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キャッチアップ

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長
【エロ看護婦の口戯で救われた夏休み】
H・D 58歳 静岡県在住
高校1年の冬に免許を取って、しばらくは親父のカブに乗っていたが、勉強そっちのけでバイトに明け暮れ、1学期の終わりに念願の400ccのバイクを買った。
「女の子を誘って、ツーリングして。これで夏休みはバラ色だ!」
そう思ったのも束の間。初乗りで早々に転倒事故を起こし、バイクは廃車、わたしは左腕と左脚を骨折するという大ケガを負った。
「9月の新学期までは入院ですな」
医者の言葉に、わたしの気持ちは奈落の底に突き落とされる。
「まあ、命が助かっただけでも、不幸中の幸いということで」
そんな友人の言葉も、まったく慰めにならない。
どうせやつらは海へ山へとくり出し、青春を謳歌する。中には女の子と仲よくなって、晴れて童貞とオサラバするやつもいるに違いない。
そんなことを思うと、悔しくて涙が出てきそうになった。
入院生活は退屈だった。骨が折れていることを除けばまったくの健康体なので、日がな一日ベッドの上というのは苦痛以外の何ものでもない。
「あ~あ、最悪」
最初は頻繁に見舞いに来てくれた友だち連中も、次第に足が遠のきはじめる。
わたしは一人、世間から取り残された気持ちにさいなまれ、鬱屈とした日々を送るようになっていた。
そんなわたしの面倒を見てくれたのは、40歳手前のベテラン看護婦さんだった。還暦に近い今なら十分ストライクゾーンに入る年齢だが、10代半ばにとってはオバサンの範疇だ。けれど、色白でスレンダー、しかも胸もとの大きく盛り上がったスタイルは、20歳近く歳が離れていても、魅力的な女性だという認識は持っていた。
高校2年といえば、やりたい盛りの年代である。あふれ出る精力を持てあまし、処理しないとすぐに精巣がパンパンになってしまう。
さいわいにも右手の自由がきき、脚も股間にはギブスをはめられていなかったので、むき出しにすることは可能だ。だから、暇つぶしにオナニーにふけることはしょっちゅうだった。しかも、個室だったのでだれに遠慮もいらない。
わたしはほとんど一日中、それこそおぼえたばかりのサルのように、一物を握ってはしごきをくり返す。妄想をはたらかせたり、テレビのアイドルを見たり、悪友が見舞いに持ってきたグラビア雑誌をおかずに、せっせせっせとはげむ。
そんなある日、わたしはオナニーの途中に猛烈な眠気をおぼえ、自分を握り締め、射精したまま眠りにおちいってしまったのだった。
目ざめたとき、わたしはだれかが股間の辺りをぬぐっているのに気がついた。それは例のベテラン看護婦さんだった。
「ななな、なにを!」
「あら、起きたの」
看護婦さんは平然と言う。
「オチンチン、むき出しにして寝ちゃ、いくら夏でも風邪引くわよ」
病院に勤務するだけあって、こういったシチュエーションにも慣れているのだろう。看護婦さんは手際よくわたしが吐き出した精液をふき取り、寝巻きを着せると夏物の布団をかぶせる。
「でも、あなたぐらいの年ごろじゃあ、しかたないわよね」
薄ら笑いを浮かべる看護婦さん。わたしは恥ずかしさで、何もいうことができない。
「でも、汚れた手でいじくりまわすと尿道炎になるかもよ。それだけは気をつけなさい」
彼女はそういって部屋を出て行ったのだった。
そんなことがあったからといって、わたしのオナニー癖が治るわけはない。何も悪いことをしているわけじゃない、と自己弁護しながら、毎日シコシコとくり返す。吐き出したザーメンはティッシュでぬぐってゴミ箱へ。
「すごい量ね、身体、壊さない?」
その使い終わったティシュの山を見た看護婦さんは、驚きの表情でいった。
「きっとちょっとずつ出しているから、こんなにできるのね。精液っていうのはね、エクスタシーに比例して出る量が違うのよ」
「詳しいんですね」
「まあね。自分でしているだけじゃあ、気持ちよさも半減するでしょ」
「さあ、ほかを知らないもので」
「じゃあ、わたしがうんと気持ちよくしてあげる」
妖しく微笑む看護婦さん。彼女はそのまま、わたしの股間に手を伸ばすとうなだれたものを握り締めた。
「あ……」
「どう? 気持ちいい?」
冷たくてしなやかな指の感触。わたしの一物はすぐに大きくなり、彼女の手のひらで脈打ちをくり返す。
「我慢しなくていいのよ。出したくなったら出しなさい」
つぶやく看護婦さん。わたしは上下する動きに耐え切れず、そのままほとばしりを放ったのであった。
「ほら、いっぱい出た。自分でするより気持ちよかったでしょ」
「は、はい……」
「これでしばらくは大丈夫ね」
たしかに快感は自慰よりも数倍強烈で、吐き出した量も比べものにならない。しかし、かえって彼女からあたえられた心地よさが忘れられず、その後も思い返しては、何度も何度もオナニーをくり返す。
「なにこれ。全然、量が減らないじゃない」
ゴミ箱を見て、看護婦さんはいった。
「わたしの手だけじゃ不満なの?」
「そういうわけじゃないけど」
「そうねえ、じゃあ、もっと気持ちのいいことしてあげる」
艶然と微笑む彼女。期待はどんどんふくらんでいく。
わたしをむき出しにした看護婦さんは、前と同じように指でつまみ、手のひらでおおってこすりはじめた。わたしの一物はすぐに大きくなり、そり返る。すると看護婦さんは顔を近づけ、舌を伸ばして舐りはじめたのであった。
絡みつく舌の感触、温かな口腔の温度。唾液が塗り込められ、吸いつきで圧迫感が増す。最初はゆっくり舌での愛撫をくり返していた彼女は、やがて根もとまでほお張ると、激しく首を揺さぶりはじめる。
「ああ、ああ、ダメ、看護婦さん、もう……!」
「ふ、ほうう、いいのよ、口の中に出してもいいのよ」
くちゅくちゅと卑猥な音が鳴りひびく。わたしは我慢の限界をおぼえ、そのまま放出してしまったのだった。
初めて体験したフェラチオの快感は強烈で、身体中の体液がすべて吐き出されたような快感をおぼえた。空っぽになった陰嚢に、しばらく精液は充満しないだろう、とも思えた。
しかし、すぐに空の部分は粘液でいっぱいになり、しかも自分でこすったくらいでは十分な満足も快感も、射精感も得られない。
「もう、困った子ね」
正直にそのことを告げると、看護婦さんはいたずらな笑みでわたしを見て言う。
「じゃあね、きょうは」
白衣のボタンをはずし、乳房をあらわにし、わたしの手を誘う。
「触っていいのよ」
導かれるままわしづかみにし、わたしは指に力を込める。人間にこんなにもやわらかな部分があるのか、と思えるくらい柔軟で、そしてボリュームに満ちている。
「そう、舐めてもいいのよ、乳首、舐めて」
わたしの顔に胸乳をあたえる看護婦さん。彼女の手はわたしを握り、しごき続ける。
「うん、そう、あん、わたしも感じちゃう」
「看護婦さん、ボク、もう」
「出したいの? いいわよ」
そして彼女はわたしを深々と咥え、射精に導いてくれたのであった。
「ごめんなさい、セックスはできないの。その代わり、口でなら何度でも」
そういって自らわたしを慰めてくれる看護婦さん。わたしは、ほとんど毎日、彼女の口に放出し続けたのだった。
やがて、退院の日を迎え、彼女との行為も終わりを告げた。灰色になると思われた入院生活は、彼女のおかげで別の意味でバラ色だった。
この歳になっても、あの夏休みに彼女と出会えたことを感謝している。
- 【選者紹介】
- 長月タケオ(ながつきたけお)
- 1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。
- 1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。
- おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)
- 『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)
- 『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)
- 『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)
- 『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)ほか
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- 誘惑する女 熟女たちの悦楽 長月タケオ短編集
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