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このコーナーは週刊大衆ベテラン記者の柚月怜氏が、街のタクシー運転手さんに乗客の破廉恥な行状をお伺いしたものです。タクシー運転手さんといえば、世の中で一番「街の事情に詳しい方々」といっても過言ではありません。新聞やテレビでは決して報じられない一般人たちの「ハシタナイ素顔」に腰を抜かしていただければ幸いです。なぜなら、この報告書には「真実」しかないのですから。
編集長
- 【被害ドライバー】
- 野垣慎一さん(44歳=仮名)。タクシー運転手歴17年、主な勤務地は池袋と新宿。元妻との間には5歳の男児がおり、月に1回、息子と会えるのが唯一の楽しみ。好きな女優は深田恭子。
【奔放すぎるイマドキの女子大生】
「なんかね、ゾッとしたと同時に、イマドキの女の子は奔放だなぁと思いました」
野垣さんが新宿でギャル2人組を乗せた時のエピソードだ。
「2人とも女子大生ぐらいかな。20歳前後だと思います。終電も終わった時間帯だったので、午前1時過ぎでしたね」
2人は酒を飲んでおり、終始、BLゲームの話で盛り上がっていたという。
「自分はよく知らないんですけど、女性向けのエッチなゲームなんですかね? 見た目は普通の女の子なのに、結構際どい話をしていて……」
そのうち、1人の女の子が彼氏の話をし始めた。
「実はこの前さ、●●君(彼氏の名前)に女装させたの」
「マジで? ああ、でも、M男だったもんね」
「そう。いつも私がしてあげるほうだから……●●君が仰向けで寝ている時、私のパンツを履かせてやったの」
「ギャハハ」
「そしたら、『やめろよ~』とか言いながらも脱ごうとしないからさ。そのまま、パンツの上から触ってやったら、濡れてくるの」
「……なんか、エロいね、それ」
酔っているとはいえ、こうしたおぞましいプレイ内容をタクシー車内でぶちまけ始めたのだ。
彼氏に女物のパンツを履かせた女の子は、さらに恐ろしいことを言いだした。
「逆に私が彼氏のパンツを履いてやってさ。それで、上に跨って、股間を擦り合わせたの」
めくるめくような倒錯の世界を想像してしまって、野垣さんは運転をしながらも、ひとり焦っていたという。
「すごいなあ、それ。彼氏はそれで感じていたの?」
「もう凄かった。女の子みたいにアンアン喘ぎ始めて。可愛かった」
「可愛いの? だって、あんたの彼氏、もう55歳でしょ?」
彼氏の年齢を聞いた途端、野垣さんは思わず「えええーーっ」と叫んでしまったという。
「つい大きな声を出してしまって。そしたら女の子2人も私の驚きように大笑い。『運転手さん、こっそり聞き耳を立てていたんだ~』とか『運転手さんも、結構M男っぽいよね』とか、弄られる始末。いやあ、あの時はほんと、久しぶりに恥ずかしい体験をしました」
困ったような顔をしつつも、野垣さんはまんざらでもない様子だった。
- 取材&記事:柚月怜(ゆづきれい)
- 20代の頃より「週刊大衆」の記者として、街の妖しい噂やエロスポットを中心に取材。官能作家として、著書『惑わせ天使』(双葉社刊)もある。
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