学校は?」

「い、いや、授業がなくなったさかい」

下着姿で胸を押さえる美佐恵を見て、わたしはムラムラとわき起こる劣情を抑えきることができませんでした。それにしても、二人の生活が始まってから、オナニーすらできない毎日です。溜まった性欲はすぐさま下半身を熱くさせ、ムクムクと股間を膨らましてしまいます。

それを見た美佐恵は、今まで見せたことのないような淫靡で妖艶な表情を浮かべ、半裸のままでわたしにすり寄って来ました。

「シたいん?」

「え?」

「ええよ、ヤっても」

わたしは耳を疑いました。それまでは本物の妹のように思っていた美佐恵が、誘惑し始めたのです。わたしは驚きながらも、期待に胸が躍りました。身体中が熱くなり、頭の中がかすみ始めます。

「ちゃんと、お礼せんとアカンて思てたから。そやけど、おカネないし。ウチにできるんは、これくらい」

遅い午前の光の中で、美佐恵はブラジャーを外し、両腕で隠します。そして、顔を背けたまま俯くと、ゆっくりと腕をひろげ始めます。現われたのは、形良く膨らんだ両の乳房。慎ましやかな盛り上がりは手のひらにすっぽり収まってしまいそうで、小さな乳首は桜色をしています。

わたしは身体の震えを堪えながら、彼女を抱きしめました。

「ウチ、ずっとここにいてエエのん?」

「うん、もちろん」

「ウチとずっと一緒にいてくれる?」

「うん」

美佐恵は嬉しそうに微笑むと、わたしを見上げ瞳を閉じました。わたしは両手で美佐恵の頬を挟み、そっと唇を重ねます。柔らかで厚ぼったい感触が伝わります。すると美佐恵はわたしの手を取って、自分の胸に誘いました。

「エエんよ、好きにして」

今まで知った何ものよりも、柔らかで滑らかな触感。わたしは我慢の限界を覚え、そのまま美佐恵を布団の上に押し倒しました。

「やん」

美佐恵は小さな声を上げましたが、決して抵抗を示すことなく、わたしのなすがままになってくれました。

わたしは何分初体験ゆえ、何をどうしていいものか分かりません。とりあえず自分も裸になり、美佐恵のパンティーも剥がします。

間近にする、薄い茂みに覆われた女の部分。肌は透き通るように白く、光沢を放っています。わたしはまず、乳房にむしゃぶりつきました。

「ああん、やん……」

艶っぽい声が、美佐恵の小さな唇から零れます。わたしは性急に、そそり立った一物を埋没させようとしました。しかし、どこにどうしていいものか分からず、美佐恵の股間をあちこち先端で探ります。

「違う、そこと違う」

美佐恵はわたしが慣れていないと知ったのか、自分でつまんで導いてくれました。

「ここ、ここに……」

あてがわれた部分は、すでに熱く潤い、ひくひく息づいているようでした。わたしは腰に力を込め、そのまま内部へと挿入を果たします。

「あ……」

ずりゅりとした感触を受け、わたしは全部を内部に沈めることができました。膣内の襞がぬるぬると絡みつき、なんて素晴らしいものなんだ、と感動を覚えてしまいました。

「うんん、動いて、ゆっくり動いて」

美佐恵に言われるまま、わたしは抽送を始めます。しかし、気分の高ぶりを抑えることができず、動きはすぐに激しく早くなってしまいます。

「あかん、うん、もっとゆっくっり、やん、ゆっくり」

美佐恵の言葉に従わず、わたしは抜き差しを早め、自分勝手に頂点を迎えてしまいました。そしてそのまま、溜まった精液を中で吐き出してしまいました。それでも美佐恵はイヤな顔を浮かべず、笑顔でこういってくれました。

「これでやっとひとつになれた。これからもずっと、シてエエからね」

それからも、幼い少女のような美佐恵とわたしの、素晴らしい日々は続きました。二人は暇さえあれば、互いを貪り続けました。

しかし、1週間が経ったある日、大家が訊ねてきて言い放ちました。

「お二人は、兄妹とは違いますやろ。ここは、優秀な大学の学生さんしか、住んでおへんえ。そないにいやらしい関係のお二人を、置いておくわけにはいかしまへん」

わたしは仕方なく、美佐恵と二人で暮らせる部屋に移ることを考えました。しかし、次の日の朝、わたしが目を覚ますと美佐恵の姿はなく、置き手紙すら残していませんでした。

自分がいることで、わたしに迷惑がかかる。美佐恵はそう考えたのでしょうか。けれど、わたしは美佐恵のことを諦めきれず、彼女の出没しそうなところを、あちこち訪ねました。河原町、木屋町、円山公園、京都御苑に京都駅。京都中のあらゆるところを探しましたが、ついに美佐恵を見つけることはできませんでした。

大学卒業後、わたしは大阪で働くようになりました。そして、つい最近、京都を訪れることがありました。昔のアパートも訊ねてみましたが、今はこぎれいなマンションになっていました。美佐恵はあのあと、どこに消えてしまったのか。今となっては確かめる術もありません。


【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

長月タケオ『誘惑する女 熟女たちの悦楽』

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