――プライベートも充実しているようですが、AVでは３周年を迎えました！　４年目だともう新人枠ではないですからね。

「あはは(笑)。もう新人じゃないらしいです。中堅に入ってきた感じです」

――1～３年が新人で、３～７年が中堅で、７～10年がベテランで、10年以上がレジェンドです。この１年間で新しい経験はしましたか？

「作品ではギャル作品の『陽ギャルだけど性知識ゼロでエロにウブな幼馴染（ほぼ処女）と、セックスの練習をすることになっちゃった僕。 青空ひかり』をおすすめします」

――ギャルの姿はしたことがなかったですか？

「したことはないです。メイクも普段より濃くて、付けまつげもしました。制服は着たことがあるんですけど、カーディガンを着て、ルーズソックスを穿くことはなかったので、こういう作品は好きだなって思えるようになりました」

――ギャルの姿をすると心境の変化もありますか？

「青空ひかりは残しつつも、イメージはギャルを演じたので私の色は出せたんじゃないかと思います。処女のギャルなので初心感を出しました」

――それは難しい設定ですね。どういう工夫をしましたか？

「男の人に急にガッと触らないとか、ちょっとおどおどしたりとかしたんですけど、ギャル独特の性格が強めな部分も出して、自分でイメージしたギャルはできました」

――ギャル姿は必見です。あとは最近流行りの男性と1日過ごす系の作品も出ましたね。

「素の感じを出しましたけど、演じている私はすごく難しかったです」

――どこが難しかったですか？

「例えばソファーに座る時、『ソファーに座ろうよ』ってドラマ作品は言いがちじゃないですか」

――状況説明ですね(笑)。

「でも、プライベートでは『ソファーに座りましょう』とは言わないから、作品の中でプライベート感を出すことがめちゃめちゃ難しかったです」

――確かに状況説明は時と場合により不自然になります。

「あと、私が苦手なイチャイチャ系だったから、どうすれば男性が悦ぶのかを考えながら演じたので、あの作品は大変でした」

――AVでよく「素を出せ」って言われますけど、その「素」も実は素ではないですからね。

「そうなんです。あと恥ずかしかったのが本物のコンビニに行ってGOPROカメラでキスをするシーンを自分で撮るんです。夜中でしたけど結構、人がいたんです。だから、どうしていいのか分からなくなったんですけど、そのシーンは頑張りました」

――実はそこまで人前でイチャイチャしているカップルっていないですからね。

「だから、すごく難しい作品でした」

――終電前の改札には何故かたくさんイチャついているカップルはいますけど(笑)。

「ははは(笑)。確かにいる！」

――あれは周りから見られている快感もあるので「素」ではないんですよね。

「そこでイチャイチャしているから興奮するんでしょうね」

――そうなんですよ。他にも思い出深い作品はありますか？

「いつも明るい妹系が多かったので、若妻系を初めて演じたことが新鮮でした」

――最近発売された『『結婚直前に気づいてしまった。自分が性欲旺盛でSEX好きだった事に…。』最後の独身時期にSNSで知り合った男と次々に飽きるほど浮気しまくってセックスしまくった。 青空ひかり』が若妻の役ですね。

「旦那さんがいるのに他の男性とそういう関係になり興奮してしまうことが実際にないから想像で演じました(笑)」

――人妻になりきる研究はしましたか？

「お姉さん系の表情をしました」

――難しいことを言いますね(笑)。

「そうなんです。難しいんです」

――具体的にはどういうことですか？

「『いひ～』って笑うのではなくて、クールに微笑むことをイメージしました。この作品もファンは新鮮だったんじゃないかと思います」

――ファンからの評判はどうでしたか？

「まだ聞いていないので、ぜひ、聞かせてください」

――これから若妻系は多くなるんじゃないですか？

「ちょっと楽しみです」