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中高年の性告白

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長月タケオ選「中高年の性告白」第15回 大阪府在住N・Tさん(60歳)の告白【マセた幼馴染の少女に誘われて】

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長月タケオ選「中高年の性告白」第15回 大阪府在住N・Tさん(60歳)の告白【マセた幼馴染の少女に誘われて】

このコーナーは官能小説家の長月タケオ氏が一般の中高年読者から寄せられた「性の告白」をご紹介するものです。そこにはシニアである我々同世代が共鳴する「あの頃」の時代背景があり、実体験ならではの生々しい「性の現実」があります。懐かしくも妖艶な古き良き官能の世界をご賞味頂ければ幸いです。編集長

【マセた幼馴染の少女に誘われて】

N・T・60歳・大阪府在住

母親の実家は和歌山にあり、祖母が一人で暮らしていた。幼い頃は毎年夏になると大阪から泊りがけで出かけていたが、高校生ともなると家族旅行よりも友達同士で出かけることが多くなり、次第に疎遠になっていた。

祖母の家は山の中にあった。いまは廃線となってしまった単線の鉄道が、切り立ったがけと大きな河の間を通り、ゆっくりと古びた電車が走っていた。

高校3年の夏。わたしは避暑と受験勉強を兼ねて、久しぶりに田舎を訪ねた。祖母は快く迎え入れてくれ、わたしはクーラーがなくても涼しい部屋の中で参考書片手に問題集と格闘していた。ある日、疲れを癒そうと縁側で転がっていると、庭に面した道路から一人の少女が覗き込んでいるのに気がついた。

「お久しぶり」

少女はわたしに向かって挨拶するが、その顔は記憶にない。誰だったろうかと考えあぐねていると、少女のほうから名乗ってくれた。

「ウチやん、豊子」

「ああ、トヨちゃん」

それは二つ年下の幼馴染だった。

小学生まで長い休みに入ると田舎に来ていたわたしは、近所の子どもたちともよく遊んだ。豊子は同い年の男の子の妹で、ワンパク連中といっしょになって川で泳いだり、虫取りに興じたりしていたのだ。

「入ってエエ?」

「うん」

豊子は垣根の脇の戸を開いて庭に足を踏み入れる。そして、わたしの隣に座ると、愛らしい笑みを向けてくれた。

「ホンマ、久しぶりやよ。なんで?」

「え?」

「なんで一人で来たん?」

「受験勉強」

「へえ、大学にいくんや」

「一応、そのつもり」

表情に昔の面影は残っているが、16になった豊子には少女の愛らしさと同時に、どこか大人びた雰囲気も備わっている。

「いつまでおるつもりなん?」

「あさってには帰る」

「えらい早よ帰るんやね」

「うん、田舎もエエけど、やっぱり友達のいてるとこのほうがエエし」

「なんで?」

「情報交換とかできるやん。それに、一人だけやったらダラケてくる」

そういうと、豊子は少し寂しそうな表情を浮かべた。

「そやけど、せっかく来たんやさかい、ちょっとは遊ぼらよ」

「そうやな、気分転換にエエかも」

「はならな、明日、暇?」

「暇っていうたら暇やし」

「ほな、ウチといっしょに遊ぼ」

「え?」

わたしは豊子の顔を見つめてしまう。

「明日、駅で10時」

「駅て、どこいくねん」

「市内で買い物。それと映画」

「お兄ちゃんに連れてってもらえよ」

「お兄ちゃん、大阪に就職したんやし。それともウチやったらアカン?」

豊子の表情は、いっそう寂しいものになる。

「わかった10時な」

「うん、待ってらよ」

次の日、駅前によろず屋1軒しかない駅で、わたしは豊子を待った。10時を少し過ぎた頃、大きな帽子をかぶってフリルつきのワンピースを着た豊子が現れた。

「ごめん、待った?」

「いや、いま来たとこ」

「よかった」

そのまま、電車に揺られて和歌山市内まで。食事をし、映画を見てから買い物につき合った。豊子は始終笑みを浮かべ、わたしも勉強のことをしばらく忘れていっしょの時間を楽しんだ。

時間は過ぎ、日が暮れて帰ることにした。そのとき突然夕立が降り出し、わたしたちはずぶ濡れになって駅に飛び込む。しずくをぬぐって切符を買おうとすると、いきなりアナウンスが流れてきたのだった。

「がけ崩れと川の氾濫のため運行は中止します」

「え~、そんな降ってないのに」

わたしはいう。

「ようあるんよ。この辺はあんまり降ってなかっても、山の中は大降りって」

「そやけど、どないしょう」

わたしは悩んだ。夜は深まってくる。タクシーに乗れるほど金はない。

「しょうがないやん。泊まっていこ」

「え? 泊まるって……」

「さっき、映画館の近所に旅館、あったやん」

「旅館って、あそこは……」

「アカンの?」

「アカンも何も……」

高校生のわたしでも、繁華街の隅にあった宿が、どういう目的で利用されているのかわかる。しかし、豊子はしつようにわたしを誘う。はたして泊めてくれるかどうか不安だったが、旅館のおばさんは意外とすんなり部屋に通してくれた。

落ち着かないわたしは部屋の中をうろうろ歩き、トイレの場所を確かめたり、風呂をながめたりしていた。

「落ち着きぃや。動物園のクマみたいに歩きまわらんと」

豊子はお茶を入れていう。

「そ、そやけど」

「ウチとおるのんが、そんなイヤなん?」

「そんなんちゃう。その、なんていういたらエエんか」

「電車、止まったん、みんな知ってるし、心配せえへんよ」

部屋にはすでに布団が敷かれていた。しかも、横幅の広いダブルタイプだ。わたしはあぐらをかいて豊子を見る。彼女は艶笑とも受け取れる表情を浮かべていた。

「ウチな、ホンマは好きやったんよ」

「え?」

「アンタのこと、子どものときから。そやけど、大きなったら全然、田舎に来てくれへんし」

「いや、その……」

「なあ、ウチを大阪に連れてってくれへん」

「なんで」

「イヤやねん。田舎が」

豊子はそういってシナを作り、わたしにしなだれかかってきた。

「が、学校はどうすんねん」

「働くし」

「そやけど……」

「イヤなん? これでも」

豊子はいきなりわたしを押し倒し、覆いかぶさってきた。そして、ほほを押さえて唇を重ねてくる。わたしは、動揺と唇のやわらかさからくる興奮でうろたえてしまう。

「もっとエエことしよ」

「な、なにを……」

「わかってるくせに」

豊子はそういって上半身を起し、服を脱ぎ始めた。わたしは呆然と見守るしかない。ブラジャーとパンティー姿になった豊子は、再びわたしにかぶさる。そして、シャツを脱がしズボンをおろすと、もう一度、唇を重ねてくる。

「しよ。な、エエやろ」

「そ、そやけど」

「初めてなん?」

「うん」

「ほな、教えちゃる」

豊子は布団にあがり、ブラジャーをはずす。現れた乳房は豊かに実り、張りつめながら艶を放っていた。

「見てらんと」

わたしの手を取ってうながす豊子。手のひらが乳房に触れ、なめらかな感触が伝わってくる。

「吸って」

ここまできたら、あとには引けない。わたしは挑んでいく。

「アカン、あせったらアカンよぉ。最初はやさしく」

乳房を揉んで乳首を吸う。わたしの一物はすでに大きくふくらみきっている。豊子はそんなわたしの手を、自分の股間に誘った。

「ここ、ここに挿れるんよ」

「う、うん」

「もっといじくって、濡らして」

わたしは湿った肉ビラをかき分け、なぞった。その拍子に、指がすっぽりと中に入る。

「あん……」

か細い喘ぎ声を上げる豊子。

「オレ、オレ、もう」

「エエよ、挿れて」

そういわれても、どこにどう突き入れればいいかわからない。あちこち探っていると、豊子がわたしを握っていざなってくれた。

「あ……」

やわらかくまと割りつく襞に、ぬるみを帯びた蜜。挿入と同時に、わたしは果てそうになる。

「ゆっくりでエエんよ。最初は」

「そ、そやけど」

「もう、なん?」

「うん」

「ほな、エエよ、出しても」

「エエんか?」

「その代わり、これ、つけて」

豊子は用意していたコンドームを取り出す。わたしは慣れない手つきで装着し、再び豊子の中へ。しかし、二、三度、腰を振っただけで射精してしまったのだった。

「初めてやもん。そやけど、2回目はウチも気持ちようしてよ」

その言葉に従い、わたしは二度、三度と豊子を抱きしめた。そのうち、疲れた二人は眠りにおちいり、気づいたときには朝になっていた。

次の日、わたしは豊子に黙って田舎を離れた。大阪に連れて行く気は毛頭なかったし、会えば夏休み中ずるずると居ついてしまいそうな自分が怖かったからだ。

それからは大阪で図書館に通い、勉強にはげんだ。豊子のことは忘れられなかったが、なによりも受験が大事、と自分に言い聞かせた。

秋が来て冬になり、2月にわたしは無事、合格した。その頃になると、豊子のことも思い出以外に記憶には残っていない。

いまは祖母も母親も他界し、田舎の家は残っていない。豊子があのあとどうなったのか。噂すら、わたしの耳には届いてはこなかった。

 


 

【選者紹介】

長月タケオ(ながつきたけお)

1962年生大阪府出身在住。1988年官能小説誌への投稿でデビュー。

1995年第1回ロリータ小説大賞(綜合図書主催)佳作受賞。

おもな著作『ひとみ煌めきの快感~美少女夢奇譚』(蒼竜社)

『病みたる性本能』(グリーンドア文庫)

『禁断の熟女』(ベストロマン文庫・共著)

『19歳に戻れない』(扶桑社・電子版)

『誘惑する女 熟女たちの悦楽』(九月堂・電子版)

ほか

長月タケオ『誘惑する女 熟女たちの悦楽』

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