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【タクシードライバーの「破廉恥」乗務日誌】第22回「過去のトラウマ」

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【タクシードライバーの「破廉恥」乗務日誌】第22回「過去のトラウマ」

このコーナーは週刊大衆ベテラン記者の柚月怜氏が、街のタクシー運転手さんに乗客の破廉恥な行状をお伺いしたものです。タクシー運転手さんといえば、世の中で一番「街の事情に詳しい方々」といっても過言ではありません。新聞やテレビでは決して報じられない一般人たちの「ハシタナイ素顔」に腰を抜かしていただければ幸いです。なぜなら、この報告書には「真実」しかないのですから。

編集長
【被害ドライバー】
小林俊和さん(仮名=50歳)。タクシー運転手歴8年、それ以前は警備会社に勤務していたが、40代前半で転職。バツイチ、一人暮らし。最近興味があるのは「AI婚活」。好きな女優は、吉田羊。

【過去のトラウマ】

「離婚してから、ずっと彼女もいませんし、クリスマスだって一人。正直、寂しさを抱えていました」

小林さんは1年前の冬、30歳前後のOLを乗せたことがあった。

「場所は銀座でした。夜0時過ぎで結構、遅い時間でしたね。結婚式の二次会帰りのようで、綺麗なワンピースを着たお嬢さんで……おっ、可愛いなと思いました」

行先は渋谷方面。乗ってきた時はお酒に酔っている感じがあったものの、さほど危険な匂いはしなかったという。

ところが、しばらくすると、後部座席から「んふぅ~」「はぁん」と妙に甘い吐息が聞こえてきた。

「ルームミラーを見ると、背もたれにどっかりともたれて、窓の外をボーッと眺めながら、胸のあたりを手で押さえていらっしゃいました。もしかして、気持ち悪いのでは? と心配になり、『大丈夫ですか?』と声をかけたんです」

女性はちらりと小林さんのほうに視線を向けた後、

「ええ……気持ち悪いとかじゃないんですけど、お酒を飲みすぎたみたいで。ちょっと体が火照ってしまって。あふぅ~」

妙に艶っぽい口調で囁いてきたという。

「ドキッとしました。勝手な想像ながら、誘惑されているような気分にもなりましたよ。ただ、それと同時に、変な気は起こすな、と自分に言い聞かせていましたね」(小林さん)

動揺を悟られないように安全運転を心がけていたという小林さん。しかし、女性はその後も、たびたび、変な妄想が膨らむ生々しい吐息を漏らし続け、ついには……。

「アァ……体が熱い……運転手さん、ちょっとどこかで停めて」

後部座席にベッド代わりに寝ころんで、そう囁いてきたというのだから、小林さんは何度も生唾を飲んだ。

「とりあえず住宅街の中にある公園の傍に停めました。その時間は人の気配もほとんどなく、ひっそりと静まり返っていて、妖しいといえば妖しい雰囲気の場所でしたね」

停車させると、小林さんは後ろのお嬢さんに「大丈夫ですか?」ともう一度声をかけた。

「ううん、大丈夫じゃない……ハア、ねえ、運転手さん。私、お酒を飲むと、なんか変な気分になっちゃうんですよね。今日、友達の結婚式で幸せな二人を見たせいかも」

そんなことを言いつつ、まさに誘うように、ワンピースのスカート部分をはらりとまくり、色白の太ももを露出させてきたという。

小林さんはどう対応していいか分からず、ドギマギするばかり。

「明らかに誘われていると思いました。ほかの運転手からも、タクシードライバーを誘ってくる酔っぱらった女性入ると聞いていたので、ついに自分にも巡ってきたのか、と……」(小林さん)

離婚後は女日照りとあって、小林さんの股間は年甲斐もなく、パンパンに膨張していたそうだ。

さらに女性は寝転んだまま、モゾモゾと体をくねらせて、

「私なんて、クリスマスも一人なんですよ……寂しい。誰かに温めてもらいたい」

と、小林さんに熱っぽい視線を送ってきた。

「さすがに迷いました。お客様にそのようなことをしては絶対にいけないと分かっていますが、マグマのように欲望が高まってきて……自分でいうのもなんですが、ものすごくギラギラとした目になっていたと思います」(小林さん)

どうするべきか葛藤している中、女性は手に持っていたスマホを落とした。

「あっ……落ちちゃった~。ねえ、運転手さん、拾って~」

甘い声で言われて、小林さんの理性はますます崩壊した。

「スマホは助手席の下に落ちていました。だから、僕はいったん、運転席を出て、後部座席のドアを開けたんです。当然、その時、女性との距離も一気に近くなります。何かあるのでは……と期待したのは事実です」

後部座席のドアを開けて、とりあえず助手席の下を探る。スマホを掴み、彼女に返しつつ、目を見つめようと思った。ドキドキの瞬間だ。

ところが、

「!!……ありがとうございます」

急に女性客は素に戻った顔で受け取り、素早くきっちりと座り直したという。

「拍子抜けしましたよ。ほんと、一瞬で酔いが醒めたように元に戻られたので……何があったのかと思いました。で、結局、彼女とは何もなく、そのままお送りしました」

後日、このことを気心の知れた同僚に打ち明けたところ、

「そりゃあ、お前。ドアを開けた時、車内が明るくなるだろ。その女性はお前の脂ギッシュな顔をまともに見てようやく、『こりゃ、無理だ』と思ったんじゃねえか」

と、推理。

小林さんは意気消沈の顔で言う。

「その通りかもしれません。実際、僕は若い頃、合コンで出会った泥酔女性を自分のマンションに誘うところまで成功したんです。ところが、エレベーターに乗ったところで、『あ~、やっぱり帰るわ』と言われたことが……あれも明るいところで顔を見たからだと思います」

ネガティブな結論に至っているが、何にせよ、女性客と問題を起こさなかったことを良しと考えるより他はない。

取材&記事:柚月怜(ゆづきれい)
20代の頃より「週刊大衆」の記者として、街の妖しい噂やエロスポットを中心に取材。官能作家として、著書『惑わせ天使』(双葉社刊)もある。
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